2022年11月11日金曜日

こんなにある安城市内の新宗教教団施設1


  宗教学者島田裕巳の著書『日本の10大新宗教』(幻冬社新書、2007年発刊)は、勢力の大きい新宗教として天理教、大本、成長の家、天照皇大神宮教と璽宇(じう)、立正佼成会と霊友会、創価学会、世界救世教・神慈秀明会と真光系教団、PL教団、真如苑、GLA(ジー・エル・エー総合本部)を取り上げている。ただし、カルト問題にもつながる世界基督教統一神霊教会(統一教会)、エホバの証人は同書では除外している。

 安城市にはGoogleで検索しても大本、生長の家、天照皇大神宮教、璽宇、霊友会、神慈秀明会、真如苑、GLAの教団施設は出てこない。しかし、天理教、立正佼成会、世界救世教いづのめ教団、真光系の世界真光文明教団と崇教真光(すうきょうまひかり)、PL教団、さらに統一教会、エホバの証人も教団施設を構えている(創価学会は刈谷市に文化会館があるが、安城市内の施設は不明)。

 特に大きな施設は立正佼成会安城教会で、門を構えた敷地内には事業所のような2階建てのビルと平屋の簡易型建物、2層式立体駐車場が見える。かなり広い敷地面積で、しかもバロー安城日の出店のすぐ西側という中心市街の隣接地に立地している。立正佼成会は創価学会と同様に日蓮系、法華系の新宗教で、霊友会から派生した。島田裕巳氏によると、地方から都市に移ってきた新しい都市住民の労働者たちを信者にして高度成長期に巨大教団に成長したという。東京都杉並区和田に7階建ての大聖堂がある。

敷地内に立体駐車場もある立正佼成会

 真光系の世界真光文明教団の安城センターは安城市総合運動公園の南側の幹線道路沿いにある2階建てビルで、ビルの前に駐車場も設けている。また、崇教真光「安城お浄め所」は新幹線三河安城駅南口の東側にあり、駐車場の奥に3棟の1階建てビル並んでいる。その1棟に教団名が掲げられており、他の2棟には何の掲示もないが、全く同じ形のビルで駐車場前に教団看板があるため崇教真光が使用しているとみられる。

 世界真光文明教団は元軍人を教祖に不幸の原因を浄化する「真光の業(まひかりのわざ)」を説いて宗教活動を展開。教祖の死後、高弟が教団を継承し、養女が独立して崇教真光を立ち上げた。飛騨高山に黄金神殿を構える崇教真光は「陽光ライフ-幸せになる生き方のヒント」というリーフレットを定期的に発行しており、先日503号が自宅のポストにも入っていた。ちなみに、世界文明教団は伊豆・修善寺近くの山中に総本山を構えている。

世界真光文明教団安城センター

崇教真光の安城お浄め所



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