安城市歴史博物館はNHK大河ドラマ「どうする家康」の放映に合わせて、来年2月4日から3月19日まで特別展「家康と一向一揆」を開催する予定で、現在史料調査など準備に入った。同館では年5回の展示行っているが、特別展は昨年1月に徳川家康の大河ドラマが発表されると共に決定したもので、大河ドラマに関連する展示は同館としては特例という。
予告は安城市歴史博物館情報誌「れきしみち」125号で行っているもの。「三河一向一揆は、矢作川下流域の安城市、岡崎市、幸田町、西尾市で永禄6年から翌7年に起きた浄土真宗本願寺派(当時)の一揆とされています。ちまたでは、徳川家康の三大危機の一つに数えられています。未だ安定していない家康の領地内での戦いでに、これに勝利した家康は三河一国の支配を順調にすすめ、戦国大名の仲間入りを果たしました。一揆方の寺院は家康の領域内での禁教によって追放され、約20年後に赦されて戻ります。」
特別展では、三河一向一揆だけにとどまらず、禁教時に追放された僧侶が各地の一向一揆に関わっていたこと、家康の関東移封によって始まる江戸と三河の真宗寺院の関係、慶長7年に家康が東本願寺の自立をさせた東西分派まで、約40年間を対象とする予定。そして、当時の本願寺派が家康とどのように関わっていったかを通史的に概観した展示としていきたいという。
0 件のコメント:
コメントを投稿