安城市会議員にメールを送付、「安城市の不思議」ブログを読んでもらおうかとふと思った。そこで、安城市議会「やるじゃんANJO!」のホームページを開いてみた。令和元年から5年4月末日まで任期のある市会議員28人の一覧表が掲載され、住所、電話番号、略歴などが顔写真入りで紹介されているが、Eメールアドレスを載せていない議員が13人もいた。何と全体の46%と半数近くの議員がアドレスを公開していない。まさか歳費をきちんともらっている議員がパソコンを使っていないわけはないはず。単に見知らぬ住民などからメールが届くのを嫌って、アドレスを公開していないのかと思う。しかし、市民の意見を広く聞くのが議員の職務と言えるのに、半数近くがEメールアドレスを公開していないという安城市議会の現実に愕然とする。
Eメールアドレスを公開していない議員は、和泉町・沓名喜代治(無所属・安城創生会)、東端町・松本佳栄(無所属・安城創生会)、二本木新町・石川博英(無所属・安城創生会)、今本町・森口晶治(無所属・みらいの風)、和泉町・法福洋子(公明党・公明党安城市議団)、高棚町・石川博雄(無所属・安城創生会)、里町・杉山朗(無所属・安城創生会)、小川町・辻山秀文(無所属・みらいの風)、新田町・今原康徳(公明党・公明党安城市議団)、池浦町・松尾学樹(無所属・安城創生会)、桜井町・二村守(無所属・安城創生会)、小川町・大屋明仁(無所属・安城創生会)、東栄町・野場慶徳(無所属・安城創生会)の各氏。会派でみると、安城創生会が9人、みらいの風が2人、公明党安城市議団が2人。安城創生会所属議員が最も多いが、もともと全体の議員数が18人と多いため。
ちなみに、公式サイトを持っている議員は8人、Facebookを持っている議員は6人、Twitterをやっている議員は3人。EメールアドレスやSNS関連のアドレスを全く持っていない議員も9人おり、日ごろの政務活動をどうやって行っているのか疑問を感じてしまう。もちろん、印刷した活動報告紙を配布している議員もいるかもしれないが、経費の点からも頻繁には発刊できないのではないだろうか。安城市議会の会議録などもインターネットで手軽に閲覧できるようになっているが、安城市会議員一人ひとりのデジタル化はかなり遅れていると言える。まず「安城市の不思議」ブログの告知メールを受け取れるよう、環境を整えてもらいたい。