2023年8月14日月曜日

『地球の歩き方』国内シリーズ10作目は愛知

ニュースリリースに掲載の安城市のページ

 今、愛知県内の書店に平積みされている旅行ガイド本がある。学研ホールディングスのグループ会社が8月10日に発売開始した『地球の歩き方 愛知2024-2025』で、累計発行55万部突破の地球の歩き方国内シリーズの第10弾だ。国内シリーズはコロナの影響で海外旅行ガイドの売り行きが大幅減となったため、2020年の東京版から国内シリーズを始めたもので、出版元によると同シリーズ購入者の大半は地元の人という。

 愛知県版の宣伝文句は「掲載件数600軒超! 歴史・文化が満載で、まだ知らない「愛知」の魅力を新&深発見できること間違いなし」で、名古屋はもちろん尾張、西三河、東三河、知多、全54市町村の見どころを網羅している。ニュースリリースでは、なぜか西三河の見本で七夕まつりの写真をあしらった安城市のページを取り上げている。西三河のエリアナビとして、「自動車関連の工業が主産業で、エリア一帯には、これを支える中小企業が多い」と記載。次の見開きページには世界の「トヨタ」の歴史を紹介している。

 安城市は、各見開き6ページで紹介している岡崎市、豊田市、西尾市に続いて、見開き4ページで紹介。冒頭で「安城松平家の拠点は農業も工業も盛ん」と書き、多角的農業を奨励する農業先進地域で、いちじくの一大産地と説明している。さんぽプランで取り上げているのは、安城城址、パンのトラ、デンパーク、丈山苑。デンパークについては1ページを使って季節ごとの見どころ、人気の食べ物、雑貨などを紹介。市外から観光客は少ないが、安城城址、丈山苑も観光スポットとは言えるだろう。しかし、パンのトラが観光スポットに取り上げられているのは驚きだ。カレーパンでギネス記録に挑戦したことが愛知県外でも話題になったのだろうか。それだけ安城市には観光する場所が少ないとも言える。

税込2200円

愛知の由来は『万葉集』
地元書店として紹介の三洋堂書店で平台陳列



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