2023年6月26日月曜日

三井不動産が安城市大東町商業施設計画説明会開く


 安城市大東町に計画している大規模商業施設に関して、三井不動産は6月24日午前10時から安城市民会館大会議室で地元住民への説明会を開催した。同社は6月5日、愛知県商業・まちづくりガイドラインに基づいて愛知県に対して「安城市大東町商業施設計画」(仮称、ららぽーとの名称は未発表)の出店概要書を提出した。説明会は同概要書に沿って大東町など近隣の住民におおまかに説明、想定来店帰宅経路も含めて理解を深めてもらうため開催したもの。大規模小売店舗立地法の届出は来年3月に予定しているため、そのあとのゴールデンウィーク明けに再度説明会を開き、もう少し具体的になった計画について説明したいとしている。

 説明会では出店概要書をもとに三井不動産担当者、施工工事担当の熊谷組などが説明を行ったもので、概要説明のあと40分以上続いた質疑応答が中心となった。目新しい内容はほとんどなかったが、正面の県道47号から入る入り口2カ所のほか、裏の道路から出入りする敷地内通路も設けることなど渋滞解消のための方策の説明も行われた。駐車場は4階建て商業施設の周りに3棟の立体駐車場と3カ所の平面駐車場を配置、収容台数は約3200台になる。また、JR安城駅から近いことから、クラボウ工場東にあった出入り口を自転車と歩行者専用にする計画。

 しかし、大東町など近隣住民の車の渋滞に対する不安は大きく、質問も2車線しかない県道47号の渋滞問題、近くある中部小学校の通学路の安全確保問題に集中した。付近に競合する商店が少ないのか、商店関係者からの質問は一つもなかった。安城駅周辺の商店街に並んでいる店舗は店頭販売中心で営業しているところが少ないと言われ、三井不動産の大型商業施設が進出しても大きな影響は受けないかもしれない。

正面の県道47号は狭く渋滞問題が課題に

 なお、商業施設の物販店舗面積は4万1700平方メートル。2020年9月開業のららぽーと東郷は店舗面積6万4000平方メートルとなっているが、なぜか今回非物販部分の店鋪面積が発表されていないので、同じくらいの規模になるのかちょっと分からない。

 

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