榎前町の長田川沿いに「ひまわりの里」という看板を掲げた畑があったが、今年は看板が外枠だけになり、8月に入っても麦畑が広がっているばかりだった。しかし、9月8日に訪問、周りをよく見たら、えのきこども園東の旧ひまわり畑の北側に畑が移動していた。しかもひまわりの花は満開となっていた。さらに、車道沿いには新たに「福島ひまわり里親プロジェクトを応援! 榎前町内会・安城市・安城学園高校」の巨大看板が立っていた。
9月14日付中日新聞西三河版によると、福島ひまわり里親プロジェクトは、NPO法人チームふくしま(福島市)が主導し、全国各地の有志が同法人から種を買ってひまわりを育て、収穫した種を再び福島へ送る取り組み。「現地での雇用創出や震災の風化防止につながるとされ、安城学園高校は2018年から参加している」。毎年ひまわり畑を作っている榎前町内会は、今年初めて同高校と連携してひまわりの種を植えたという。
榎前町のひまわり畑は、土壌改良、景観向上を目的に榎前町内会がブロックローテーションでひまわりなどを植えているもの。ひまわりは時期をややずらして毎年秋に花が開くように種をまいており、昨年も9月中旬に黄色い花を咲かせた。今年も7月20日前後に種をまき、一部に安城学園と連携して福島の種をまいたという。
満開となったひまわり畑 |
車道に沿って広がるひまわり畑 |
車道の反対側の畑はこれから開花 |
畑全体ではひまわりは10万本近くになるというが、果たして福島の種で育ったひまわりが何割を占めているかは不明。車道を挟んだ長田川寄りにも、まだ花が開いていないひまわり畑が広がっており、こちらにも「笑顔を届けます福島へ」のカラフルな看板が立っている。中日新聞には、「強い台風が来なければ、今月25日ごろまで花が楽しめそうだ」という榎前町内会長のコメントが載っている。
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