市民会館隣にある安城神社拝殿
普段は無人の広大な敷地が広がる
祭神は「国家公共につくした心霊」と、愛知県神社名鑑に記されている安城神社。境内面積は3,420坪。拝殿には靖國神社宮司による神社の書額を掲げ、市内の遺族会が建立した鳥居、石塔などを配している。入り口の由緒書の石碑によると、昭和13年12月に南明治八幡社境内に招魂社を建て、靖國神社から安城出身者の分霊を安置、同17年に現在地に遷座した。拝殿は昭和51年に翼廊と共に新築したという。
安城市の高棚町内会では、東西南北と新池の5ブロックのブロック費にこの安城神社の奉賛金(1人当たり240円)を含め、町内会でまとめて納めている。宗教法人にすぎない安城神社の奉賛金がなぜ町内会費に含まれているか、明確に答えられる役員はほとんどいない気がする。かつて戦没者遺族会の力が強かったためか、周りの町内会でも同じ奉賛金を納めて可能性は高い。広い社務所を含めて普段は無人状態で、行事予定も張り出されていない。町内会からの奉賛金は大きな資金源になっているかもしれない。
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