「モールは内部に街を作っている。モール内はいわゆる屋内ではない。そこは街なのだ」(本の雑誌社『モールの創造力』)。同書ではまた、ガレリアの広い通路を「ストリート」と書いている。安城市南部では最も大型ショッピングモールは市内にはなく、知多半島の東浦町にある「イオンモール東浦」が最も近い。高浜市、刈谷市の一部を通らなくてはいけないが、車で約15分で南の平面駐車場に着ける。駐車場から店内に入るのに3分ほどかかるが、大東町の「ららぽーと安城」がオープンしたとしてもやはりイオンモール東浦の方が近い。
このイオンモール東浦は2001年7月にオープンし、1、2階の2層式ガレリアにはイオンスタイルと170店強の専門店、飲食店が並んでいる。広い通路では様々なイベントも行われ、1階の小広場セントラルコートでは月1回、無料のクラシックコンサートが開かれている。名称は全国規模で開催中の「100万人のクラシックライブ」。10月20日までは永賢組という県内の建築・土木・不動産会社と共催で開かれていたが、11月4日はマクドナルド共催で開かれた。
マクドナルド共催のコンサートは、ドナルド・マクドナルド・ハウス支援として開催されたもの。このドナルド・マクドナルド・ハウスは、病気の子どもと家族を支援するために寄付とボランティアによって運営されている滞在施設で、日本ではまだあまり知られていないようだ。マクドナルドの各店舗には募金箱が設置されており、Tポイントでも1ポイントから寄付できるという。
コンサートでは、音大生からプロまでの多彩な演奏家がピアノと弦楽器(ヴァイオリン)のデュオの編成を中心に演奏。イオンモール東浦では女性2人のデュオ編成のライブが一貫して行われており、演奏家の年齢はかなり若い。11日4日はヴィヴァルディの「四季・秋」、ハンガリー民族音楽の「チャルダッシュ」などを演奏し、アンコールでは9月、10月に葉加瀬太郎の「情熱大陸」が続いたが、今回はシューマンの「トロイメライ」で静かに終わった。
10月の100万人クラシックライブ |
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