2023年4月28日金曜日

高浜市立図書館が閉館、かわら美術館に図書館機能

 1979年(昭和54年)4月11日に開館した高浜市立図書館は、鉄筋コンクリート2階建てのレンガ色の図書館として親しまれていたが、老朽化によって3月31日に閉館した。残念ながら高浜市は資金のかかる建て直しは計画しておらず、既存施設の中に図書館機能を複合化して省力化を図ることになった。図書館機能を加えるのはかわら美術館と名鉄三河高浜駅前のいきいき広場で、いずれも7月22日から本格的なオープンを予定している。

 新しい複合化図書館は「高浜市やきものの里かわら美術館・図書館」が正式名称で、かわら美術館の方を本館、サブ施設を「いきいき広場・図書情報スペース」として運用する。本館では、2階にあった陶芸創作教室を閉鎖して開架式書庫「ライブラリー ほんの森」に改造し、近くに閉架式書庫も設ける。ライブラリーの面積は書庫も含めて280平方メートル、書庫在庫6千冊も含め約2万冊を在庫する。一般図書を中心に郷土資料、雑誌・新聞なども揃え、展示会などとタイアップした特集コーナーも計画している。

 いきいき広場・図書情報スペースは “としょぴあ” が愛称で、2階100平方メートルに一般図書コーナー(健康や医療などのテーマで2800冊)、3階175平方メートルにこどもと暮らしの本コーナー(6000冊)を設置。また、2階には30席を配置した学習コーナーを設置、中高生向けの書籍800冊も揃え、進学・資格に関するパンフレットなども設置する予定。こどもと暮らしの本コーナーでは、読み聞かせなどのイベントも行うという。

閉館した高浜市立図書館

図書館機能を加えるかわら美術館
2階の陶芸創作教室をライブラリーに

 かわら美術館・図書館の運営にあたっては、昨年10月に乃村工藝社、図書館流通センター中部支店、NTTファシリティーズ東海支店で構成する共同事業体を指定業者に選定したという。市立図書館の蔵書数は約20万冊と言われていたが、かわら美術館・図書館の資料では本館の在庫が2万冊、としょぴあが1万冊弱となり、何と以前の15%の蔵書数にしかならない。西三河では従来も最も小さい図書館だったが、複合化でさらに大幅な小型化となるようだ。

 特に気になるのは、かわら美術館・図書館本館に閲覧席が設置されるのか、3月に発行されたリーフレットに明記されていないこと。ゆっくり座席で読書するスペースがないような図書館は図書館と言えないので、きっとオープンすればどこかに設けられるのだろう。





2023年4月25日火曜日

安城市議選で女性8人当選、4千6百票でトップも女性新人

 

 地方統一選後半戦が4月23日に投開票され、38人が立候補した安城市議選の当選者28人も決定した。当選したのは現職18人、新人10人で、政党別では公明3人、自民1人、維新1人、共産1人となり、参政、れいわ、減税の立候補者は落選した。やはり町内会など地域の推薦を得て立候補しないと、安城市で戦うのは難しいようだ。しかし、そういう保守的地域でも変化があり、女性の当選者が2人増えて8人になり、しかもトップ当選したのは無所属女性新人だった。

 安城市が発表した市議選の集計結果によると、トップ当選したのは4千683票の野場華世氏で、唯一4千票台を獲得した。何と僅差で当選した田中直樹氏とは3千票強の開きがある。この野場氏に続いたのが同じ女性新人の沓名美由紀氏で、3千661票を獲得した。両氏とも無所属だが、沓名氏はアイシン労働組合に所属し連合愛知の推薦を得ている。3番目の票数を獲得した現職の守口晶守氏も連合愛知の推薦を受けるアイシンの元社員で、労働組合推薦の候補者が安城市の選挙に強いことを改めて認識した。

 中日新聞よると、今回の統一地方選では、市議選には1699人、町村議選には671人の女性がそれぞれ立候補した。全候補者に占める女性の割合は市議選が20.6%、町村議選が14.7%で、いずれも過去最高の水準となった。中部6県で市議会別の女性当選者の比率は、愛知県日進市(定数20)が5割と最も高く、同県岩倉市(定数15)も4割に達したという。また愛知県では長久手市(定数18)も38.9%と高く、安城市は28.6%で高浜市と同じ比率となっている。
 
 安城市議選でトップ当選の野場華世氏は安城市出身の41歳2児の母で、早稲田大学経済学部卒業後にNHKと日経新聞で記者生活をしていたという。届出用紙によると現在の住まいは東栄町で、野場は旧姓のようだ。卒業したのは安城市立東山中学校、愛知県立岡崎高校。東栄町、今本町、今池町、住吉町、篠目町といった安城市北部地区を地盤に選挙活動を行ったという。子どもの夢プロジェクト、子育て環境の充実、高齢・福祉・生きがいづくりと共に、「北部地域の発展と美しいまちづくり」も選挙公約に掲げた。







2023年4月23日日曜日

愛知県の市会議員報酬に格差、安城市は月48万円

 


 全国の市区町村議会に朝日新聞がアンケート調査、1月時点の議員報酬がどうなっているか探り、4月21日付の三河版に愛知県内の市町村議会の月額議員報酬を一覧表にして掲載した。それによると最も高いのは名古屋市の84万7千円で、最も低いのは豊根村の15万9千円で、何と5倍以上の開きがある。記事では「超村する議員」と言われるほど低い大治町議の報酬(29万5千円)に触れて、「入庁から10年未満の役場職員並みだという。大治町では政務活動費や議会出席の交通費などの費用弁償もない」と書いている。

 西三河地方の市議会月額議員報酬は、豊田市が64万2千円、岡崎市が61万4千円、刈谷市が48万7千円、安城市が48万円、西尾市が45万5千円、碧南市が44万8千円、知立市が40万5千円、高浜市が36万1千円。このうち高浜市の報酬は愛知県の市議では最も低く、豊田市議と比べると28万1千円も低い。同市は今回の市議選で定数を2人削減したが、その理由の一つとして「なり手不足が挙げられていた」と中日新聞。やはり、報酬が低いことが議員のなり手不足につかがっているかもしれない。

 安城市の月額議員報酬は48万円と豊田市、岡崎市より低いが、西尾市、碧南市、知立市などよりかなり高い。単純に年額にすると576万円になり、政務活動費36万円(会派に属さない議員)を加えると600万円を超える。しかし、ちょっと秘書を雇うのは無理そうな金額なので、1人で地道に政治活動するしかないと思われる。

2023年4月19日水曜日

ローソンで愛知県限定のコーヒーサブスク

 

 

 ローソンが愛知県の店舗限定で、4月4日から店内淹れたてコーヒーのサブスクリプションサービスを開始した。さっそく安城市内ではなく、隣接する碧南市の碧南相生三丁目店で利用権を購入してみた。同店は昨年8月に“LAWSONマチの本屋さん”として営業を開始した書籍売り場併設ローソンで、日販と提携しているだけあり面出し陳列で村上春樹の新刊も並べていた。

 コーヒーのサブスクサービスは、110円(税込)のマチカフェコーヒーS(アイス/ホット)1カ月分(1日1杯)を1500円で購入できるもので、サービス名は「マチカフェプライム」。毎日1日1杯飲むと1カ月で3300円かかるので、1800円も得になる。利用できるのは店内淹れたてコーヒーを展開する約620店舗。利用券販売期間は6月25日までで、利用期間は4月16日から7月31日まで。すぐコーヒーが飲めるわけではなく、毎月11日~25日の利用券購入で翌月1日~月末まで飲め、毎月26日~翌月10日の利用券購入で翌月16日~翌々月15日まで飲める。

  利用方法は、① 愛知県内のローソン店舗でローソンアプリのデジタル会員証を提示して利用券を購入 ② 利用期間中、1日1回ローソンアプリに配信される当日(0時~24時)のみ利用可能なクーポンを店頭で提示してコーヒーを購入する。利用に当たっては、事前にローソンアプリとPontaカードまたはdカードとの連携が必要となる。マチカフェコーヒーS(アイス/ホット)以外の商品も差額の支払いで利用できる。

 ローソンによると、このマチカフェプライムは愛知県内に限定した実証実験。「物価高騰が続く中で、習慣的に毎日飲用される方が多いコーヒーをお得にご購入いただけるよう、本実験でご利用ニーズやサービスの仕様などの検証を行い、全国への拡大を検討してまいります」。カフェ利用者の多い愛知県の実験いかんでは全国展開はなくなるかもしれない。 

書籍売り場のあるローソン碧南相生三丁目店


2023年4月18日火曜日

高浜市議選は定員14人でわずか15人の立候補、NHK党から新人。

 

  安城市議選と同時に隣の高浜市の市議会選挙も4月16日に告示され、選挙戦がスタートした。こちらの方は定数14人(前回より2人減)のところ15人の立候補にとどまり、安城市のような激戦とはならなかった。当初は16人の立候補が予定されていたが、中日新聞によると事前審査を受けた1人が立候補を取りやめたという。立候補者のうち現職が10人で、新人が5人。

 立候補者をみると、政治団体「NHK党」から立候補している女性がおり、同党は「政治家女子48」に改名したように思うが、内部抗争の結果またNHK党が復活したのだろうか。しかも、旧党首の立花孝志氏がポスター写真に入っている。16日付中日新聞では、「政治家女子48党で立候補を予定していた女性は政治団体NHK党で立つ」と書いている。高浜市内でNHK党が支持されるかどうかで、選挙の動向は変わるような気がする。

 いずれにしても、高浜市議選では10人が落選する安城市議選と違って、落選するのは立候補者15人のうち1人だけである。

2023年4月15日土曜日

安城市議選のポスター掲示板設置、38人が立候補の予定

 

 安城市議選が4月16日に告示、23日に投開票されるが、これを前に今週初めにポスター掲示板が設置された。ポスターの枠は45あるが、4月15日付中日新聞によると立候補するのは38人になるようだ。2月22日の立候補予定者説明会には40陣営が出席、42人くらいが立候補すると噂されていたが、定員の28人をちょうど10人上回る立候補者数に落ち着いた。安城市の資料では平成31年(2019年)4月の市議選では31人が立候補し、当選率は90.3%で、わずか3人しか落選しなかった。今回は4年前の選挙とは違い、10人落選という厳しい戦いとなる。

 中日新聞によると、安城市議選の立候補者は現職20人、新人18人の合計38人。4年前は現職20人、現職1人、新人10人だったので、新人が8人も増えたことになる。地方選挙では新しい小規模政党が候補者を擁立する動きが活発化してきているというが、安城市議選でも参政党、れいわ新選組が新たに候補者を擁立するほか、河村たかし名古屋市長が代表の減税日本も新人の公認候補を発表している。さらに、日本維新の会からも新人が立候補する。

4月15日付中日新聞愛知県版

 安城市議は大半が無所属で、党に所属しているのは公明党が3人、共産党が1人、自民党が1人と少ない。無所属議員は町内会など地域の推薦を受けていることが多い。新編安城市史では、終戦直後廃止された町内会の代替組織「住民組合」の問題点として、市会議員が同組合の推薦がなければ当選が困難なことを挙げている。こういう地域根性の強化によって「市事業も総花的になって、重点施策が事実上不能になっている」と記載。1962年4月に町内会は復活したが、住民組合の持つ地域社会第一の封建制と慣習は根本的に解決されることなく放置された。

 ポスター掲示板にポスターが張り出されるのは告示日の4月16日で、各陣営の後援会スタッフは手分けして市内全域に設置されている掲示板を回ることになっている。また、当日の朝に後援会関係者を集めて大規模な出発式を行うところもあり、中にはブラジル仕込みのサンバチームを招いて盛り上げようとしている陣営もある。

選挙運動が始まった16日午後1時の農村部掲示板は6枠空き
16日午後4時半の農村部掲示板は4枠空き
17日午後4時半の農村部掲示板は空きが1つに
19日午前8時45分には農村部ポスター掲示板の空きはゼロ


2023年4月13日木曜日

西三河最大の古本屋「西尾書店」が閉店セール

 

40%オフの閉店セールをスタート

 西三河最大規模の古本屋として知られる西尾市の「西尾書店」が閉店を発表、4月4日から「ほぼ全品40%オフセール」をスタートした。同店は地元「安藤書房」の支店として2003年8月に国道23号線小島江原IC近くの県道沿いに出店、元酒屋店(ネットの書き込み情報)だったという店舗をそのまま利用して、商店街にあった従来店より格段に広い売り場の古本屋をつくり上げた。その売り場ではコミック、雑誌から郷土資料、稀覯本まで揃えた古本を中心に、CD、レコード盤、DVD、ゲーム関連も含めた幅広い品揃えを行っていた。

 ほぼ全品40%オフの閉店セールでは、ネット出品中の商品や100円以下の商品は対象外になる。また、セールの期間ははっきり決まっていないようだが、4月末までは行う予定という。買い取りについては、「閉店に付き、一部を除いてお断りさせて頂いています」と入り口に張り紙を掲示している。今のところ閉店をまだ知らない人が多いためか、平日の来店客はまばらといった状況で、棚の在庫も豊富に並んでいる。

県道沿いで地域一の広い売り場を誇る西尾書店

 閉店以降についての張り紙も入り口に掲示されており、「移転のお知らせ」として「新店舗にて5月はじめごろに営業を開始します。ネット専門店ではございますが小売もいたします。ご来店をお待ち申し上げます」と書いている。店名は「安藤書房錦城店」で、法人名の方を使い、屋号の西尾書店は止める。新店舗は名鉄西尾駅から西尾市歴史公園に向かう通り沿いにあり、すでにインターネット専門店と看板を掲げた倉庫のような建物はできている。目の前が本町バス停で、隣では抹茶ラボ西尾伝想茶屋店が営業している。

 もちろん、新店舗の売り場面積は大幅な縮小となり、取り扱い書籍のジャンルもかなり絞り込まれるものとみられる。近くにはブックオフ西尾下町店があり、同店で大量に扱っているコミック、文庫、CD・DVDなどは取り扱いを大幅に縮小する可能性が大きい。
 安藤書店錦城店=西尾市錦城町121-2(本町バス停前)

〈訂正〉西尾書店の開店は2003年8月ではなく、2003年6月8日でした。

倉庫のように見える新店舗



 

2023年4月10日月曜日

アンフォーレ本館横にピッチFMスタジオ

  安城市御幸本町のアンフォーレ本館に3月29日、安城や刈谷、知立、碧南、高浜の碧海地域を放送エリアとするコミュニティFM「Pitch FM(ピッチエフエム)」のアンフォーレスタジオがオープンした。Pitch FMはケーブルテレビ局のキャッチネットワークが地元自治体、企業などと共同出資して設立したエフエムキャッチの運営で2003年に開局した。2016年からFMプラプラを使ってインターネット配信を開始、2019年には刈谷ハイウェイオアシスサテライトスタジオをオープンしている。

 アンフォーレスタジオはアンフォーレ本館北の歩道沿いにあり、ガラス越しに外から自由に見学ができる。4月1日からは毎週月曜、水曜、金曜の午後3時から5時まで、新番組「Break!」を生放送している。災害時には緊急情報発信も行うという。安城ホームニュースによると、3月29日のオープニング特別番組には三星安城市長がゲスト出演し、「安城の情報や魅力を発信する新たな拠点になってほしい」と語った。

 新番組「Break!」をインターネット配信で聞いてみたところ、リスナーのリクエストに応えてPOPミュージックを流すとともに、碧海地域のスポットやイベントなどを紹介していた。印象深かったのはマイスクールソングとして碧海地域にある小学校の校歌を紹介していたことで、この校歌紹介は何とレギュラーで続けるようだ。母校に校歌があったのかどうかすら記憶にない人も多いと思うが、この番組で紹介されればひょっとして思い出すかもしれない。 

一見するとスタジオとは見えない

ひと回り大きい刈谷ハイウェイオアシスのスタジオ



2023年4月7日金曜日

東海3県で全国紙の夕刊がなくなる

 

  朝日新聞は5日、5月1日から講読料を改定すると共に、愛知、岐阜、三重の東海3県の夕刊を休止すると発表した。すでに毎日新聞では2月7日に社告を出し、4月1日から東海3県の夕刊を休止した。また、読売新聞は1975年に開始した中部読売新聞時代(1988年に読売新聞に統一)から朝刊単独発行だったので、東海地方では3大全国紙の夕刊がすべて読めなくなる。ただし、同じ全国紙の日本経済新聞は北海道、東北、北陸、信越、中国・四国地方などでは朝刊だけとなっているが、東海3県の夕刊発行は継続している。

 朝日新聞の社告では、「東海3県では朝刊だけを希望される方が増えており、朝刊のみをお届けすることとしました。必要な情報はこれまで通り十分にお届けします」と、簡単に夕刊休止の理由について説明している。この社告より6日付中日新聞の報道の方がなぜか詳しい。「東海3県では朝刊のみの講読希望が増えており、夕刊のコラムなどを掲載した新たな構成の朝刊を発行するという。3県での夕刊の販売部数は4月現在で約3万9千部」。

 夕刊だけで4万部近くも発行しているなら継続してもいいと個人的には思うが、デジタル化が進む中で、毎日新聞に追随した効率化の経営判断は誰も止められなかったのかもしれない。購読者は追加料金なしで紙面ビューアーが使えるので、夕刊が読みたい時は東京版や大阪版の紙面ビューアーを開いてみるしかない。iPhoneだと文字が小さくて読みにくいが--。

2023年4月5日水曜日

大府市のTSUTAYAブックセンター名豊が閉店セール

 

 各地でTSUTAYAのFC店の撤退が相次ぐ中、知多郡東浦町のTSUTAYA東浦店が4月9日に閉店するが、同町に隣接する大府市のTSUTAYAブックセンター名豊大府店も4月16日に閉店することになった。郊外モール型商業施設のリソラ大府ショッピングテラスの1階にあり、TSUTAYA、ブックオフ、ジョイフィット・FIT365(フィットネスクラブ)などを展開する刈谷市が本社のブックセンター名豊が商業施設の開業に合わせて2008年4月に出店、TSUTAYAのレンタルを行う大型複合書店として営業を続けていた。

 同店は閉店セールを4月16日まで開催中で、数カ所ある入り口には「15年間ご愛顧賜り、ありがとうございました」と書いた看板を掲示。最終処分セールとして新品中古ゲームソフト・サプライ、新品CD・DVD・BD、文具・雑貨、イヤホンなどの音楽機器は、有人レジで会計をすると6点まで20%OFF、7点以上が50%OFFと表記。文具はすでに筆記具棚など在庫のない場所が目立ち始めており、最終週までには販売商品がなくなりかねない状況と言える。もちろん、中核商品の雑誌・書籍はセール期間中も定価販売。

 レンタルについては3月5日にすでに終了したと告知。これに伴ってレンタル落ちコミック、CD、DVD・BDの割引セールを展開。3月14日から1週間ごとに値段を下げて販売し、最終週はコミックが10円、CDが50円、DVD・BDが100円になるとしている。レンタル落ちDVD・BDは4月5日時点で300円の激安価格だったが、まだ在庫はかなり残っていた。

TSUTAYAブックセンター名豊大府店
セールで棚が空になりつつある文具売場
週ごとに値段が下がるレンタル落ちDVD

 なお、ブックセンター名豊はTSUTAYAのFC店として大府店のほか、ブックセンター名豊刈谷店、ブックセンター名豊緑店(名古屋市緑区)、ブックセンター名豊高蔵寺店(春日井市)の3店舗を営業中。このうち刈谷店は1号店で、2000年に500坪に増床したが、最近CDレンタルの取り扱いを中止したという。
リソラ大府ショッピングテラス



 

2023年4月3日月曜日

安城で最も集客の多い施設「デンパーク」は春がシーズン

  花と植物の安城産業文化公園「デンパーク」で春の花々が見ごろを迎え、5月7日まで「フラワーフェスティバル」が開催されている。特に16品種15000球というチューリップはきれいに咲き誇り、池の辺りには枝垂れ桜も開花、大温室前では大道芸パフォーマンスなども行われ、園内は子供連れの家族などでなかなか賑わっていた。1月25日から27日までの市民感謝デーでは安城市民は無料で入場できたが、屋外の植物は冬枯れのような寂しい状況だったので、やはりデンパークは花の咲き乱れる春が一番のシーズンだと実感した。

 新編安城市史によると、デンパークは市議会から「農業公園の建設についての要望書」が提出され、1992年に基本計画が作成された。「1996年に財団法人安城都市農業振興協会が設立され、翌年に事業主体が安城市、管理主体が振興協会で開園した。公園面積は13万1000㎡、事業費は140億円(うち用地費は65億円)。名称は一般公募によるが、日本デンマークの『デン』と公園の『パーク』を組み合わせたものである」。安城市は古くから日本のデンマークと呼ばれていたので、その「デン」に由来するとしている。

 デンパークの目標として安城都市農業振興協会が掲げたのは、「農業を基盤に都市住民との交流、憩いの場や地場産業の育成となる施設の整備を図ること」、「うるおいを感じられる花と緑と食の文化や情報発信の場とするとともに、新しい時代に対応した収益の高い農業について調査・研究や実践する場とすること」、「市民の高まる余暇に対する要望に応えていくとともに、市の産業の振興や活性化に貢献できる施設の整備を図ること」。

咲き誇る赤いチューリップ

黄色や白いチューリップも並ぶ

枝垂れ桜も満開

 入園者数は開園した1997年度に120万人を数えたが、翌1998年度は73年人、99年度は60万人、2000年度は56万人、01年度は59万人、02年度は54年人、03年度は53万人、04年度は49年人、05年度は42万人。「2001年にはやや持ち直したものの、年間入園者数は開園時の半分以下の、40万人台で推移している」(新偏安城市史)。最近の入園者数は2018年度が63万人、19年度が52万人、2020年度が40万人、21年度が48万人。2020年度を除けば50-60万人の入園者数で、2004、5年度の落ち込みから回復、比較的堅調に推移しているようだ。ちなみに、書籍『アンフォーレのつくり方』では、安城市内で圧倒的に集客の多い施設はデンパークと指摘している。

 なお、安城市民は無料入場券が2枚ずつ年2回配布されるので、入園者数のうち安城市民の多くは無料で入っていると思われる。この無料の安城市民は園内の賑わいをつく出す道具かもしれない。さあ道具になってみよう!

大道芸パフォーマンス


2023年4月1日土曜日

県議選安城市選挙区の選挙戦スタート

 

 3月31日に愛知県議会議員選挙が告示され、安城市選挙区のポスター掲示板に立候補者のポスターが張り出された。立候補したのは永田敦史氏(無所属)、稲垣退三氏(無所属、新政あいち推薦)、今井隆喜氏(自民党公認、公明党推薦)の3人。今井氏は当選2回の現職。永田、稲垣の両氏は新人で、いずれも安城市会議員だった。

 安城市選挙区について「現職一人と新人二人が二議席を争い、十二年ぶりの選挙戦になった」と、4月1日付の中日新聞では記載。県会議員は任期が4年なので、驚いたことに安城市選挙区では3回も無投票当選が続いていたことになる。前回は自民党現職の今井隆喜氏と新政あいちの嶋口忠弘氏が当選しており、自民党と連合系の新政あいちの候補で議席を独占し続けていたことになる。今回は、安城市長選で惜敗した元市会議員の永田敦史氏が新たに挑戦したことから、12年ぶりの選挙戦となった。

 西三河では碧南市選挙区の杉浦哲也氏(自民現2)、高浜市選挙区の柳沢英希氏(自民新)、西尾市選挙区の山田高生氏(自民現3)、藤原聖氏(無所属新)が無投票当選となった。。また、豊田市選挙区の5人(自民2、公明1、無所属2)も無投票当選となっている。岡崎市、刈谷市、知立市の3選挙区は選挙戦となるが、政党や労働組合などの組織票が見込めないと、なかなか立候補に踏み切れないようだ。

安城コロナワールドでベッソン監督『ドッグマン』を

     安城市の複合娯楽施設「安城コロナワールド」にあるシネマコンプレックスで、リュック・ベッソン監督のアクション映画『ドッグマン』を観た。同シネマでは「重低音×振動シアター」大きく宣伝しているが、たまたまドッグマンがこの設備をそなえスクリーンで上映されていた。このため、安城コ...