JR安城駅南口には御幸商店街、花ノ木商店街、セントラル商店街、末広商店街、本通り商店街、朝日町商店街、日の出商店街の7つの商店街が並んでいるが、このうち唯一アーケードを備えているのが約80店が振興組合に加盟する朝日町商店街。ガス灯の雰囲気も漂う街灯、歩道を覆う褪色したアーケード、その下に掲げられた古びた看板など、どことなく昭和の香りが漂う商店街らしい商店街となっている。立ち並ぶ商店も中には現代的な意匠の店舗もあるが、昭和のスタイルで営業する老舗も目立つ。
昨年発刊した商店街の小冊子では、朝日町商店街振興組合石川正信理事長(アイライフ石川)が次のようにコメントしている。「1970年に朝日町商店街が設立されて51年。1954年、第1回安城七夕まつりの開催。この頃安城七夕まつりや商店の売り出しとなると、道は人で埋め尽くされていました。そこから道幅が広くなり、歩道ができ、アーケードが設置され‥‥と、安城駅・南安城駅を中心に商店街の買い物がしやすくなっていきました」。アイライフ石川によるとアーケードの設置は安城駅前都市改造計画の一環として始まり1973年に完成、1982年には街灯も設置された。
現在、アーケードは追田川東から朝日町東の交差点までの300メートル強続いているが、店舗の新築でなくなっているところもある。また、商店街の始まる朝日町西の交差点から追田川まではアーケードはないが、街灯だけは並んでいる。このあたりには、大野屋(惣菜)、ティンカーベル(ケーキ)、金十ポンプ工業所(設備工事)、フルーツの金魚屋、人形の金魚屋などビル化した店舗が並んでおり、もともとはアーケードになっていたのかどうか分からない。
アーケード下の看板もレトロ
空き地に前にもアーケードは続く |
駅前から追田川まではアーケードはない |
前面がガラス戸の鈴木小鳥店 |
朝日町東の交差点でアーケードは終了 |
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