新型コロナウイルスに感染すると、医者に申し出た携帯電話にSMSで連絡が入り、厚生労働省のマイハーシス(My HER-SYS)を使って患者自身による健康観察が求められると共に、愛知県が実施している各種サービスを無料で受けられる。この各種サービスの内容を見るとちょっと手厚すぎるという声も出そうだが、外出が禁止されている患者にとってはやはりこういったサービスは必要不可欠とも言える。
愛知県が行っているサービスは、パルスオキシメーター貸し出し、配食サービス、宿泊療養、療養証明書の発行(マスハーシスでは即時表示が可能)。利用はもちろん、陽性判定日の翌日からとなる。パルスオキシメーターは、血液中の酸素飽和度を測る機器で、呼吸によって体に酸素が十分に取り込めているかどうかを測り、呼吸器症状の目安を掴める。マイハーシスの検査項目には体温と酸素飽和度があり、健康観察にはパルスオキシメーターが必要になる。
パルスオキシメーター貸出サービス |
配食サービスは、お弁当コースとレトルトコースがある。お弁当コースはパン、弁当など3食を箱に詰めて毎日宅配便で配送するサービスで、レトルトコースはレトルト食品、カップ麺、麦茶など8日間分(1日3食分)を配送するサービス。配食サービスの申し込みページを見ると、なぜかレトルトコースの方へ申し込みが殺到しているという。個人的には、レトルトコースよりお弁当コースの方が普通の食事が取れるような気がするが。
また、宿泊療養施設は名古屋エリアが6ホテル、西三河エリアが2ホテル、東三河が3ホテル提供している。西三河は東横イン三河安城駅新幹線南口2とホテルルートイン知立。自宅から宿泊療養施設への移動手段は県の手配する専用搬送車に限っており、徒歩や自家用車で移動するのはできない。感性者数が増大していることもあって、希望通りのエリアで宿泊療養できるかどうかははっきり分からないと電話担当者は語っている。
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