2023年4月13日木曜日

西三河最大の古本屋「西尾書店」が閉店セール

 

40%オフの閉店セールをスタート

 西三河最大規模の古本屋として知られる西尾市の「西尾書店」が閉店を発表、4月4日から「ほぼ全品40%オフセール」をスタートした。同店は地元「安藤書房」の支店として2003年8月に国道23号線小島江原IC近くの県道沿いに出店、元酒屋店(ネットの書き込み情報)だったという店舗をそのまま利用して、商店街にあった従来店より格段に広い売り場の古本屋をつくり上げた。その売り場ではコミック、雑誌から郷土資料、稀覯本まで揃えた古本を中心に、CD、レコード盤、DVD、ゲーム関連も含めた幅広い品揃えを行っていた。

 ほぼ全品40%オフの閉店セールでは、ネット出品中の商品や100円以下の商品は対象外になる。また、セールの期間ははっきり決まっていないようだが、4月末までは行う予定という。買い取りについては、「閉店に付き、一部を除いてお断りさせて頂いています」と入り口に張り紙を掲示している。今のところ閉店をまだ知らない人が多いためか、平日の来店客はまばらといった状況で、棚の在庫も豊富に並んでいる。

県道沿いで地域一の広い売り場を誇る西尾書店

 閉店以降についての張り紙も入り口に掲示されており、「移転のお知らせ」として「新店舗にて5月はじめごろに営業を開始します。ネット専門店ではございますが小売もいたします。ご来店をお待ち申し上げます」と書いている。店名は「安藤書房錦城店」で、法人名の方を使い、屋号の西尾書店は止める。新店舗は名鉄西尾駅から西尾市歴史公園に向かう通り沿いにあり、すでにインターネット専門店と看板を掲げた倉庫のような建物はできている。目の前が本町バス停で、隣では抹茶ラボ西尾伝想茶屋店が営業している。

 もちろん、新店舗の売り場面積は大幅な縮小となり、取り扱い書籍のジャンルもかなり絞り込まれるものとみられる。近くにはブックオフ西尾下町店があり、同店で大量に扱っているコミック、文庫、CD・DVDなどは取り扱いを大幅に縮小する可能性が大きい。
 安藤書店錦城店=西尾市錦城町121-2(本町バス停前)

〈訂正〉西尾書店の開店は2003年8月ではなく、2003年6月8日でした。

倉庫のように見える新店舗



 

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