安城市の複合娯楽施設「安城コロナワールド」にあるシネマコンプレックスで、リュック・ベッソン監督のアクション映画『ドッグマン』を観た。同シネマでは「重低音×振動シアター」大きく宣伝しているが、たまたまドッグマンがこの設備をそなえスクリーンで上映されていた。このため、安城コロナワールドで観るのをためらったが、岡崎まで行くのも面倒なので、多少の揺れは覚悟して入館した。しかし、映画自体のせいなのか、宣伝ポスターのように座席が大きく揺れるということはなかった。これにはびっくり。
ドッグマンは『レオン』から30年、実際の事件に着想を得て脚本・監督を手がけたバイオレンスアクション映画。フランス映画であるが、舞台はアメリカのニュージャージー州で、全員が英語で会話している。主演はテキサス州出身のケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。『ゲット・アウト』、『スリー・ビルボード』などに出演した演技派というのが、日本ではあまり馴染みがない。出演者では圧倒的に存在感を示しているのが犬たち。カタログにはミッキー、ドアマン、ポリー、モビー、ゴージャスといった愛称付きで主人公の犬たちが紹介されている。
週刊文春のシネマチャートでは、5星1人、4星2人、3星3人とかなりバラけた評価。このうち4星を付けた女優の洞口依子さんの書き込み、「犬と女装とシェクスピアを愛する事。愛を知り、愛する人への愛捧げる瞬間が泣ける。ケイレブ最高 ! このベッソン好き !」安城コロナワールドでは日曜にも関わらず座席は空きだらけだったが、家族連れやアベック中心に観客にはちょっと難しいバイオレンスアクション映画と言える。どことなくレオンに似た雰囲気、ストーリー展開もあったような気がするが。
重低音で振動する座席?? |