2022年8月11日木曜日

「ららぽーと安城」開発状況 ?

解体工事が始まっているザ・モール跡の建物(6月)

  8月1日発行の「あんじょう市議会だより第56号」で市議会議員の一般質問とその回答が掲載されているが、その中に大東町の商業施設「ザ・モール安城店」跡地の開発状況についての質問があった。質問は「大東町地内で開発行為の認可を出した大型商業施設の出店計画と前施設の解体状況は」。それに対する回答は、「出店計画等は三井不動産から詳細な情報は得ていない。前施設の解体完了は令和5年6月末と聞いている」。

 三井不動産の開発計画は3月9日の中日新聞ウェブが報道。「開発計画は十万五千平方メートルで、ザ・モール安城店の六万平方メートルを上回る。店舗棟一棟、別棟一棟、立体駐車場三棟を予定している。延べ床面積は計十三万五千平方メートル」と市の発表を書き、開業時期は未発表と説明した。市に質問した安城創生会寺沢市議は「東郷町や名古屋市港区にある類似の商業施設(ららぽーと)の調査に行ったが、計画ではそれを上回る規模になる」とコメント。渋滞など市民生活に与える影響を指摘し、受動的ではない都市計画を要望したという。

 今回の市議会だよりによると、解体工事は来年6月に完了するが、「ららぽーと」と考えられる商業施設の建設計画は未定で、来年夏に着工しても完成はその2年後くらいになると予想される。2020年9月にオープンした「ららぽーと愛知東郷」は、2019年3月に着工したことから約1年半の建築期間だった。安城の場合は街の中心部近くに立地、道路が狭いことからその拡張なども必要で、愛知東郷店より準備期間を要するとみられる。

フェンスに覆われた8月のザ・モール跡
フェンスに貼り出してある解体撤去工事概要

 現在、ザ・モール安城跡の建物群はフェンスに覆われて、内部がどうなっているかよく見えない。貼り出してある解体作業に関するお知らせによると、解体工事期間は今年6月20日から来年6月30日まで。ザ・モールのほか、隣の倉敷紡績安城1工場も解体撤去する。工事の注文者は倉敷紡績で、工事の元請業者は熊谷組名古屋支社。石綿が一部使用されているとその箇所も記載している。

 なお、三井不動産は4月25日に九州初の「ららぽーと福岡」をオープン、11月には関西エリア4番目の「ららぽーと堺」を開業する。福岡のテナント数は222店舗、堺のテナント数は210店舗。さらに来年春には、大阪・門真に「ららぽーと」と「三井アウトレットパーク」の初の複合型施設が開業する計画。

入口がフェンスに覆われた倉敷紡績の工場
6月までは入口があった倉敷紡績の工場







 


 

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