箕輪・神明神社は、永禄12年(1569年)4月に創建されたと伝えられ、450余年の歴史を誇る。由緒略記の石板によると、「福釜城主松平氏代々敬厚し、明治5年に村社に列格し、同40年10月指定社となり、現在神社本庁所属」。「本殿は1847年の建立にして今から150年前に造営され、拝殿は三河地震で倒壊し戦後いち早く再建され、55年を経過した。そのためいずれの建物も老朽化が甚だしく、全面的な造営が決定され、箕輪町内外700余戸の浄財壱億八阡万円で完成することができました」(平成13年5月記、一部省略)。
境内面積は1,435.56坪。境内には総檜神明造りの本殿、拝殿、社務所のほか、倉稲魂神(うかのみたまのみこと)を祭神とする稲荷社と青木社、大山祇神(おおやまつみのかみ)を祭神とする山神社、猿田彦神(さるだひこのかみ)を祭神とする社口社、市杵島姫(いちきしまひめ)を祭神とする弁天社、火乃迦具土神(ひのかぐつちのかみ)を祭神とする秋葉社の境内末社が並んでいる。また、境内の一角には滑り台などの遊具が設置され、子供の遊び場ともなっている。
住宅地のはずれにあり、高い常緑樹に囲まれた非常に静かな場所といえる。高棚神明神社、福釜神明神社同様、常駐の神職はいないので、箕輪町内会が実質的に神社を運営しているものとみられる。
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