10月24日付中日新聞朝刊の三河版に、街をきれいにする謎の妖精「こきーぼー」が掲載された。上下とも白い衣装で、顔をドーランで白く塗り、サングラスとマスクで覆っている怪しい姿の男性が早朝の秋葉公園で清掃をしているという冗談のような記事である。怪しい姿は安城七夕まつりの公式キャラクター「きーぼー」(願いごとの精)をアレンジした非公認キャラクターのようで、SNSで情報発信しながら市内の会社員が個人で活動しているという。
そこで安城市大山町の秋葉公園に行ってみた。県道48号岡崎刈谷線沿いのケンタッキー安城店の近くにあるが、ちょっと県道の奥にあるので今まで一度も行ったことがなかった。当日は個人的な飲み会の途中で立ち寄ったこともあり、秋葉公園に着いたのは夕方になってしまった。当然、早朝に掃除に現れるという「こきーぼー」には会えなかった。しかし、今まで見たこともなかったガリバーの遊具に出会った。
こきーぼーの活躍かゴミのない秋葉公園園内 |
ガリバーは横たわっている背中に子どもが遊べる滑り台が備え付けられるほど巨大で、近づくと小人の背丈になったような気分にさせられる。三河の住みよさを紹介するウェブサイト『こだわり』では、「秋葉公園といえば、ガリバー!と言われるほど有名。ガリバーは遊具になっているので、小人になって、物語の世界に入った気分で遊ぶことができます」とコメント。ただし、ガリバーの背中に設置されている木造りの階段は途中に黄色いロープが張られ、立ち入り禁止だった。時間が遅かったためか、古びて危険になったためか分からないが。
こきーぼーについては、インスタグラムで「安城市のゆるくなりたいキャラ(非公認)、ゴミを食べる食いしん坊の妖精、北京本店公式宣伝大使、サルビアスタンプ会公式PR隊長」などと自己紹介している。このほか、依頼があれぱ市内の店舗のPR、エンターテイメントのデリバリー、イベント・コラボなども行っているという。ツイッターを見ると、最近のツイートで安城西中学校に講師として呼んでもらい、話しをしたと書いてある。保守的な農村地帯の母校がこんなに柔くなっているのか、信じられない。
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