2022年10月7日金曜日

安城市にないチェーン店


 平坦な台地と平地の上に位置する安城市は東西南北に農地が広がり、山も海もない。このため、隣の西尾市、岡崎市、碧南市のような観光地はほとんどない。また、岡崎市や刈谷市に比べて市街地が小さく、大型商業施設も少ない。当然、周りの市にはあっても、安城市には存在しない物販や飲食のチェーン店も目立つ。安城市内にないと気づいたチェーン店をピックアップした。

 〈ドトールコーヒーショップ〉 スターバックスに続く店舗数を誇るセルフ式のコーヒーチェーンだが、喫茶店文化が発展している愛知県ではセルフ式が好まれないのか、極めて店舗数が少ない。特に西三河では刈谷市名鉄駅前の名鉄刈谷店(写真)、岡崎市のウイングタウン岡崎店と、豊田市のEneJet2店舗しかない。もちろん、安城市内にはない。同業態で値段の高いスターバックスコーヒーは2店舗あり、さらに三河安城駅前のロードサイドに新店舗が建築された。

 〈ヴィレッジヴァンガード〉 “遊べる本屋”として知られる雑貨を複合販売する書店で、全国規模で商業施設に出店を続けている。本社、本店は名古屋市にあるが、西三河は店舗数は少ない、岡崎に2店舗と西尾市、豊田市に各1店舗しかない。刈谷市、知立市、碧南市にもなく、安城市にもない。西三河にイオンモールなど大規模な商業施設が少ないためかもしれない。

イオンモール岡崎のヴィレッジヴァンガード

 〈TSUTAYA〉 音楽・映像レンタル事業の不振でFC店の撤退が目立ち、安城店も2020年7月に閉店した。同年11月には、跡地に業務スーパーが開業した。西三河で現在も営業しているのは刈谷店、西尾住吉店、岡崎牧御堂店、岡崎大樹寺店、ウイングタウン岡崎店、岡崎インター店、FASもとまち店(豊田)、豊田高橋店。ブックセンター名豊運営の刈谷店、いまじん白揚運営のウイングタウン岡崎店、岡崎インター店、豊田石油運営のFASもとまち店はいずれも書籍販売との複合店舗。

 〈無印良品〉 良品計画が直営店を中心に展開する国内店舗が8月末で490店舗となったが、9月30日には500円以下の日用品だけを集めた新業態「無印500」を東京・三鷹市にオープンした。西三河では4月15日に刈谷市の新商業施設ルビットタウン1階に開業した。従来は岡崎市、西尾市、豊田市の商業施設にしか出店がなかった。安城市内には店舗がないが、2020年5月に撤退しした西友を核店舗とした「ザ・モール安城」の2階には出店していた。

TSUTAYA安城店跡に出店の業務スーパー

ルビットタウン1階に出店した刈谷店

 〈ロフト〉 9月時点で直営1126店舗、FC23店舗を展開する大型雑貨店。愛知県では名鉄生活創研がロフト名古屋、栄ロフト、名駅ロフトの3店舗を運営、直営でららぽーとに出店の名古屋みなとロフト、東郷ロフトと、イオンモール出店の岡崎ロフトを営業。このほか、愛知県7番目の店舗として今年3月にイーアス春日に直営の春日井ロフトを出店したが、西三河には岡崎ロフトしかない。

 

2 件のコメント:

  1. Twitterからはいけんさせていただきました。ご存じかもしれませんがヴィレッジヴァンガードは以前二本木にお店がありましたが、撤退しましたよね。2階にコモンスペースもあり、ヨガ等で通っていましたが10年ほど前に無くなってしまい残念でした。

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  2. 全く知りませんでした。正月とお盆に帰省するくらいで長年東京に住んでいたので、安城市のちょっと前のことも分かりません。K

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