2022年6月20日月曜日

インターナショナルな安城教会


  名鉄新安城駅南口の大通り沿いにあるカトリック安城教会は、日曜日のミサ、教会活動共に複数の言語に対応するインターナショナルな教会として知られる。1989年の設立から千200人以上の信者が洗礼を受けたというが、その内訳は日本人が約300人で、ブラジル人が約750人、フィリピン人は約80人、ペルー人は約30人(教会ホームページから)。目立ってブラジル人が多いが、これは車で数分のところに多数の在日ブラジル人が暮らす知立団地があり、美園町の県営依佐美住宅も車で10数分の立地のためとみられる。もちろん、立地以上に大きいのはポルトガル語によるミサが行われていること。

 カトリック安城教会は1972年に知立市で設立されたが、1989年に現在の安城市住吉町のロードサイドに規模を拡大して移転した。ホームページによると、大聖堂の隣には、事務室、司祭の居室、台所、教室、ホールを備えた建物もある。在籍信者数は500人を超えているが、正式に籍に入っていない外国人の信徒200人以上も定期的にミサに参加している。ミサ案内表では、大聖堂ミサは毎週日曜午前9時半から日本語で行われ、第1・3日曜の午後5時からポルトガル語、第4土曜午後7時からポルトガル語、第2日曜午後4時からフィリピン語、第3日曜午後1時からベトナム語、第4日曜の午後1時半からスペイン語、同日午後4時から英語でそれぞれ行われている。

 ハラルレストランが並ぶ新安城駅周辺には、こういったカトリック教徒である在日ブラジル人のための食材店、レストランもある。食材店は北口の「Brazilian Foods」で、コンビニよりやや狭い店内には肉、加工食品、パン、飲料水、菓子がぎっしり並び、駅前ということから日本人も交えて来店客数は多い。ブラジル料理のレストランはそのすぐ近くにある「シュラスカリア サンパウロ」。まだ入ったことはないが、グーグルなどネット情報を見ると食べ放題のランチタイムバイキングを行っており、土・日曜にはシュラスコ付きバイキンもあるという。

 なお、カトリック安城教会のマナー説明書では、聖堂内の写真・ビデオ撮影は「禁止されていませんが、撮影する場合には、静粛に音を立てないように注意してください」とある。

日曜には車で外国人家族もやって来る
大聖堂にミサのため集う人々

Brazilian Foods













シュラスカリア サンパウロ


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