日本独自の「カワイイ」文化を発信し続けたアーティストの内藤ルネは、岡崎市出身ということからその作品が観光ポスター「カワイイに出会えるまち、オカザキ。」のメーンビジュアルに採用され、マンホールの蓋にもキャラクター「ルネガール」が使われている。しかし、内藤ルネには「カワイイ」とは別の世界の作品もあった。東京・渋谷パルコ6階では11月11日から25日まで、「ルネガール」とは全く異なる「ルネ・ボーイズ」をフィーチャーしたポップアップショップ「ルネ・ガールズfrom薔薇族」を開催する。
内藤ルネは1953年のデビュー以来、数多くの少女雑誌のスター画家として活躍し、2007年に74歳で逝去するまで「カワイイ」世界観を発信し続けた。しかし、幼い頃から自らの性的指向と感性に疑問を抱き、少年期には性的マイノリティであると意識、1万点以上にのぼるゲイアートを残している。その性的指向に繋がる感性が花開くきっかけとなったのが、1971年創刊したゲイ雑誌『薔薇族』(第二書房)。ルネは 『薔薇族』の表紙絵を1984年2月号から約15年間担当し、そこで描かれる明るく健康的でセクシーな男性画は<ルネ・ボーイズ>と呼ばれた。
岡崎市のポスター |
岡崎市のマンホール |
ルネ・ボーイズのTシャツ |
ルネ・ボーイズのステッカー |
ポップアップショップ「ルネ・ボーイズ from 薔薇族」では、『薔薇族』の表紙を飾った<ルネ・ボーイズ>に焦点をあて、貴重な原画や複製原画の展示、オリジナルグッズを販売する。会場は渋谷パルコ 6F「PENGUIN SOUVENIR」で、主催はキタンクラブ。ショップで販売する限定グッズはソフビフィギュア、Tシャツ、ライター、ステッカーなどで、オンラインストアでも同時販売する。
WEB:https://www.penguinsouvenir.jp
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