トヨタ自動車グループのアイシン(本社刈谷市)は安城市榎前町の工業団地内に新工場を建築、JR三河安城駅前の安城工場を全面移転すると発表したが、すでに榎前町では新工場の地盤改良工事が昨年末に終わり、新工場建設が始まっている。安城工場の跡地にはスポーツ施設を建築し、運営するプロバスケットチームであるシーホース三河の本拠地として利用する計画が打ち出されている。
アイシン安城工場の移転先である榎前工業団地(西工区)は、国道23号知立バイパス和泉インターチェンジの南西地域に安城市、愛知県企業庁が造成したもの。敷地面積は約13.8ha(うち0.8haは調整池)で、建通新聞社によるとアイシンは団地内の約10万平方メートルを取得、約半分のスペースを使って新工場建屋を建設するという。工場の建屋規模などは未発表。
アイシンの発表では、アリーナ建設予定地にある安城工場は2024年9月までに榎前工業地区に移転する予定。新工場建設現場に掲示されている労災保険関係成立票によると、保険関係成立は令和5年1月10日で、事業の期間は令和5年1月10日から6年3月31日。来年3月末には工場の建屋は完成する計画で、工事現場では巨大クレーンなども稼働中で、急ピッチで建築工事が進んでいるようだ。
榎前と桜井を結ぶ幹線道路沿いに伸びるフェンス |
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