安城市御幸本町のアンフォーレホールで11月13日午後、「北海道歌旅座ザ・コンサート2023」が開かれた。今まで「北海道歌旅座」の名前は聞いたことがなく、アンフォーレに置いてあったチラシで芝居の旅一座ではなく歌の旅一座が存在することを初めて知った。名前の通り北海道で2009年に旗揚げして全国でコンサートを展開、昭和の流行歌にフォークソング、家族・故郷・希望がテーマのオリジナル曲を歌い、公演数は何と1400回を数えるという。
出演者は歌・ピアノ・作詞・作曲の吉田淳子、ヴァイオリンの高杉奈梨子で、コーラス・伴奏がザ・サーモンズ(3人)。11月13日は午後2時に開演し、松山千春の「大空と大地の中で」と北海道の自然を感じさせる歌でコンサートをスタート。アイヌに題材をとった「イヨマンテの夜」、北海道色あふれるオリジナル曲「どさんこどんどん」や、フォーク「いちご白書をもう一度」、シャンソン「愛の讃歌」、昭和歌謡「お久しぶりね」、バイオリン曲の「韃靼人の踊り」など、バラエティーに富んだ曲目のエンターテイメントショーとなった。
終演後に出演者がポーズして撮影会 |
また、コンサート前日の12日(日曜)にもアコースティック・トリオ・ミニコンサートを開催した。同コンサートは、アンフォーレの「新美南吉夢記念祭」の一環として新田町にある新美南吉の下宿先で開かれたもの。出演者は歌・ピアノの吉田淳子、ヴァイオリンの高杉奈梨子、ギター・歌の岩見啓吾。ヴァイオリンの独奏からスタート、吉田淳子の歌が加わり、さらにコロナ禍に新加入という岩見啓吾のギター、歌も入って下宿部屋の軒下のユニークな約1時間の無料コンサートが繰り広げられた。アンコールでは「テネシー・ワルツ」を吉田が熱唱。
「典型的な日本家屋の縁側に腰をかけて、1.8メートル先のお客様に演奏するトリオ。ある意味シュールな光景です。でも演奏が進むにつれ、3人が周囲と馴染んでくるように見えるから不思議。もしかしたら建物に囲まれている限定空間を感じさせるから、屋外でありながらも特別な空気感が心地よかったです。お客様も感じてくれたでしょうか」(北海道歌旅座facebook)。
新田町の新美南吉の下宿先 |
ヴァイオリンの独奏でスタート |
トリオでコンサート |
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