JA直売所でんまぁーと安城西部斜め前の県道47号岡崎半田線沿いに2月26日、喫茶店チェーン「コメダ珈琲店安城福釜店」がオープンした。釜ヶ渕西の交差点隣で営業していた中華料理店・桃源楼が撤退した店舗をリノベーションすると共に、隣の敷地も使って駐車場を2倍に広げて出店した。また、店舗の脇には「たぶんコメダで2番目」と記載している無料で利用できるドックランスペースも設置している。
コメダ珈琲店は名古屋市に本社を構えるコメダホールディングスがチェーン展開しているもので、現在全国に940店舗を数える。安城市内では朝日町の安城店、錦町の安城末広店、今本町の安城今村店の3店舗あり、安城福釜店は4番目になる。店舗の大半はフランチャイズで、安城市内の店舗もすべてフランチャイズ店とみられる。店内ポスターに「当店にはお兄ちゃんがいます」と安城店の名前を記載、コーヒーチケットが共通で使えることをアピールしており、安城店のフランチャイジーが福釜に2店舗目を出店したようだ。
ボヘミアンガラス、ヴェネチアングラス、ロイヤルコペンハーゲン |
店内はゆったり空間をとってコメダスタイルの店づくりを行っているが、チェーン店にはない独自コーナーもある。3カ所に美術工芸品を陳列したガラスケースを設けていることで、レジ前のケースには北大路魯山人や加藤唐九郎、金城次郎、鈴木青々など著名な陶芸家の作品を陳列。また、ちょっと離れた別のガラスケースには大ぶりな花瓶や大皿、陶人形を並べ、人間国宝である加藤卓男、鈴木蔵、加藤土師萌の作品と大きく掲示。このケースそばの壁面ケースには、チェコのボヘミアンガラス商品、イタリアのヴェネチアングラス商品、ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートをずらり陳列している。
このほか、壁面のところどころには絵画作品が掲示されている。この中に「カフェデザール」というタイトルのビュッフェ作品があったが、こちらはたぶんシルクスクリーン印刷と思う。喫茶店でありながら小型美術館のような店舗であり、美術工芸品は店づくりの一環としてオーナーの趣味を活かしたような気がする。近くに座った高齢夫婦の「これだけ貴重なものがあると24時間監視しておかないといけない」という会話に、思わず納得してしまった。
ドックランスペースで飲食する顧客も |
交差点角まで伸びる広い駐車場 |
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