食糧危機を解決するタンパク資源として昆虫食が注目を集める中で、無印良品の「コオロギせんべい」が好調な売れ行きという。そこでどのような味か試食してみようと思ったが、残念ながら安城市内には無印良品の店舗がない。西友がキーテナントの商業施設「ザ・モール」には2階に無印良品が出店していた。しかし、2020年5月に西友が撤退、商業施設も全館閉店したことから安城市内には無印良品がなくなってしまった。そういう西三河の店舗空白地を埋めるかのように、刈谷市に無印良品が新たにオープンした。
刈谷市の無印良品は、4月15日にバローをキーテナントに開業した「ルビットタウン刈谷」に出店した。売り場面積722坪とかなり規模の大きい店舗で、しかもイトーヨー堂系「エルシティ」をリニューアルして開業した商業施設の何と1階に店舗を構えている。同店の食品売り場に「コオロギせんべい」はあり、驚くことに隣には聞いたことがなかった「コオロギチョコ」も置いてあった。
ドラレコではまだ検索できなかったルビットタウン |
1階に無印良品が広く売場展開 |
コオロギせんべいは、1袋が55グラム入り税込190円。袋には「これからの地球のことを考えて、コオロギのパウダー入りのせんべいを作りました。エビのような香ばしい風味が特徴です」と記載されている。また、コオロギチョコは同じくコオロギパウダーを入れたチョコレートバーで、税込190円。いずれも食用パウダーを混ぜただけの加工食品のため、昆虫食自動販売機で販売しているコオロギを丸ごと揚げた商品より購入しやすい価格。味も若干苦味があるが、特にせんべいはエビせんと似た食感で食べやすい。
3月1日付のビジネスインサイダーによると、無印良品のコオロギせんべいは2020年に発売、2021年12月に昆虫食第2弾としてコオロギチョコを発売した。いずれも徳島大学発のベンチャー企業、グラリスが開発・生産した食用コオロギパウダーを練り込んだ共同開発商品という。グラリスではコオロギパウダーを使って自社ブランドのクッキー、冷凍パン、レトルトカレーなども開発、ECサイトで販売している。
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