ニチバンのセロテープで作品制作する、セロテープアート作家瀬畑亮氏の個展「セロテープアート展2023 in 安城」が安城市の安城市民ギャラリーで開催されている。安城市歴史博物館に隣接する市民ギャラリーでは2018年に続く5年ぶりの開催で、安城市内にはニチバンの工場があることから開催に繋がったという。今回のアート展は市民ギャラリー開館20周年、アーティスト活動25周年記念として開催した。もちろん、協賛はニチバン。
ニュースリリースによるとセロテープアートは瀬畑氏が考案したもので、ニチバンのセロテープだけを使用するアート作品。芯となる材料を使わず、一からすべてセロテープを巻きつけて造形することを基本とし、さまざまな独自の技法を生み出している。ニチバンでは、2004年に瀬畑氏とスポンサー契約を結び、材料の提供や展覧会の協賛などを通じて、瀬畑氏の活動をサポートしているという。
安城市の展示会では、「Withコロナ時代」を象徴するメーン作品のほか、「セロフラワーシリーズ」「動物シリーズ」などの立体作品の人気シリーズ、「セロハン画」などの平面作品を約90点展示。また、会期中に関連イベントとして、セロテープを使った作品づくりが体験できるワークショップ「みんなのセロテープ工作」や「オンラインで作家と話そう!」など、さまざまなイベントを開催。さらに、障がい者アーティストの作品も同時に展示している。会場内の作品はセロテープで製作したと感じさせないものが多かったが、それにしてもセロテープだけでできた巨大卵は重かった。
Withコロナ時代を象徴するメーン作品 |
植物を造形したセロフラワーシリーズ最新作 |
ガラスケースに動物シリーズ |
動物のセロハン画 |
セロテープアート展の会期は8月5日から9月3日までで、観覧料は500円(中学生以下無料)。会場内の展示作品は、すべて来場者が誰でも自由に写真撮影できるようにしている。同展はこのあと、岐阜県大垣市(7月21日~9月2日)と横浜市(10月2日~10月28日)でも巡回展を行う予定。
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