2022年9月1日木曜日

UPFピースロードに協力する碧南市長

 

 政治家だけでなく、地方自治体のトップも旧統一教会と深い関係にあることが明らかになっている。8月27日付中日新聞朝刊の社会面に、「碧南市長が実行委委員長、旧統一教会友好団体の会合」の記事が掲載された。記事によると、碧南市の禰宜田(ねぎた)政信市長は26日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体の天宙平和連合(UPF)が昨年12月に名古屋市内で開催した会合で実行委員長を務めていたと明らかにした。会合は名古屋市港区で開催された「中日本青年希望前進大会『未来創造FESTIVAL2021』」で、UPFが進める「ピースロード運動」のメンバーを中心に、オンラインも含めて13万人が参加したという。

 ピースロードは日韓友好と朝鮮半島の平和的統一、世界平和の願いを込めて自転車で日本の全国各地を縦走するUPFの推進するイベントで、2013年から開催している。今年もプレ大会が一部行われたが、7月8日の安倍元総理大臣の銃撃事件をきっかけに中止となった。昨年のピースロード中央実行委員会発足式では、主催者を代表してUPFジャパン梶栗正義議長(国際勝共連合会長)があいさつ、日韓トンネル・国際ハイウェイ構想を提唱して40周年となると紹介、ピースロード運動が国際平和高速道路構想につながる一大プロジェクトになったと説明した。

 昨年の東愛知地区ピースロードは7月11日に開催された。碧南市役所から出発し、高浜市役所、刈谷市の市原稲荷神社、知立市の知立神社、そして安城市の明治川神社までの約30キロを縦走している。地元のケーブルテレビ(キャッチネットワークか ? )でも取り上げられたという。碧南市役所前では東愛知地区の出陣式が行われ、ピースロードのホームページで中央に禰宜田市長、その隣に石井拓前県議が写った記念写真が掲載されている(上の写真)。

碧南市のフェブサイトで禰宜田市長の動画をアップ

 禰宜田市長は、市会議員などに未来創造FESTIVAL2021の実行委員長を引き受けた理由について次のように文章で説明している。1. 12月5日、日曜日、1日限りの大会であること。2. 運動の中心的なメンバーがピースロード運動を進めている人達であり、若者のボランティア活動や国連の提唱するSDGs運動の積極的参加者であること。3. ピースロード運動は、国連経済社会理事会の総合協議資格を持つ国連NGOであるUPFが中心となって行われている運動であり、これについては大手マスコミを含め数十本の紹介記事が存在している。4. UPFの本部はアメリカのニューヨークにあり、この運動には、国連の前事務総長の藩基文氏、アメリカのトランプ前大統領、ペンス前副大統領、ポンペオ前国務長官、バローゾ元欧州連合委員会委員長をはじめ世界中の現・元職の大統領・元首、数百、数千名の国会議員、政治家、宗教家が参加し世界平和の実現に努力されていること。

 (まだ続くが、これら文章だけでどういう立場の人物かがなんとなく浮かび上がってくる。ウィキペディアでは、禰宜田市長が82年12月にソウルで開かれた集団結婚に参加、教祖文鮮明が指名する韓国人女性と結婚、赤旗に掲載されたと記している。)
 

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