2023年6月12日月曜日

安城のホームセンターはDCMだけ、小型店閉店しても4店舗


  西三河でホームセンターといえばDCMで、豊田市、岡崎市にそれぞれ4店舗、刈谷市、碧南市に各2店舗あり、安城市には5店舗もある。このほか、知立市、高浜市にも1店舗があり、高浜市にはグループ店のケーヨーデーツーも出店している。最も多い安城市は安城赤松店、安城福釜店、安城店(池浦町)、安城住吉店、アットホーム安城東栄町店の5店舗で、他社が展開するホームセンターは1店舗もない。まさにDCM寡占状態だが、ちょっと店舗数が多かったのか、小型店業態のアットホーム東栄町店は7月9日に閉店することになった。

 全国に約670店舗を展開するDCMは、DCMカーマ、DCMダイキ、DCMホーマック、DCMサンワ、DCMくろがねやの名称を昨年9月に「DCM」に統一した。安城市内の店舗はDCMカーマの名称で営業していたが、現在はすべての店舗がDCMに変更され、看板、サインなどのロゴマークも一新された(閉店するアットホーム東栄町店のロゴマークはシール)。DCMグループは、2006年にカーマ・ダイキ、ホーマックが共同持株会社を設立し、2021年に事業会社5社が統合して「DCM株式会社」が誕生した。ロゴマーク変更、店名統一は完全統合の集大成として行われたもの。
 
 安城市内の安城赤松店と安城福釜店は車で5分弱の非常に近い場所に立地しているが、これはピアゴ福釜店の敷地内にあるDCM福釜店がもともとユニーグループのホームセンター「ユーホーム」として営業していたため。このユニーのホームセンター事業が2016年3月にDCMグループに譲渡されたことから、同店を含めて8店舗がDCMカーマに転換した。店舗自体の規模は赤松店の方が大きく、プロ用の工具など専門用品も多数並ぶ。一方、福釜店はピアゴの隣に店舗があるためついでに立ち寄るフリの客が多いようで、特に園芸用品の充実が目立つ。

ピアゴの敷地内で営業するDCM福釜店
園芸用品が充実のDCM福釜店
巨大店舗のDCM赤松店

 高浜市に出店するDCMグループのケーヨーは170店舗を展開しているが、DCMホールディングスの持分法適用関連会社としてグループに参加している。このため、品揃えはほとんど変わらなくなってきているが、店名は従来のままの「ケーヨーデイツー」を使っている。ちなみに、三河地方では高浜市のほか、岡崎市、幸田町にもケーヨーデイツーは出店している。

ケイヨーデイツー高浜店


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