安城市では環境保全型農業への取り組みを行い、町内会を中心に地力増進・景観形成作物としてコスモスの作付けを行っている。最も知られるコスモス畑は交互に場所を変えている赤松町の畑、JAあいち中央「でんまぁと安城西部」南の福釜町の畑だが、高棚町の小学校隣にもコスモス畑がある。小学児童などの自然環境教育の場として活用されているビオトープ(池)のすぐ北に広がるコスモス畑は今年の赤松と同じくらいの広さで、小学校の運動会が行われた10月22日にはピンクや白い花が綺麗に咲いていた。
このコスモス畑の管理を中心となって行っているのは高棚町内会の高棚環境向上委員会。畑には「地域のみんなで取り組もう 農地・水・環境保全」の幟を立てているが、幟の隅には同委員会の名前も入れている。町内会が毎月発行している「たかたな町内会ニュース」では毎号、環境の保全・改善活動ニュースとして景観作物の生育状況などを報告している。8月号では「コスモスの播種実施」、9月号では「コスモスが元気に芽生え、雑草対策に大わらわ」、10月号では「群生したコスモス畑の各所に色とりどりの花が咲き始めました。散策路を設置予定です。」と記載している。
台の上から小学校の方を見渡した |
コスモス畑には「たかたなニュース」が書いているように中央部に散策路が設けられ、行き止まりの畑の真ん中には小さな台が設置されている。上からコスモスが見渡せるようにしたもので、確かに上の登ると咲き乱れた花の群生状態が一望できる。畑が小学校横と分かりやすい場所にあり、花の鑑賞に訪れる人もよく見かける。ただし、畑の周りに駐車場がないため遠方からの見学者はそれほど多くないと思われる。
なお、「たかたなニュース」によると、環境向上委員会では春には菜の花の育成に取り組んでいるという。4月号の景観作物ニュースでは「菜の花は暖かくなり一段と生育し、花をつけてきました。」、5月号では「菜の花は最盛期を終えて、種をつけてきました。今後は刈り取り後、コスモスの播種を予定。」と記載している。
隣のビオトープ |
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