2023年9月26日火曜日

パンのトラ安城店姉妹店、イタリアンレストランが閉店

 

 パンのトラの1号店、安城市安城町にある安城店隣で営業していたイタリアンレストラン「ピッチェリアブル」がいつの間にか閉店していた。同店はパン屋・パンのトラを多店舗展開するトラムススコープが営業するイタリアンレストランで、パンのトラ安城店出店に先駆けて2011年にオープンした。おかわり自由の手作りパンとドリンクバーでゆっくりくつろげるランチセットなどで、若い女性層に人気を集めていた。

 トラススコープのウェブサイトでは、ピッチェリアブル閉店について「誠に勝手ながら、当店は7月23日(日)をもちまして、閉店することになりました。2007年から16年間みなさまのお支援、心より感謝申し上げます」と簡単に告知。パンのトラがカレーパンでギネス記録を達成したのは5月21日で、それから2カ月でイタリアンレストランを閉店したことになる。

 また、同店インスタグラムでは「約16年長きにわたり多くのお客様にご来店いただきました。業態を変更したりといろんなことに挑戦してまいりました。お客さまにはご迷惑をおかけしたこともあったかと思います。ですがそれ以上に料理やデザート等が美味しい!可愛い!また来るね!などなどなど嬉しいお言葉をたくさんいただきました。スタッフ一同ほんとうに感謝の気持ちでいっぱいです」と熱い言葉が書き込まれている。さらに、「今後のスタッフは寂しいですがみんな別々の道を進みます。それぞれの道で頑張ります」と、ちょっと苦いコメントも。

ランチでボルシチセットも提供していた
インスタに投稿されている閉店のお知らせ

 空き店舗は今後どう活用しいていくかは、まだウェブサイトには書き込まれていない。パンのトラ安城店隣で安城厚生病院にも近いという立地環境はいいので、別の業者が出店するかもしれない。

2023年9月17日日曜日

刈谷日劇で『福田村事件』上映中

 

 関東大震災から100年、同震災直後に起きた事件をもとに描いた群像劇『福田村事件』が9月1日から全国公開された。愛知県では名古屋市名駅のシネマスコーレで公開と中日新聞で報道されたが、実は刈谷市の刈谷日劇でも1日から上映されている。しかも、14日まで1日の2回上映(通常は1日1回の上映)、15日からは1日1回となったものの21日まで上映される。

 映画のチラシに書かれている「序説」は次のような内容。
 1993年9月11日11時58分、関東大震災が発生した。そのわずか6日後の9月6日のこと。千葉県葛飾郡福田村に住む自衛団を含む100人以上の村人たちにより、利根川沿いで香川から訪れた薬売りの行商15人の内、幼児や妊婦を含む9人が殺された。行商団は、讃岐弁で話していたことで、朝鮮人と疑われ殺害されたのだ。逮捕されたのは自警団8人。逮捕者は実刑となったものの、大正天皇の死去に関連する恩赦ですぐ釈放された。これが100年の間、歴史の闇に葬られていた「福田村事件」だ。

 監督はオウム真理教などをテーマにしたドキュメンタリー映画を手がけてきた森達也で、初めて劇映画に挑戦した。大震災によって退役軍人などによって自警団が組織され、情報のあまり入ってこない村の住民たちが朝鮮人が襲ってくるというデマに踊らされる群集心理が描写される。特に後半40分間がクライマックスで、出演者それぞれが迫真の演技を見せている。NHK『映像の世紀バタフライエフェクト』では関東大震後、東京で防災のために生まれた町内会が次第にその目的を変え、国家総動員体制を支えていくと語っていた。自衛団、町内会が関東大震災を機に生まれ、昭和の大政翼賛会につながっていったということか。

刈谷日劇の階段にある切り貼り宣伝

 映画は主人公と見られる帰郷した夫婦の川を下るラストなど、ちょっとあざとい気がする場面もあるが、今日の日本社会にも通じるテーマの力か、何となく2時間17分の上映時間が短く感じらるほど見入ってしまった。平日の昼前という時間帯だったが、20人以上と刈谷日劇には珍しいほどの観客が詰めかけていたのも驚きだった。個人的な思いとしては、もう少しドキュメンタリー監督らしくシンプルなストーリーにして欲しかった。

2023年9月16日土曜日

榎前の長田川寄りのひまわり畑も満開に

 

 榎前町の「福島ひまわり里親プロジェクトを応援! 榎前町内会・安城市・安城学園高校」の看板を掲げた、ひまわり畑の9月初めに未開花だった畑のひまわりが満開となった。9月16日昼ごろ通りかかったら、長田川沿いに臨時駐車場ができて、その目の前で開花していなかった畑のひまわりが一斉に咲き誇り、車で訪れた家族などが写真撮影を楽しんでいた。

 ただし、9月8日に満開となっていた車道反対側にある畑のひまわりはピークを過ぎ、ちょっと勢いをなくしていた。このため、見学者は長田川寄りの畑のひまわりを見て、車道反対側には興味を示さないようだった。種をまいて2カ月ほどの短い期間で開花すると言われるひまわりだが、満開状態も予想以上に短いようだ。

 9月14日付中日新聞によると、福島ひまわり里親プロジェクトはNPO法人チームふくしまから種を買ってひまわりを育て、収穫した種を再び福島へ送る取り組み。安城学園高校では2018年からプロジェクトに参加しているが、毎年ひまわり畑を作っている榎前町内会は今年初めて同高校と連携して一部に福島のひまわりの種を植えたという。

長田川沿い臨時駐車場前のひまわり畑に見学者多数

先に開花した車道の反対側のひまわり畑は見学者なし

2023年9月14日木曜日

榎前町のひまわり畑が福島ひまわり里親プロジェクトに

 

 榎前町の長田川沿いに「ひまわりの里」という看板を掲げた畑があったが、今年は看板が外枠だけになり、8月に入っても麦畑が広がっているばかりだった。しかし、9月8日に訪問、周りをよく見たら、えのきこども園東の旧ひまわり畑の北側に畑が移動していた。しかもひまわりの花は満開となっていた。さらに、車道沿いには新たに「福島ひまわり里親プロジェクトを応援! 榎前町内会・安城市・安城学園高校」の巨大看板が立っていた。

 9月14日付中日新聞西三河版によると、福島ひまわり里親プロジェクトは、NPO法人チームふくしま(福島市)が主導し、全国各地の有志が同法人から種を買ってひまわりを育て、収穫した種を再び福島へ送る取り組み。「現地での雇用創出や震災の風化防止につながるとされ、安城学園高校は2018年から参加している」。毎年ひまわり畑を作っている榎前町内会は、今年初めて同高校と連携してひまわりの種を植えたという。

 榎前町のひまわり畑は、土壌改良、景観向上を目的に榎前町内会がブロックローテーションでひまわりなどを植えているもの。ひまわりは時期をややずらして毎年秋に花が開くように種をまいており、昨年も9月中旬に黄色い花を咲かせた。今年も7月20日前後に種をまき、一部に安城学園と連携して福島の種をまいたという。

満開となったひまわり畑

車道に沿って広がるひまわり畑


車道の反対側の畑はこれから開花

 畑全体ではひまわりは10万本近くになるというが、果たして福島の種で育ったひまわりが何割を占めているかは不明。車道を挟んだ長田川寄りにも、まだ花が開いていないひまわり畑が広がっており、こちらにも「笑顔を届けます福島へ」のカラフルな看板が立っている。中日新聞には、「強い台風が来なければ、今月25日ごろまで花が楽しめそうだ」という榎前町内会長のコメントが載っている。

2023年9月9日土曜日

アイシン安城榎前新工場の建築佳境へ

 トヨタ自動車グループのアイシン(本社刈谷市)は安城市榎前町の工業団地内に新工場を建築、JR三河安城駅前の安城工場を全面移転すると発表したが、すでに榎前町では新工場の地盤改良工事が昨年末に終わり、新工場建設が始まっている。安城工場の跡地にはスポーツ施設を建築し、運営するプロバスケットチームであるシーホース三河の本拠地として利用する計画が打ち出されている。

 アイシン安城工場の移転先である榎前工業団地(西工区)は、国道23号知立バイパス和泉インターチェンジの南西地域に安城市、愛知県企業庁が造成したもの。敷地面積は約13.8ha(うち0.8haは調整池)で、建通新聞社によるとアイシンは団地内の約10万平方メートルを取得、約半分のスペースを使って新工場建屋を建設するという。工場の建屋規模などは未発表。

 アイシンの発表では、アリーナ建設予定地にある安城工場は2024年9月までに榎前工業地区に移転する予定。新工場建設現場に掲示されている労災保険関係成立票によると、保険関係成立は令和5年1月10日で、事業の期間は令和5年1月10日から6年3月31日。来年3月末には工場の建屋は完成する計画で、工事現場では巨大クレーンなども稼働中で、急ピッチで建築工事が進んでいるようだ。

榎前と桜井を結ぶ幹線道路沿いに伸びるフェンス



2023年9月8日金曜日

アンフォーレで11月に「北海道歌旅座」コンサート

 

 安城市御幸本町のアンフォーレホールで11月13日、「北海道歌旅座ザ・コンサート2023」が開かれる。今まで「北海道歌旅座」というグループは聞いたことがなかったが、バックが赤色のチラシが印象的で、つい興味を持ってしまった。チラシによると、2009年に旗揚げして昭和の流行歌にフォークソング、家族・故郷・希望がテーマのオリジナル曲を歌い、公演数は1400回を数える。芝居の旅一座はよく聞くが、歌謡の旅一座が存在することを初めて知った。

 「札幌市を拠点に、歌の種を直接手渡しする旅を続ける一座、それが北海道歌旅座です」。「北海道のすべての市町村に歌を届けようじゃないかという熱い志を御旗に掲げた」、「目標には時間がかかりますが、それでも着実に公演回数を重ね」、「今では北海道という枠を越えて、日本全国の市町村に赴いて歌をお届けする旅が実現できるようになったのです」(アンフォーレで配布していたチラシを一部抜粋)。

 出演者は歌・ピアノ・作詞・作曲の吉田淳子、ヴァイオリンの高杉奈梨子で、コーラス・伴奏がザ・サーモンズ(3人)。11月13日は会開場13時半、開演14時。アンフォーレの1階窓口でチケットを販売、前売券2000円、ペア前売券3500円。全国を疾走するトラック「歌旅号」に添付する「歌旅千社札」も募集中という。


2023年9月3日日曜日

西尾市「憩いの農園」さらに拡大し飲食エリア新設


  西尾市郊外にある地元農業の拠点、JA西三河「憩いの農園」がさらに拡大し、9月15日に飲食エリア「憩いの農園イーストヴィレッジ」をオープンする。この憩いの農園は昨年3月に産直店舗「ファーマーズマーケット」をオープン、12月には家庭菜園・ガーデニング用品を扱う店舗を「ファーマーズガーデン」として大幅に拡充してリニューアルオープンしていた。

 イーストヴィレッジはファーマーズガーデンの横に新設するもので、休憩スポットや28台の専用駐車場も設置する。3店舗は三河淡水魚グループの直営店「うなぎ専門 三淡うなぎ店」、地元の米を使ったバウムクーヘンや軽食を提供するココトモファームの直営店「ココトモファクトリー西尾店」、新三商事の運営する三河の食材をふんだんに使った本格的洋食レストラン「le MIKAWA」。

 メーンのファーマーズガーデンは、売り場面積が約6千600平方メートルで、2棟の温室ハウスを構えて、植木や苗木、鉢花、鉢苗などから各種園芸用品まで幅広く揃えている。取扱商品は1千アイテム以上。また、隣のファーマーズマーケットでは、新鮮な農産物や西尾の特産品を提供しており、イーストヴィレッジの開業で「西尾市の観光および地産地消の一段拠点としての役割を一層果たしてまいります」(JA西三河ニュースリリース)。

工事中のイーストヴィレッジ
ファーマーズガーデン


ファーマーズマーケット



ららぽーと安城のテナント187店舗を先行発表

  三井不動産は安城市大東町に開発中の商業施設名を「三井ショッピングパーク ららぽーと安城」に決定、来年4月に開業すると発表。同時に、全テナント約210店舗中187店舗を先行して明らかにした。敷地面積は3万1900坪で、地上4階建ての店舗棟(3階までが店舗)と3棟の地上6階建て立...