三井不動産が安城市の商業施設「ザ・モール安城」跡地で計画している開発の概要が明らかになった。10.58万平方メートルの敷地内に、鉄骨造り4階建て、建築面積約5万平方メートル、延床面積約17万平方㍍の大型商業施設を整備する。愛知県経済産業局中小企業部商業流通課が「安城市大東町商業施設計画」(仮称)として公表したもので、どこにも商業施設の名称は記載していないが、おそらく「ららぽーと」の名称が付くものとみられる。大規模小売店舗立地法の届出は2024年3月の予定で、開業は2025年4月を予定しているという。
安城市大東町商業施設計画の出店概要書によると、JR安城駅から約700メートルの近隣商業地域・工業地域に立地する土地を定期借地で開発する。中央の4階建て商業施設は1階から3階までの3フロアで店舗展開する(東側の別館のような施設は4階も使用)。商業施設の周りには約3200台が収容できる駐車場を5カ所に設置する。平面図をみると、駐車場1、2、3は4階建てで屋上まで使うようだ。駐輪場スペースは1200台。建物の着工は今年10月上旬の計画で、2025年3月上旬に竣工する予定。
店舗面積は4万1700平方メートルで、午前9時から21時まで営業する。主な小売業者(キーテナントのことか)、その他の小売業者とも未定。「利用者層が同一の施設及び面積」が8340平方メートル、「利用者層が異なる施設及び面積」が4500平方メートルと記載してあり、平面図をみると1階から4階まで商業施設東側に別館のような非物販店舗ゾーンがある。シネコンなどアミューズメント施設か、シェアラウンジなどの設置を計画しているかもしれない。
1階平面図
なお、愛知県商業流通課の安城市大東町商業施設計画発表では「6月21日更新」としてあるが、出店概要書は6月5日付となっており、ウェブサイトにも平面図などと合わせて同日か、翌日から閲覧できるようになっていた。その後、平面図などにどこか変更があったのか、以前のものと比較できないのでよく分からない。
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