9月上旬から下旬にかけて稗田川(ひえだがわ)周辺に群生する「彼岸花」は、高浜市の観光スポットの一つになっている。毎年9月はじめごろのピンク色から黄色、赤色へと咲く色が変化するというが、9月30日に訪れた時にはピンク色の花はなく、土手の下の遊歩道沿いに黄色と赤色の花が咲き誇っていた。
高浜市観光協会によると、高取地区の稗田川に架かる法響橋(高取ふれあいプラザ北)、中学橋、吉野橋あたりで彼岸花が見られ、堤防沿いには八反田公園を起点とする約5.3㎞のウォーキングルートも設けられている。高浜郵便局と中学橋の間には臨時駐車場も設置され、土曜に当たった9月30日には車で訪れる見学客も目についた。この稗田川の彼岸花は2010年から数年かけて球根を植栽したもので、その後自然分球が進んで、数十万株にまで増えているという。
稗田川の遊歩道に沿って黄色と赤色の彼岸花 |
ややピークを過ぎた黄色の彼岸花 |
稗田川は油ヶ淵から衣浦湾に流れる高浜川の支流で、河川延長は5.4キロしかない。ウィキペディアによると、周辺の水田からの排水が大部分を占め、普段は川底が見えるほど水深が浅い。
起点は安城市高棚町で、デンソー高棚製作所の手前の車道に突き当たって川は途切れる。地図上では同製作所の南東の車道に沿って走るコンクリート水路も稗田川となっているが、同製作所南西にもコンクリート水路があり、これら水路が合流して川が形成されているものとみられる。
安城市内の稗田川でも赤い彼岸花 |
デンソー高棚製作所横に伸びる水路も稗田川 |
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