2023年5月4日木曜日

安城市の市民の声に「町内会に入会しないとごみが出せない」

 Bingで検索していたら、安城市ウェブサイトの市民の声ページに「ごみステーションの利用について」の項目があるのを発見した。市民からごみステーション利用に関する質問があり。それに対して安城市が回答を行っている。2015年11月6日に投稿されたもので、市民の声ページの平成27年10月回答分として現在も閲覧することができる。

 内容は次の通りで、質問者が安城市に移住する前の自治体では、ごみ収集所は市が管理運営をしていたという。町内会にごみステーションの管理を任せている安城市は特殊な事例なのかは分からない。しかし、質問者のかつて住んでいた自治体の例があり、ごみステーションを市の管理に変えようとすれば不可能ではないことは確かだ。

質問要旨〉

 安城市では、なぜ町内会に入会しないとごみが出せないのでしょうか。町内会に頼らないとごみ収集さえできない市政というのは、いかがなものかと思います。以前住んでいた自治体は、ごみ収集所は市が管理・運営しており、町内会の入会は任意でした。安城市でもごみ収集所の管理・運営は市が実施してください。

〈回答内容〉

 ごみステーションの設置及び管理・清掃につきましては、マンション等の専用のものを除き町内会にお願いしています。本市としましては町内会会員であることをごみステーションの利用条件にはしておりませんが、ごみステーションにおいては適正な排出や衛生、美観の確保のため管理が必要です。このため、地域で定めた管理ルール等に沿って利用していただきますようお願いします。

 町内会への入会につきましては、本市としましても任意であり強制的なものとは考えておりません。しかしながら、町内会は地域の暮らしを快適にするために活動する一方で、災害への備えや事件・事故を防ぐための活動等、公共の福祉に密接に関わっており、入会をお勧めしておりますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。


 町内会に入らないとごみステーションが利用できないのはおかしいと思うが、市の回答は曖昧でこれまでのやり方を変えたくない気持ちが滲み出ている。ごみステーションを市の管理に移行すると、町内会からの脱会が急増する可能性のあることを恐れているのかもしれない。町内会に配慮するのではなく、市民の立場に立って市政を推進することはできないのだろうか。この市民の声が出たのは9年前のことであり、それから安城市のごみ問題に対する市政は何も変わっていないような気がする。

2023年5月2日火曜日

町内会はごみステーション利用が最大加入メリット

 

 安城市役所が毎月発行している「広報あんじょう2023年5月号」で、表紙裏ページに「町内会を知ろう!」という案内が掲載された(上の写真)。一人でも多くの市民に入会してもらおうと、市内に81ある町内会・自治会がやっていることを写真付きで紹介しているもので、加入方法なども説明している。ここで問題になるのは、市内に散在するゴミ集積場「ごみステーション」の管理を町内会が担っていること。全市民が町内会に入っているなら問題にはならないが、昨年2月3日付中日新聞西三河版では安城市の町内会加入率は約7割と記載しており、ゴミ捨てに苦労する市民も出てきているような状況と言える。

 3年ほど前から高棚町では、ごみステーションに「町内会・ブロック未加入者のごみ捨てはご遠慮ください !!」の貼り紙が掲示されている。最近、小さなごみステーションに貼ってあった紙は破かれたのか、なくなってしまったが、最も大きい公民館前のステーションにはまだ掲示されている。その本文では、「町内に点在するゴミステーションは、町内会が設置交渉または借地料支払を行い、町内会とブロックが設置費用を出し合い、町内会・ブロック加入者が清掃当番しています」と記載。未加入者は、燃やせるごみは環境クリーンセンター、燃やせないごみはリサイクルブラザに持っていって欲しいと要請している。

 安城市がウェブで公表している「町内会長ノート」によると、「市の収集計画に基づき各地区(町内会)が行うごみ等の収集事業及びごみステーション管理の協力並びに地域美化活動に対して」報償金を交付しているという。その金額は基準額55000円+100世帯あたり4000円加算とそれほど多くないが、市民からの税金を投入してごみステーションの管理を行っていることは確かである。町内会が町内会費だけを使って管理しているわけではないようだ。

高棚町の公民館前にあるごみステーション

 1年ほど前に、町内会未加入者はごみステーションを利用できないのか、ウェブサイトで市に問い合わせてみた。その回答は次の通り。「本市としましては、町内会会員であることをごみステーションの利用条件とはしておらず、そのことはごみステーションの管理を行っている各町内会にも、お伝えしています。しかしながら町内会が設置するごみステーションの利用については各町内会それぞれの事情がございますので、町内会会員でない方が利用される際には予め、町内会と合意のうえ、ご利用をお願いいたします」。産業環境部ごみゼロ推進課清掃事業所からの回答で、ごみステーションの管理に協力している町内会に気を使っているのか、かなり曖昧なコメントと言える。
 
 最大の町内会加入メリットは、ごみステーションが利用できること。ある人が率直に語っていたが、個人的にも頷ける。しかし、町内会の中にはごみステーション管理で町内会員、未加入者いかんに関わらず一律に管理費を徴収、掃除当番も順番に回しているところがあると聞いた。安城市内全域にこういう方式をぜひ普及させてもらいたい。今回当選した市会議員の中でごみステーション問題に真剣に取り組む人物が現れることを期待したい。

2023年4月28日金曜日

高浜市立図書館が閉館、かわら美術館に図書館機能

 1979年(昭和54年)4月11日に開館した高浜市立図書館は、鉄筋コンクリート2階建てのレンガ色の図書館として親しまれていたが、老朽化によって3月31日に閉館した。残念ながら高浜市は資金のかかる建て直しは計画しておらず、既存施設の中に図書館機能を複合化して省力化を図ることになった。図書館機能を加えるのはかわら美術館と名鉄三河高浜駅前のいきいき広場で、いずれも7月22日から本格的なオープンを予定している。

 新しい複合化図書館は「高浜市やきものの里かわら美術館・図書館」が正式名称で、かわら美術館の方を本館、サブ施設を「いきいき広場・図書情報スペース」として運用する。本館では、2階にあった陶芸創作教室を閉鎖して開架式書庫「ライブラリー ほんの森」に改造し、近くに閉架式書庫も設ける。ライブラリーの面積は書庫も含めて280平方メートル、書庫在庫6千冊も含め約2万冊を在庫する。一般図書を中心に郷土資料、雑誌・新聞なども揃え、展示会などとタイアップした特集コーナーも計画している。

 いきいき広場・図書情報スペースは “としょぴあ” が愛称で、2階100平方メートルに一般図書コーナー(健康や医療などのテーマで2800冊)、3階175平方メートルにこどもと暮らしの本コーナー(6000冊)を設置。また、2階には30席を配置した学習コーナーを設置、中高生向けの書籍800冊も揃え、進学・資格に関するパンフレットなども設置する予定。こどもと暮らしの本コーナーでは、読み聞かせなどのイベントも行うという。

閉館した高浜市立図書館

図書館機能を加えるかわら美術館
2階の陶芸創作教室をライブラリーに

 かわら美術館・図書館の運営にあたっては、昨年10月に乃村工藝社、図書館流通センター中部支店、NTTファシリティーズ東海支店で構成する共同事業体を指定業者に選定したという。市立図書館の蔵書数は約20万冊と言われていたが、かわら美術館・図書館の資料では本館の在庫が2万冊、としょぴあが1万冊弱となり、何と以前の15%の蔵書数にしかならない。西三河では従来も最も小さい図書館だったが、複合化でさらに大幅な小型化となるようだ。

 特に気になるのは、かわら美術館・図書館本館に閲覧席が設置されるのか、3月に発行されたリーフレットに明記されていないこと。ゆっくり座席で読書するスペースがないような図書館は図書館と言えないので、きっとオープンすればどこかに設けられるのだろう。





2023年4月25日火曜日

安城市議選で女性8人当選、4千6百票でトップも女性新人

 

 地方統一選後半戦が4月23日に投開票され、38人が立候補した安城市議選の当選者28人も決定した。当選したのは現職18人、新人10人で、政党別では公明3人、自民1人、維新1人、共産1人となり、参政、れいわ、減税の立候補者は落選した。やはり町内会など地域の推薦を得て立候補しないと、安城市で戦うのは難しいようだ。しかし、そういう保守的地域でも変化があり、女性の当選者が2人増えて8人になり、しかもトップ当選したのは無所属女性新人だった。

 安城市が発表した市議選の集計結果によると、トップ当選したのは4千683票の野場華世氏で、唯一4千票台を獲得した。何と僅差で当選した田中直樹氏とは3千票強の開きがある。この野場氏に続いたのが同じ女性新人の沓名美由紀氏で、3千661票を獲得した。両氏とも無所属だが、沓名氏はアイシン労働組合に所属し連合愛知の推薦を得ている。3番目の票数を獲得した現職の守口晶守氏も連合愛知の推薦を受けるアイシンの元社員で、労働組合推薦の候補者が安城市の選挙に強いことを改めて認識した。

 中日新聞よると、今回の統一地方選では、市議選には1699人、町村議選には671人の女性がそれぞれ立候補した。全候補者に占める女性の割合は市議選が20.6%、町村議選が14.7%で、いずれも過去最高の水準となった。中部6県で市議会別の女性当選者の比率は、愛知県日進市(定数20)が5割と最も高く、同県岩倉市(定数15)も4割に達したという。また愛知県では長久手市(定数18)も38.9%と高く、安城市は28.6%で高浜市と同じ比率となっている。
 
 安城市議選でトップ当選の野場華世氏は安城市出身の41歳2児の母で、早稲田大学経済学部卒業後にNHKと日経新聞で記者生活をしていたという。届出用紙によると現在の住まいは東栄町で、野場は旧姓のようだ。卒業したのは安城市立東山中学校、愛知県立岡崎高校。東栄町、今本町、今池町、住吉町、篠目町といった安城市北部地区を地盤に選挙活動を行ったという。子どもの夢プロジェクト、子育て環境の充実、高齢・福祉・生きがいづくりと共に、「北部地域の発展と美しいまちづくり」も選挙公約に掲げた。







2023年4月23日日曜日

愛知県の市会議員報酬に格差、安城市は月48万円

 


 全国の市区町村議会に朝日新聞がアンケート調査、1月時点の議員報酬がどうなっているか探り、4月21日付の三河版に愛知県内の市町村議会の月額議員報酬を一覧表にして掲載した。それによると最も高いのは名古屋市の84万7千円で、最も低いのは豊根村の15万9千円で、何と5倍以上の開きがある。記事では「超村する議員」と言われるほど低い大治町議の報酬(29万5千円)に触れて、「入庁から10年未満の役場職員並みだという。大治町では政務活動費や議会出席の交通費などの費用弁償もない」と書いている。

 西三河地方の市議会月額議員報酬は、豊田市が64万2千円、岡崎市が61万4千円、刈谷市が48万7千円、安城市が48万円、西尾市が45万5千円、碧南市が44万8千円、知立市が40万5千円、高浜市が36万1千円。このうち高浜市の報酬は愛知県の市議では最も低く、豊田市議と比べると28万1千円も低い。同市は今回の市議選で定数を2人削減したが、その理由の一つとして「なり手不足が挙げられていた」と中日新聞。やはり、報酬が低いことが議員のなり手不足につかがっているかもしれない。

 安城市の月額議員報酬は48万円と豊田市、岡崎市より低いが、西尾市、碧南市、知立市などよりかなり高い。単純に年額にすると576万円になり、政務活動費36万円(会派に属さない議員)を加えると600万円を超える。しかし、ちょっと秘書を雇うのは無理そうな金額なので、1人で地道に政治活動するしかないと思われる。

2023年4月19日水曜日

ローソンで愛知県限定のコーヒーサブスク

 

 

 ローソンが愛知県の店舗限定で、4月4日から店内淹れたてコーヒーのサブスクリプションサービスを開始した。さっそく安城市内ではなく、隣接する碧南市の碧南相生三丁目店で利用権を購入してみた。同店は昨年8月に“LAWSONマチの本屋さん”として営業を開始した書籍売り場併設ローソンで、日販と提携しているだけあり面出し陳列で村上春樹の新刊も並べていた。

 コーヒーのサブスクサービスは、110円(税込)のマチカフェコーヒーS(アイス/ホット)1カ月分(1日1杯)を1500円で購入できるもので、サービス名は「マチカフェプライム」。毎日1日1杯飲むと1カ月で3300円かかるので、1800円も得になる。利用できるのは店内淹れたてコーヒーを展開する約620店舗。利用券販売期間は6月25日までで、利用期間は4月16日から7月31日まで。すぐコーヒーが飲めるわけではなく、毎月11日~25日の利用券購入で翌月1日~月末まで飲め、毎月26日~翌月10日の利用券購入で翌月16日~翌々月15日まで飲める。

  利用方法は、① 愛知県内のローソン店舗でローソンアプリのデジタル会員証を提示して利用券を購入 ② 利用期間中、1日1回ローソンアプリに配信される当日(0時~24時)のみ利用可能なクーポンを店頭で提示してコーヒーを購入する。利用に当たっては、事前にローソンアプリとPontaカードまたはdカードとの連携が必要となる。マチカフェコーヒーS(アイス/ホット)以外の商品も差額の支払いで利用できる。

 ローソンによると、このマチカフェプライムは愛知県内に限定した実証実験。「物価高騰が続く中で、習慣的に毎日飲用される方が多いコーヒーをお得にご購入いただけるよう、本実験でご利用ニーズやサービスの仕様などの検証を行い、全国への拡大を検討してまいります」。カフェ利用者の多い愛知県の実験いかんでは全国展開はなくなるかもしれない。 

書籍売り場のあるローソン碧南相生三丁目店


2023年4月18日火曜日

高浜市議選は定員14人でわずか15人の立候補、NHK党から新人。

 

  安城市議選と同時に隣の高浜市の市議会選挙も4月16日に告示され、選挙戦がスタートした。こちらの方は定数14人(前回より2人減)のところ15人の立候補にとどまり、安城市のような激戦とはならなかった。当初は16人の立候補が予定されていたが、中日新聞によると事前審査を受けた1人が立候補を取りやめたという。立候補者のうち現職が10人で、新人が5人。

 立候補者をみると、政治団体「NHK党」から立候補している女性がおり、同党は「政治家女子48」に改名したように思うが、内部抗争の結果またNHK党が復活したのだろうか。しかも、旧党首の立花孝志氏がポスター写真に入っている。16日付中日新聞では、「政治家女子48党で立候補を予定していた女性は政治団体NHK党で立つ」と書いている。高浜市内でNHK党が支持されるかどうかで、選挙の動向は変わるような気がする。

 いずれにしても、高浜市議選では10人が落選する安城市議選と違って、落選するのは立候補者15人のうち1人だけである。

ららぽーと安城のテナント187店舗を先行発表

  三井不動産は安城市大東町に開発中の商業施設名を「三井ショッピングパーク ららぽーと安城」に決定、来年4月に開業すると発表。同時に、全テナント約210店舗中187店舗を先行して明らかにした。敷地面積は3万1900坪で、地上4階建ての店舗棟(3階までが店舗)と3棟の地上6階建て立...