セブン&アイ・ホールディングスはイトーヨーカ堂の構造改革を推進するため2026年2月末までに32店の閉店を決定したが、5月3日付朝日新聞によると店舗は首都、関西、中京の3大都市圏を軸に集約していくことが明らかになった。この結果、愛知県内にある4店うち名鉄新安城駅前にある4階建て大型店舗の安城店は存続される見通しになった。
5月3日の朝日新聞は、セブン&アイ・ホールディングス井阪隆一社長のインタビュー記事を掲載した。そのインタビューで井阪社長は125店から2016年2月末までに93店に縮小する計画について、閉鎖店舗名には具体的に言及しなかったが、3大都市圏を軸に集約、食品スーパーのヨークとも今年度中に経営統合を進めると明らかにした。また、一部地区では他社への事業承継も考えていく方針という。
愛知県のイトーヨーカドーは刈谷店が2年前に撤退したことから、現在残っているのは赤池店、安城店、尾張旭店、知多店の4店舗しかない。このうち赤池店は同社ショッピングセンター「プライムツリー赤池」と一体的造りで、閉店店舗に入る可能性は極めて低いとみられる。安城店は4階建てで、売り場は1、2階の2フロアながら1万5300㎡(新偏安城市史)と市内最大級。開業は1997年8月で、2015年7月にリニューアルした。最近、アパレル関係縮小の経営方針に沿って2階に洋服の青山を導入、昨年11月には1階にスーパースポーツゼビオが出店した。
名鉄新安城駅前のイトーヨーカドー安城店 |
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