2023年2月23日木曜日

名古屋発祥カフェチェーンのモーニングサービス

 


 充実したモーニングサービスが特徴の名古屋発祥のカフェチェーンは、全国展開しているコメダ珈琲店のほか、支留比亜珈琲店(シルビアコーヒー)、珈琲屋らんぷ、コンパルなどがある。このうち、西三河に店舗を構えているのは支留比亜珈琲店、珈琲屋らんぷ。支留比亜珈琲店は刈谷市井ヶ谷町、珈琲屋らんぷは安城市桜井町、岡崎市中島町、豊田市本新町に出店している。また、珈琲屋らんぷには知立店と西尾店もあったが、両店とも現在は「わらく珈琲」に店名を変更、ウェブサイトの店舗リストから削除されている。フランチャイズ契約をやめたとみられるが、なぜか店づくり、メニューは珈琲屋らんぷ時代と変わらないようだ。

 西三河で唯一の支留比亜珈琲店チェーンの刈谷井ヶ谷店は、刈谷ハイウェイオアシス北の県道沿いに出店している。屋根に飾り煙突を配したログハウス風造りで、道路側のほかに裏にも駐車場を設置、合わせると50台くらい止められる。しかし、平日でもモーニングサービス提供時間帯には満車状態になるほどの人気。モーニングサービスは午前11時までに注文したすべての飲み物にトーストとゆで卵が付くオーソドックスなものだが、追加メニューで小倉(プラス100円)、ジャム(同)、ミニサラダ(プラス150円)も用意。ブレンドコーヒーは、焙煎業者がブレンドした豆を独自の粗さに挽いてコクのあるコーヒーを抽出しているという。

 天井の高い店内はスペースをゆったり取って座席を設けているのが特徴で、ガラスの仕切りで覆った広い喫煙ルームも設置。くつろぎながらいろいろな情報にも触れられるよう、日刊紙は中日新聞、中日スポーツのほかに日経、朝日など大手全国紙を網羅し、週刊誌も多数揃えている。喫茶チケットは9枚綴りで3700円。

県道沿いに駐車場備えた刈谷井ヶ谷店
追加メニューもあるモーニングサービス

 一方、珈琲屋らんぷから店名を変えたわらく珈琲知立店は大型書店として知られる正文館書店知立八ツ田店のすぐ近くにあり、古民家風らんぷスタイルの造りが特徴。モーニングサービスメニューもらんぷ同様、正午まで提供している。ただし、メニューはエッグトースト、シナモントーストなど6種類から選べる半切りトーストとゆで卵が付き、追加メニューなしというシンプルなもの。珈琲屋らんぷ安城桜井店ではゆで卵を付けていないが、知立店は店名変更後に付けるようになったわけではなく、もともと各店舗でメニューに若干の違いがあるようだ。

 コーヒーチケットは10枚綴り3800円とかなりのサービス価格。すべてのメニューに1枚440円分として使え、しかも知立店、西尾店で共通利用が可能。店舗は店内ガラス面に沿って日本庭園が作られ、落ち着いた雰囲気の空間づくりが特徴。また、雑誌・新聞棚では中日新聞、中日スポーツのほか、大手全国紙を網羅し、流通専門の日経MJまで並べている。

元らんぷの古民家風わらく知立店

わらくモーニングサービス





 


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