2024年10月25日金曜日

ららぽーと安城のテナント187店舗を先行発表


 三井不動産は安城市大東町に開発中の商業施設名を「三井ショッピングパーク ららぽーと安城」に決定、来年4月に開業すると発表。同時に、全テナント約210店舗中187店舗を先行して明らかにした。敷地面積は3万1900坪で、地上4階建ての店舗棟(3階までが店舗)と3棟の地上6階建て立体駐車場棟で構成。店舗面積は1万8260坪。

 10月22日に報道発表したもので、大型テナントしては現地にあった「ザ・モール」のキーテナントだった西友、シネコンなどを運営する愛知県生まれのアミューズメント企業・コロナワールドが出店するという。また、ファッション雑貨・雑貨関連のテナントとしては、ダイソー、スタンダードプロダクツ、フランフラン、フライングタイガー、ロフト、無印良品、オリンピア、ヴィレッジヴァンガード、スリーコインズ、アカチャンホンポ、マツモトキヨシなど、ナショナルチェーンが勢揃いする。さらに家具・インテリア関連ではケユカ、リビングハウス、ニトリエクスプレス、家電ではヤマタデンキテックランドが出店。このほか、ファッション関連ではユニクロの名前はないが、ジーユー、エディ・バウアー、ユナイテッドアローズグリーンレーベルなどが出店する。

 個人的に注目していた書店は、丸善やTSUTAYAブックストアではなく、八王子市に本部を構える全国チェーンのくまざわ書店が文具併売で出店することに決定した。同書店は三河安城のピアゴラフーズコア、アビタ刈谷店、アビタ岡崎北店にもテナント出店しているが、いずれもそこそこの在庫量の特徴の少ない平均的な書店で、文具コーナーも設けている。新店舗はこれら近隣の3店舗より在庫量を充実し、行くと何か発見のある書籍売り場となることを期待したい。文具の品揃えは極力絞り込み、知立の正文館書店並みとは言わないが、ぜひ書籍・雑誌の品揃えの強化を図ってもらいたい。

くまざわ書店三河安城店


2024年3月12日火曜日

安城コロナワールドでベッソン監督『ドッグマン』を

 

 
 安城市の複合娯楽施設「安城コロナワールド」にあるシネマコンプレックスで、リュック・ベッソン監督のアクション映画『ドッグマン』を観た。同シネマでは「重低音×振動シアター」大きく宣伝しているが、たまたまドッグマンがこの設備をそなえスクリーンで上映されていた。このため、安城コロナワールドで観るのをためらったが、岡崎まで行くのも面倒なので、多少の揺れは覚悟して入館した。しかし、映画自体のせいなのか、宣伝ポスターのように座席が大きく揺れるということはなかった。これにはびっくり。

 ドッグマンは『レオン』から30年、実際の事件に着想を得て脚本・監督を手がけたバイオレンスアクション映画。フランス映画であるが、舞台はアメリカのニュージャージー州で、全員が英語で会話している。主演はテキサス州出身のケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。『ゲット・アウト』、『スリー・ビルボード』などに出演した演技派というのが、日本ではあまり馴染みがない。出演者では圧倒的に存在感を示しているのが犬たち。カタログにはミッキー、ドアマン、ポリー、モビー、ゴージャスといった愛称付きで主人公の犬たちが紹介されている。

 週刊文春のシネマチャートでは、5星1人、4星2人、3星3人とかなりバラけた評価。このうち4星を付けた女優の洞口依子さんの書き込み、「犬と女装とシェクスピアを愛する事。愛を知り、愛する人への愛捧げる瞬間が泣ける。ケイレブ最高 ! このベッソン好き !」安城コロナワールドでは日曜にも関わらず座席は空きだらけだったが、家族連れやアベック中心に観客にはちょっと難しいバイオレンスアクション映画と言える。どことなくレオンに似た雰囲気、ストーリー展開もあったような気がするが。

シネマワールドの入り口
重低音で振動する座席??


2024年3月11日月曜日

安城市高棚町では3千万円強の建売住宅も販売中

  都市計画税のいらない安城市高棚町中敷の建売住宅が4千500万円以上というのは高すぎるのではないかと先日書いたが、たまたま同じ高棚町郷で3千万円ちょっとで販売中の建売住宅を発見した。全2棟から成る物件で、看板によると、奥にある2号棟は土地面積が51.8坪で、2階建て3LDK。道路側の1号棟横に2台の駐車場があり、販売価格は3090万円から。ここが電車の通っていない高棚町で売り出される建売住宅平均価格に近いのではないだろうか。

 販売業者は名古屋市に本社を構え、安城市内にも店舗を持つアイデアホーム。同社ホームページの販売物件一覧によると、高棚町郷で販売開始した建売住宅1号棟の価格は3190万円で、2号棟は3090万円。1号棟は土地面積50.46坪、建築面積31.56坪で、南向きの木造2階建て。さすがに高棚町中敷の4千500万円以上の建売住宅と比べると安っぽい外観とも言える。また、2号棟が南向き道路沿いの1号棟の後方に建っているので、日当たりにちょっと何がある気もする。

後方に建っている2号棟
販売価格をアピール


2024年3月9日土曜日

都市計画税のない安城市高棚町の住宅が4千5百万以上


  数カ月前から安城市高棚町中敷の当家の畑の隣に建設中だった建売住宅2戸が完成、新聞折込みチラシも入れて販売を開始した。そのチラシを見てびっくりしたのは販売価格で、敷地面積59坪の1号棟は4880万円で、敷地面積54坪の2号棟は4680万円。1年ちょっと前に販売していた当家横の建売住宅より1.5倍以上は高い。建築資材や人件費の高騰によって住宅・マンションの価格が高くなっている影響なのかわからないが、都市計画税のかからない田舎の集落で果たして5千万円近くする建売住宅が本当に売れるのだろうか?

 販売業者は豊川市に本社を構える岡田建設。チラシによると、「50坪を超えるゆったりとした敷地。暮らしを楽しむブラスアルファのある間取り」がうたい文句。1号棟は「キッチン、洗面脱衣所等へ直行できる時短動線がポイント。広々ポーチはガーデニングもできます」。2号棟は「玄関吹抜けが明るい全居室6帖以上の住まい。洗面脱衣室の隣には、あると嬉しいウォークインCLを装備」。駐車場はいずれも3台。

 住宅の販売価格と言えばかなりフレキシブルなもので、完成して1年近く経つと大幅な値引きもあり得るようだ。果たしてこの高棚町中敷の2棟が早めに売れるのかどうか、個人的な楽しみとして観察してみたい。

白い建物が安い方の2号棟

2024年2月27日火曜日

風媒社から『愛知の名所いまむかし』発刊

 

 愛知県内の史跡や景勝地の今昔を紹介する『愛知の名所いまむかし』が19日、名古屋市の出版社・風媒社から発刊された。A5判165ページで、税込み1980円。編著は豊橋市図書館副館長の岩瀬彰利氏(60)で、5月25日には「名所はつくられ淘汰される~西三河の名いまむかし」テーマに正文館書店知立八ツ田店」でトークイベントを開催する予定。

 2月22日付中日新聞東三河版によると、岩瀬氏は「県内の名所を取り上げた本を編集してほしい」と出版社から依頼され、ほかに田原市博物館の天野敏規館長や新城市長篠城址史跡保存館の岩山欣司学芸員ら県内外の研究者27人が執筆に協力した。本文では、写真、イラストなどを交え、「あの名所にB面」、「忘れられた名所」、「初三郎式鳥瞰図が描いた名所」、「都市のなかの名所」の4テーマに沿って、熱田神宮や岡崎城など約50カ所の名所が紹介されている。

 取り上げられている名所は名古屋など尾張地方、豊橋、蒲郡など東三河地方が多いが、西三河の名所も若干は取り上げられている。知立・刈谷の三河三弘法、刈谷城址、岡崎城、八橋の古跡と庭園、今はない西尾の「うさぎ島」と「猿が島」、そして刈谷のハイウェイオアシス。残念ながら安城市内や、碧南市、高浜市の名所の掲載は皆無。東三河の研究者から見れば、魅力ある名所は過去も現在もないということなのかもしれない。

 個人的に言えば、一番驚いたのは半田市亀崎の料亭・望州楼には吉田初三郎の鳥瞰図あり、かつては100畳の大広間があったと書かれていること。蒲郡の常盤館(蒲郡クラシックホテルの前身)などを参考に建築、昭和初期の観光ブームに乗って多いの人を集めたという。

正文館書店でトークイベント


2024年2月15日木曜日

200店越えの丸源ラーメン1号店は三河安城店

 

 豊橋市の物語コーポレーションが「焼肉きんぐ」と共に全国展開する「丸源ラーメン」は、今年2月に千葉県柏市に204店目の「柏新富町店」をオープンした。2001年に1号店をオープンしてから全国的規模で店舗数を拡大、ラーメンチェーンとして日高屋に続く第2位の売り上げ規模にまで達しているという(テレビ愛知で放映の「がっちりマンデー!!」)。

 1号店は安城市のJR三河安城駅北の交差点角で営業する直営店の「三河安城店」。カウンター席、テーブル席を合わせて133席とファミリーレストランのような広々とした店内が特徴で、90台の広い駐車場も設置している。昨年8月の東洋経済オンラインには、次のような物語コーポレーション池田事業部長のコメントが紹介されている。「いきなり繁盛店となり、月商3000万円を記録。その後、各地に店舗を拡大しましたが、やがて売り上げが鈍化。数年間は厳しい時期を過ごしました」。この売り上げ低迷の打開策として、競合と差別化できる商品「肉そば」を開発、2005年に定番商品に昇格、2009年ごろには看板商品になったという。

 巨大な店内POPによると熟成醤油ラーメンの肉そばは、「やわらかな豚肉を豚肉をスープと熟成醤油がえしとともに一杯一杯手鍋で炊き込むことで、旨みを甘すことなくスープに移した絶品醤油スープのラーメン」。味玉肉そばや辛肉そばなどの派生商品や、普通の醤油ラーメン、塩ラーメン、味噌ラーメンなども揃える。また餃子、唐揚げなどのサイドメニー、税込107円という激安のソフトクリーム、カップソフトも提供している。

店内に掲示されている肉そばの解説
BEAMS監修のどんぶりで提供の肉そば

 なお、昨年夏にBEAMSジャパンの監修で作製、三河安城店で販売したラーメンどんぶりを同店では現在もどんぶりに使用している。いつまで実施しているかは不明なので、BEAMS監修どんぶりを見るためには早めに来店した方がいいかもしれない。

2024年2月10日土曜日

文具のブンゾウが「ゲオ文具」に変更、しかし全店ではない

 文具のブンゾウのLINEを購読していたので、1月26日付で「ゲオ文具」に屋号を変更するという告知が届いた。しかし、1号店の小田原店と名古屋天白店、鈴鹿店は文具のブンゾウとして営業を継続するという。小田原店オープン時から同店はゲオグループの店舗ではないという記事の間違いを指摘する電話があったが、電話が匿名であり、確証を掴めないままそのままその声を無視した形になってしまった。もう故郷に引っ込んでしまい文具業界とは一切かかわりがなく、ここでその記事を訂正しても仕方がないが、とりあえず個人的に訂正したい。

 当時の取材によると、音楽・映像ソフトレンタルで知られるゲオホールディングス(本社名古屋)は2018年11月5日にグループ会社「株式会社ブンゾウ」を設立、ディスカウント文具のショップ運営に乗り出した。店舗名は「文具のブンゾウ」で、11月30日に約250坪の新築店舗として小田原市郊外に1号店をオープンした。2019年2月8日には東京都福生市に2号店、3月8日には3号店の名古屋天白店、さらに21日に北本店、28日に東金店を出店した。2号店は食品スーパーの別館で営業していたゲオ福生南田園店を業態転換した(その後撤退)。3号店の名古屋天白店は小田原店と同じ新築店舗で、売り場面積もほぼ同じ規模。北本店はゲオ北本店の撤退した書籍売り場に出店、レンタルと文具の複合店となっている。

 当初順調な出店のように見えたが、撤退店舗もあり、数年経っても店舗数はそれほど増えていない。事業規模が拡大しなかったためか、ゲオグループ企業の中にすでに「株式会社ブンゾウ」の名前はない。屋号変更はゲオグループ店ということをより強く訴え、文具事業の再生を図りたいという狙いか。この屋号変更に伴って、小田原店、名古屋天白店、元23ステーションの鈴鹿店は「文具のブンゾウ」として残り、ゲオグループ店ではないことが期せずして明らかになった。ゲオと取引の深い卸商社がモデル店舗として出店していたと見られるが、今後どういう店舗戦略をとっていくのか業界外の人間には全く分からない。 

文具のブンゾウ1号店の小田原店

文具のブンゾウとして残る名古屋天白店


ららぽーと安城のテナント187店舗を先行発表

  三井不動産は安城市大東町に開発中の商業施設名を「三井ショッピングパーク ららぽーと安城」に決定、来年4月に開業すると発表。同時に、全テナント約210店舗中187店舗を先行して明らかにした。敷地面積は3万1900坪で、地上4階建ての店舗棟(3階までが店舗)と3棟の地上6階建て立...