朝日新聞は5日、5月1日から講読料を改定すると共に、愛知、岐阜、三重の東海3県の夕刊を休止すると発表した。すでに毎日新聞では2月7日に社告を出し、4月1日から東海3県の夕刊を休止した。また、読売新聞は1975年に開始した中部読売新聞時代(1988年に読売新聞に統一)から朝刊単独発行だったので、東海地方では3大全国紙の夕刊がすべて読めなくなる。ただし、同じ全国紙の日本経済新聞は北海道、東北、北陸、信越、中国・四国地方などでは朝刊だけとなっているが、東海3県の夕刊発行は継続している。
朝日新聞の社告では、「東海3県では朝刊だけを希望される方が増えており、朝刊のみをお届けすることとしました。必要な情報はこれまで通り十分にお届けします」と、簡単に夕刊休止の理由について説明している。この社告より6日付中日新聞の報道の方がなぜか詳しい。「東海3県では朝刊のみの講読希望が増えており、夕刊のコラムなどを掲載した新たな構成の朝刊を発行するという。3県での夕刊の販売部数は4月現在で約3万9千部」。
夕刊だけで4万部近くも発行しているなら継続してもいいと個人的には思うが、デジタル化が進む中で、毎日新聞に追随した効率化の経営判断は誰も止められなかったのかもしれない。購読者は追加料金なしで紙面ビューアーが使えるので、夕刊が読みたい時は東京版や大阪版の紙面ビューアーを開いてみるしかない。iPhoneだと文字が小さくて読みにくいが--。
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