2023年7月25日火曜日

安城福釜町JA産直店舗南でfunboxの開発工事開始

 


 毎年秋、福釜町にあるJA産直店舗「でんまぁと安城西部」南の畑でコスモスが花を咲かせているが、この畑の一角で開発工事が始まった。「都市計画法に基づく開発許可済」の看板が掲げられ、工事は7月1日から始まり令和8年6月30日まで続く予定で、建物の規模などは書いてないが、かなり大規模な開発になるとみられる。この開発許可を受けたのは東京・芝に本社を構える「株式会社funbox(ファンボックス)」。実は日本創発グループのサカモトとあミューズが合併、昨年4月に発足したばかりの新会社で、ガチャ・カプセルトイ販売・レンタル、ファンシーキャラクター文具・雑貨の企画・製造を行っているという。

 サカモトは筆記具、キャラクター文具、パロディグッズで知られる創業65年の文具メーカーで、2015年に東京リスマチックを核にした日本創発グループの子会社化。あミューズはガチャガチャなどの販売促進用玩具の企画や提案、製造を行い、通販サイトで販売・卸売を手掛ける2003年に創業した愛知県の企業で、2017年に日本創発グループの子会社化。昨年の合併によって、サカモトの浅草本社は港区芝の芝アネックスビルに移転、あミューズ東京支店と同フロアで営業を開始している。あミューズの刈谷市半城土町の本社は愛知本部となった。

 ファンボックスの資本金は8千万円で、従業員数187人。昨年の合併について、前あミューズ社長の林基史社長は次のようにウェブサイトで書いている。「両社がこれまで培ってきた実績、開発力、展開力などの経営資源を一元化し、両社の強みを十分に活かし、更なる相乗効果を産み出すため、経営体制を集約し事業運営を一体化することで、経営の意思決定のスピードアップを図ります。また、経営資源をより効率的に活用し、機動的で効率的なサービスの提供・展開をしてまいります」。

でんまぁと安城西部駐車場南側で開発工事始まる
刈谷市半城土町のfunbox愛知本部
安城市高棚町新池のTRUST運輸倉庫
 安城市福釜町釜ヶ淵で開発工事を開始したのは、かなり老朽化している社屋の愛知県本部とみられる。近くの安城市高棚町新池のTRUST運輸倉庫内には愛知物流センターを設けているが、同センターも愛知県本部に統合する可能性もある。開発工事地区が国道23号線のインターチェンジに近接することから、物流センターも統合した方が機動的で効率的なサービスが提供できると言える。 

フジパンの大人気商品をモチーフとした初の文具シリーズ

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