愛知県知事選挙が1月19日に公示され、県内の各地に設置されていた選挙ポスター掲示板にポスターが張り出された。安城市内では安城市町選挙のポスター掲示板も隣に設置されたが、こちらはまだポスターが張り出されていない。県知事選挙と市長選挙の選挙運動期間が異なるためで、運動期間は都道府県知事選挙が17日間に対して、政令指定都市の市長選挙は14日間、一般市の市長選挙はわずか7日間である。このため、投票日は愛知県知事選挙、安城市長選挙も同じ2月5日だが、安城市長選挙の告示日は1月29日と知事選挙より11日も遅い。
安城市長選挙は5期20年務めた昭和33年6月生まれの神谷学市長が退任を表明したことから、現職対新人という従来の構図とは異なる選挙戦となる。今のところ立候補を表明しているのは、元安城市副市長の三星元人(みつぼしもとひと)氏と安城市会議員の永田敦史(ながたあつし)氏。三星氏は桜井町出身で、昭和57年に愛知大学卒業後、安城市役所に勤務、総務部次長、市民生活部部長を経て、平成31年4月から副市長に就き、昨年12月7日付で退任した。永田氏は古井町在住で、安城市会議員を6期務めているが、安城市長選挙に過去2回出馬して落選、今回で3度目の挑戦となる。
愛知県知事選挙は、4選を目指す現職の大村秀章知事と新人の6人が出馬した。新人は共産党推薦の尾形慶子氏以外は、どの政党の推薦も受けていない無名候補。政党の支援を受けていない候補は、選挙運動も家族・知人中心という小規模態勢で行っており、名古屋市や出身地以外のポスター掲示板にはポスターもあまり張り出していないようだ。安城市の農村部では当初掲示板のポスターは大村氏と尾形氏の2枚しかなく、その後3枚に増えたが、6枚が揃うことはないような気がする。
安城市農村部で知事選の掲示板にポスター3枚 |
高浜市中心部では掲示板のポスター4枚 |
「公職選挙法の供託金の金額及び供託金没収点」のウィキペディア資料を見ると、都道府県知事選挙は供託金が300万円で、没収点は有効投票総数の10分の1。一般市長選挙は供託金が100万円で、没収点は有効投票数の10分の1。愛知県知事選では政党の支援を受けていない場合、知名度がないと有効投票数の10分の1を達成するのはなかなか厳しい。
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