8月4日から6日まで「第70回安城七夕まつり」が開かれ、3日間で102万人と当初予想の100万人を上回った。この七夕まつり初日開始時間の正午前にアンフォーレ前を通りかかったら、通行止めとなっている車道に自衛隊がテントを張って広報イベントを行っていた。3日間行っていたのか分からないが、初日にはまつり準備段階の午前中から終日実施していたとみられる。もちろん、自衛官のなり手不足に対応した広報活動であり、看板には「アンケートに答えて自衛隊グッズをもらおう」と記載、しかも12歳以上32歳以下限定と但し書きが掲示されていた。
8月1日付中日新聞朝刊1面に、「自衛隊に名簿提供7割超、募集協力巡り中部114市」という見出しの記事が掲載された。それによると、政府の要請を受けて中部6県の全114市のうち7割以上の84市が住民の個人情報を提供(予定含む)している。「住民が自衛隊への個人情報提供を望まない場合、自治体に名簿からの除外を申請できる制度があるが、制度の周知が不十分で、申請を受け付けていない自治体も多くあるなど、不透明な個人情報提供の実態が浮かぶ」。西三河では岡崎、豊田、刈谷、安城、知立、西尾、碧南、高浜の各市が名簿提供し、知立以外は除外申請の制度も設けている。ただし、記事ではほとんどホームページや広報紙での告知だけで、実際に除外申請したのは碧南市の1人くらいという。
安城七夕まつりの自衛隊広報イベントでは、テントの前にカワサキモータース製作の大型偵察用オートバイを展示、来場者が触ったり、乗ったりできるようにしていた。テントの中にテーブルでは椅子に座ってアンケート用紙に記入してもらうようにしていたが、自衛隊グッズが無料でもらえるとあって人気を集めていた。若い女性の集団が興味深そうに自衛官の話を聞いているのも目についた。
自衛官のなり手探しには、市から提供された個人の顔の見えない名簿を活用するより、アンケートに記入した若者の名簿の方が極めて有効と言える。それにしても、アンフォーレ前というのはあまりに場所が良すぎる。知り合いの団体はきちんと出展料払ったのに人通りの極端に少ない場所だったが、自衛隊は特別待遇だったのだろうか。
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