愛知県では今、新型コロナ感染症陽性者に対して厚生労働省のツール「マイハーシス(MY HER-SYS)」による健康観察を積極的に推進しているが、なぜかテレビニュースや新聞報道ではほとんど取り上げられてない。愛知県では従来、新型コロナ陽性者に保健所が電話で行っていた発生届受理後の連絡を6月1日から「愛知県自宅療養者サービス窓口」からのSMSを使った案内に変更。同時に、重症者リスクの低い陽性者で自宅療養中の人には、健康観察をスマートホンやパソコンを使って行うマイハーシスで行うようになった。
マイハーシスは、体温、血中酸素飽和度、体調など健康状態を都合の良い時間帯にスマートホンなどで入力、チェックできるもので、陽性者は一日中、保健所からの電話を待つわずわらしさがなくなる。また、医療機関や保健所はシステム画面で陽性者の入力した情報を把握できる。ただし、システム画面を常時見ている専門家は設置されていないようで、症状が悪化した場合は電話連絡を求めている。
医者、保健所の負担を増大されていたと言われる厚生労働省のハーシスに代わるシステムがマイハーシスになるが、果たして全国的規模で導入が進んでいるのかよく分からない。愛知県では陽性者になると毎日のようにSMSでマイハーシスの導入・活用を呼び掛けられるので、かなり活用が進んでいるものとみられる。毎日新聞では3月12日付ウェブニュースで、「自宅療養者向けシステム『マイハーシス』の活用進まず」の記事を掲載した。しかし、その後どうなっているか詳しく新聞報道されていないような気がする
〈3月12日付毎日新聞ウェブニュースは次のように書いている。〉
新型コロナウィルスの自宅療養者がスマートフォンに必要事項を入力して健康状態を報告する「マイハーシス」の活用が進んでいない。自宅療養者の健康観察業務に追われる保健所の負担軽減を目的に国が開発したが、使い勝手の悪さのから従来の電話による健康観察に戻す自治体もあり、利用率は4割程度にとどまっている。感染者の氏名や生年月日、基礎疾患の有無などの情報は政府の感染者情報管理システム「ハーシス」で管理され、医療機関や保健所などが共有できるようになっている。マスハーシスはハーシスに登録された感染者が自宅療養中に毎日の体温や血中酸素飽和度、息苦しさなどを十数項目を入力すると情報が保健所に届くシステムだ。
(記事では使い勝手の悪さと書いているが、使い勝手が悪いのはどういう点か書いていないのは問題だ。また、ハーシスで管理していると書いてある氏名、生年月日なども、愛知県のマイハーシスでは陽性者が記入するようにしている。最も使いづらいと感じたのは、初期設定段階で確認コードが電子メールで送られ、これを入力する場合、スマホとは別にパソコンでメールを受け、確認コードを知る必要がある点。あとは毎日新聞の書いているほど使い勝手は良くないと個人的には思う。)
マイハーシスを使い勝手が悪いという毎日新聞の記事を見つけたが、個人的には使いやすいと感じている。(K)
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