Bingで検索していたら、安城市ウェブサイトの市民の声ページに「ごみステーションの利用について」の項目があるのを発見した。市民からごみステーション利用に関する質問があり。それに対して安城市が回答を行っている。2015年11月6日に投稿されたもので、市民の声ページの平成27年10月回答分として現在も閲覧することができる。
内容は次の通りで、質問者が安城市に移住する前の自治体では、ごみ収集所は市が管理運営をしていたという。町内会にごみステーションの管理を任せている安城市は特殊な事例なのかは分からない。しかし、質問者のかつて住んでいた自治体の例があり、ごみステーションを市の管理に変えようとすれば不可能ではないことは確かだ。
〈質問要旨〉
安城市では、なぜ町内会に入会しないとごみが出せないのでしょうか。町内会に頼らないとごみ収集さえできない市政というのは、いかがなものかと思います。以前住んでいた自治体は、ごみ収集所は市が管理・運営しており、町内会の入会は任意でした。安城市でもごみ収集所の管理・運営は市が実施してください。
〈回答内容〉
ごみステーションの設置及び管理・清掃につきましては、マンション等の専用のものを除き町内会にお願いしています。本市としましては町内会会員であることをごみステーションの利用条件にはしておりませんが、ごみステーションにおいては適正な排出や衛生、美観の確保のため管理が必要です。このため、地域で定めた管理ルール等に沿って利用していただきますようお願いします。
町内会への入会につきましては、本市としましても任意であり強制的なものとは考えておりません。しかしながら、町内会は地域の暮らしを快適にするために活動する一方で、災害への備えや事件・事故を防ぐための活動等、公共の福祉に密接に関わっており、入会をお勧めしておりますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
町内会に入らないとごみステーションが利用できないのはおかしいと思うが、市の回答は曖昧でこれまでのやり方を変えたくない気持ちが滲み出ている。ごみステーションを市の管理に移行すると、町内会からの脱会が急増する可能性のあることを恐れているのかもしれない。町内会に配慮するのではなく、市民の立場に立って市政を推進することはできないのだろうか。この市民の声が出たのは9年前のことであり、それから安城市のごみ問題に対する市政は何も変わっていないような気がする。
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