安城市町内会は町の数より多い81もあるが、市民生活部市民協働課の公表している一覧表を見ると、連絡先が会長自宅となっているところが33町内会ある。これら町内会は常駐の職員がいないため会長自宅が連絡場所になっているもので、大多数は公民館などに会議を行う場所を確保しているという。大規模マンションを除くと、これら会長自宅を連絡先としている町内会は加入世帯の少ない小規模なところが大半である。
81町内会の加入世帯数については、市民生活部市民協働課では公表していない。市では助成金を交付していることから各町内会に年1回の決算書の義務付けている。このため、市民協働課で加入世帯数は簡単に算出できるようにも思う。しかし、問い合わせたところ、持ち家の住人や借家、賃貸アパートの住人などで町内会費が異なり、決算書だけではなかなか把握できないというような説明だった。
そういうこともあり、地区の世帯数(令和4年5月現在)に安城市町内会の平均加入率(70%)を掛けて、独自に各町内会の加入世帯数を予測してみた。その結果を一覧表にまとめたのが下表である。会長自宅が連絡先のところはもちろん、電話連絡できるところでも外部に公表しないというところもあり、おおよその数字でも全くないよりマシと判断した。特に一戸建て住宅中心の田園地帯の町内会ははかなり実態に近い数字になっていると思う。
なお、JR安城駅前の栄町、御幸町、本町の各町内会は、すでに住居表示が桜町、御幸本町、一部朝日町に変わっているため、三つの町内会を区分せずに桜町、御幸本町の世帯数で計算した。さらに同地区に本通り町内会があるが、区分が明確に分からないため計算から除外した(注1)。また、町内会名の存在しない錦町は、住民が末広町内会と花ノ木町内会に別れて所属しているようだが、詳細が分からないため282世帯は除外した。このほか、浜富町(343世帯)、村高町(84世帯)は所属町内会が不明。秋葉住宅事務所の電話番号は、不在日が多いことから公表されていない。二本木町内会連合会については、各所属町内会の加入世帯数がホームページで公開されているので、その実数を掲載した。
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