2022年11月14日月曜日

こんなにある安城市内の新宗教教団施設2


世界救世教いづのめ教団三河安城浄霊センター
 
 三河安城駅北の交差点近くに2階建てビルは洋館風な造りで周囲に庭園も配置され、とても新宗教の施設には見えない。しかし、ここが世界救世教いづのめ教団の三河安城浄霊センター。この三河安城駅北交差点から北上した笹目中学校東の交差点近くに平屋の細長い木造建築物があるが、これがエホバの証人の王国会館。また、JR安城駅の北、安城総合運動公園西の車道沿いにはパーフェクトリバー教団のPL安城教会がある。このほか、桜井町の桜井神社近くには旧統一教会して知られる世界平和統一家庭連合の碧南家庭教会がビルの2階に入居している。

 宗教学者島田裕巳によると、世界救世教は地上天国を目指した熱海のMOA美術館、箱根美術館を設立し、自然農業に力を入れた開祖の岡田茂吉が死去したあと、教団の分裂を繰り返した。2000年には世界救世教を包括法人とし、その中に世界救世教いづのめ教団、東方之光教団、世界救世教主之光教団の3つの派が非包括法人として所属する形態がとられた。その後世界救世教は主之光教団との包括非包括関係を解消し、法廷での訴訟となっているようだ。安城市にあるのはいづのめ教団で、正面玄関には包括法人「世界救世教」の文字を掲げている。
 
 パーフェクトリバー教団は、宗教学者島田裕巳によると山岳信仰を核にした徳光教が原点で、1930年代にひとのみち教団として大きく発展したが、1937年に結社禁止処分を受けて解体させられた。戦後、芸術や自己表現を強調するPL教団として再建、学園、病院などを設立し野球やゴルフなどスポーツ振興にも力を入れている。儀式に関しては結婚式や葬式、地鎮祭、七五三など独自の形式を作り上げ、それを実践している。PL安城教会は安城総合運動公園西の車道沿いの2階建てビルで、「PL」の看板がなければ普通のオフィスビルと変わらない。

オフィスビルのようなPL安城教会

エホバの証人の王国会館安城

 エホバの証人は19世紀に発足したキリスト教系の宗教で、世界本部をニューヨーク州に置いている。かつて信者の輸血拒否事件がよくニュースになっていたが、街頭、駅前、個別の家庭訪問などでの熱心な伝道活動も知られる。東京では私鉄の駅前で布教活動を行っている信者をよく見るが、安城の王国会館に通うエホバの証人の信者はどこで布教活動を行っているか、なかなかイメージが湧かない。

 世界平和統一家庭連合の碧南家庭教会は桜井町の第14東海ビル2階にあるとウェブサイトに記されているが、ビルには同教会の看板は一切付いていない。安倍元首相銃撃事件を機に教団に注目が集まっていることから、看板を掲げることを止めたのか、もともと付いていなかったのか分からない。岡崎家庭教会、知立家庭教会は独立した建物を構えてるので、看板もきちんと掲げている。教会に看板すら掲げていない安城では、信徒たちは表立った布教活動なども控えているのだろうか。

4階立てビルの2階に旧統一教会の碧海教会


 
 

2022年11月11日金曜日

こんなにある安城市内の新宗教教団施設1


  宗教学者島田裕巳の著書『日本の10大新宗教』(幻冬社新書、2007年発刊)は、勢力の大きい新宗教として天理教、大本、成長の家、天照皇大神宮教と璽宇(じう)、立正佼成会と霊友会、創価学会、世界救世教・神慈秀明会と真光系教団、PL教団、真如苑、GLA(ジー・エル・エー総合本部)を取り上げている。ただし、カルト問題にもつながる世界基督教統一神霊教会(統一教会)、エホバの証人は同書では除外している。

 安城市にはGoogleで検索しても大本、生長の家、天照皇大神宮教、璽宇、霊友会、神慈秀明会、真如苑、GLAの教団施設は出てこない。しかし、天理教、立正佼成会、世界救世教いづのめ教団、真光系の世界真光文明教団と崇教真光(すうきょうまひかり)、PL教団、さらに統一教会、エホバの証人も教団施設を構えている(創価学会は刈谷市に文化会館があるが、安城市内の施設は不明)。

 特に大きな施設は立正佼成会安城教会で、門を構えた敷地内には事業所のような2階建てのビルと平屋の簡易型建物、2層式立体駐車場が見える。かなり広い敷地面積で、しかもバロー安城日の出店のすぐ西側という中心市街の隣接地に立地している。立正佼成会は創価学会と同様に日蓮系、法華系の新宗教で、霊友会から派生した。島田裕巳氏によると、地方から都市に移ってきた新しい都市住民の労働者たちを信者にして高度成長期に巨大教団に成長したという。東京都杉並区和田に7階建ての大聖堂がある。

敷地内に立体駐車場もある立正佼成会

 真光系の世界真光文明教団の安城センターは安城市総合運動公園の南側の幹線道路沿いにある2階建てビルで、ビルの前に駐車場も設けている。また、崇教真光「安城お浄め所」は新幹線三河安城駅南口の東側にあり、駐車場の奥に3棟の1階建てビル並んでいる。その1棟に教団名が掲げられており、他の2棟には何の掲示もないが、全く同じ形のビルで駐車場前に教団看板があるため崇教真光が使用しているとみられる。

 世界真光文明教団は元軍人を教祖に不幸の原因を浄化する「真光の業(まひかりのわざ)」を説いて宗教活動を展開。教祖の死後、高弟が教団を継承し、養女が独立して崇教真光を立ち上げた。飛騨高山に黄金神殿を構える崇教真光は「陽光ライフ-幸せになる生き方のヒント」というリーフレットを定期的に発行しており、先日503号が自宅のポストにも入っていた。ちなみに、世界文明教団は伊豆・修善寺近くの山中に総本山を構えている。

世界真光文明教団安城センター

崇教真光の安城お浄め所



2022年11月9日水曜日

3商店街合併で「つながる商店街」に


 JR安城駅南口のセントラル、花ノ木、御幸の3商店街が合併し、9月1日に「つながる商店街」がスタート、加入商店の街路灯に「つながる商店街誕生」のフラッグが掲げられている。組合員数は150店で市内最大となっているが、一番店舗が密集している旧御幸商店街以外は商店や飲食店がまばらという印象がある。特に区画整理が行われている旧花ノ木商店街はどこに商店街があるのかわからない状況。人通りもアンフォーレ付近以外は少なく、駅の歩行者デッキから旧セントラル商店街を見下ろすとほとんど人の姿は見えない(平日の昼間)。

 市議会だより57号では、安城創生会の寺沢議員の質問「拠点駅の新安城駅が改修された。次の整備は建築から40年が経過する安城駅ではないか。駅前デッキを含めて次期総合計画で具体化するつもりがあるか」を掲載している。その答えは、「JR安城駅は拠点駅の中で最も古い駅となっている。こうした状況を踏まえれば、次に整備検討する優先度の高い駅と考えている。本市の玄関口にふさわしい、誰もが安全に使える駅となるよう、駅周辺のまちづくりと一体的な検討を行なっていく必要がある」。回答を見る限り、まだ具体的な計画立案の検討には入っていないようである。

駅前のデッキから見た旧セントラル商店街

区画整理が進行中の旧花ノ木商店街

 すでに旧西友跡で三井不動産の大型商業施設開発は着々と進んできており、あと2、3年で駅前商店はさらに厳しい経営環境になることが予想される。東京から来た知り合いが駅前にコンビニがないことに驚いていたが、全国チェーンの商店、飲食店は駅前には皆無と言える。カフェチェーンが1店くらいあってもいいと思うが、コメダ珈琲店も駅から少し離れた場所に駐車場付き店舗を構えており、駐車場と離れた商店街の中への出店を躊躇う業者が大半のようだ。

 つながる商店街の中心を占める旧御幸商店街には、新美南吉が下宿から安城高等女子校まで通っていた昭和13-17年当時に存在していた商店が今でも残っている。日新堂書店、広瀬酒店、博文堂、杉浦時計店である。このうち、博文堂は「博文堂事務機店」として文具・事務機器の専門業者となっているが、当時は書籍を扱っていたようで、南吉は日新堂で売り切れていた雑誌を同店で見つけたというエピソードが残っている(アンフォーレ作製の小冊子「安城の南吉」)。また、交差点にある築本屋の名前も当時の商店街の地図にあるが、2年ほど前に文具店としての営業は止め、ビルはシャッターが降りたままになっている。

老舗が多い旧御幸商店街
アンフォーレの北にある看板に掲載の地図

2022年11月7日月曜日

有形文化財の西尾市岩瀬文庫旧書庫を特別公開

 

 西尾市岩瀬文庫、市立図書館で10月29、30日、3年ぶりに「第17回にしお本まつり」が開催され、国登録有形文化財の岩瀬文庫旧書庫の内部が特別公開された。岩瀬文庫は明治41年に実業家の岩瀬弥助が独力で設立した古典籍主体の私立図書館で、当初は敷地内にの園遊会が催せる庭園、猿舎なども備えていた。戦後に西尾市が運営を引き継ぎ、平成15年に古書ミュージアムとしてリニューアルした。その時に最新設備の収蔵庫を建設したことから、赤レンガの旧書庫は使われなくなり、本まつり期間中だけ内部を特別公開している。

 旧書庫は大正8年ごろの地上3階、地下1階建て建物で、西尾で唯一の現存レンガ造り建築物である。入り口の説明板によると、土蔵の大壁をレンガに置き換えた構造で、木造の小屋組に瓦を葺(ふ)せた屋根を造っている。内部は木造で、柱を立てて梁を渡し、少しずつ隙間をあけて床を張り、壁を漆喰塗りにしている。外部には玄関の外観、軒先窓台に洋風意匠が見られ、外壁の表面にはレンガに似せたタイルが張られている。

上に天井のある旧書庫3階

トラス構造の木組で屋根を支える天井

床はすべてスノコ状

並んでいる書籍は見本

 本まつりの旧書庫特別公開では、一部見本に書籍を置き、大部分は空の木製本棚がぎっしり並ぶ書庫の内部をボランティアスタッフの案内で見て回った。特に一番上の3階では、三角形を基本単位としてその集合体で構成するトラス構造の天井が目に付いた。また、1階から3階までの床がすべてスノコ状になるなど、書籍にダメージの少ない構造の建築物となっているのに気づいた。帰りに受付でもらった初期の岩瀬文庫の敷地図には正門が描かれ、建物の裏には何と広い庭園が広がっている。
 
 本まつりでは、岩瀬文庫前の屋外で古本市、古本・雑貨のフリーマーケットを開催すると共に、食べ物屋台が出店。このほか、図書館前では西尾市ゆかりの作家の著書を集めて販売するコーナー、おもちゃ病院コーナーを展開。このほか、嵯峨本の講演会、絵本講座&おはなし会、紙芝居の実演なども行った。








2022年11月5日土曜日

岡崎出身・内藤ルネの薔薇族ショップ

 

 日本独自の「カワイイ」文化を発信し続けたアーティストの内藤ルネは、岡崎市出身ということからその作品が観光ポスター「カワイイに出会えるまち、オカザキ。」のメーンビジュアルに採用され、マンホールの蓋にもキャラクター「ルネガール」が使われている。しかし、内藤ルネには「カワイイ」とは別の世界の作品もあった。東京・渋谷パルコ6階では11月11日から25日まで、「ルネガール」とは全く異なる「ルネ・ボーイズ」をフィーチャーしたポップアップショップ「ルネ・ガールズfrom薔薇族」を開催する。 

 内藤ルネは1953年のデビュー以来、数多くの少女雑誌のスター画家として活躍し、2007年に74歳で逝去するまで「カワイイ」世界観を発信し続けた。しかし、幼い頃から自らの性的指向と感性に疑問を抱き、少年期には性的マイノリティであると意識、1万点以上にのぼるゲイアートを残している。その性的指向に繋がる感性が花開くきっかけとなったのが、1971年創刊したゲイ雑誌『薔薇族』(第二書房)。ルネは 『薔薇族』の表紙絵を1984年2月号から約15年間担当し、そこで描かれる明るく健康的でセクシーな男性画は<ルネ・ボーイズ>と呼ばれた。

岡崎市のポスター

岡崎市のマンホール

ルネ・ボーイズのTシャツ


ルネ・ボーイズのステッカー

 ポップアップショップ「ルネ・ボーイズ from 薔薇族」では、『薔薇族』の表紙を飾った<ルネ・ボーイズ>に焦点をあて、貴重な原画や複製原画の展示、オリジナルグッズを販売する。会場は渋谷パルコ 6F「PENGUIN SOUVENIR」で、主催はキタンクラブ。ショップで販売する限定グッズはソフビフィギュア、Tシャツ、ライター、ステッカーなどで、オンラインストアでも同時販売する。

 WEB:https://www.penguinsouvenir.jp


 


2022年11月4日金曜日

PRホームページ「あいち家康戦国絵巻」開設

 愛知県、県内市町および観光関係団体は、大河ドラマ「どうする家康」の放送を契機に県の「武将観光」を全国に広くPRし、観光誘客の拡大を図るため、「愛知県大河ドラマ『どうする家康』観光推進協議会」を設立、10月28日に観光PRホームページ「あいち家康戦国絵巻」を開設した。もちろん、中心となる県内の市町は家康生誕の地である岡崎市で、来年1月21日には岡崎城をリニューアル、同時に「大河ドラマ館」も開設する。安城市も家康の祖先の松平家居城跡や三河一向一揆の拠点となった本證寺もあるが、城が残っているわけではないのでインパンとはかなり弱い。観光の面では岡崎の一人勝ちになりそうな雰囲気もする。

 ホームページでは、県ゆかりの武将や姫、徳川家康を始めとする戦国武将ゆかりの地、観光土産品などを紹介すると共に、大河ドラマに登場したゆかりの地やイベント情報の旬の観光情報を随時更新していく予定。観光推進協議会は2月21日に設立。構成団体は107団体(10月28日現在)で、49市町村、49観光団体などが参画。市町村では西三河から岡崎市、碧南市、刈谷市、豊田市、安城市、西尾市、知立市、高浜市、みよし市、幸田町、東三河から豊橋市、豊川市、蒲郡市、新城市、田原市、設楽町、東栄町、知多から半田市、常滑市、東海市、大府市、知多市、阿久比町、東浦町、南知多町、美浜町、武豊町が参画。愛知県知事、岡崎市長が顧問、県観光コンベンション局長が会長で、事務局は県観光コンベンション局観光振興課。


 〈ホームページの内容〉 (1)トップページ=協議会のキャラクター「いえやすくん」が各種観光情報を紹介。(2)愛知ゆかりの武将・姫=三英傑(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)の家臣に分けて、県ゆかりの武将・姫を紹介。(3)ゆかりの地をエリアで探す=尾張、名古屋、知多、西三河、東三河の5つのエリアに分けて、戦国武将ゆかりの地を紹介。(4)おすすめモデルコース=ゆかりの地を周遊するモデルコースと交通アクセス情報を紹介。(5)イベント情報=お祭りや美術展など県内各地で開催されるイベント情報を紹介。(6)観光土産品の紹介=協議会で認証マークを発行した観光土産品を紹介。

 〈URL 〉 https://aichi-ieyasu-sengokuemaki.com





2022年11月3日木曜日

新幹線三河安城駅前のツインパーク今昔

 

 新幹線三河安城駅の南にある公園「三河安城ツインパーク」は、名前の通りバス通りを挟んだ2つの公園から構成されている。広い歩道に隣り合った約1haという面積に規則的に樹木が植えられ、子ども向け遊戯などは置いていない広々とした特徴のない公園だが、実はもともと明治用水の中井筋から分岐した神楽山用水路や蝮畦1号用水路が流れていた場所。市が公園内に立てている明治用水の掲示板には、神楽山用水路がパイプライン化される前の昔の写真を掲示している(上の写真)。

 掲示板では、安城新幹線駅周辺土地区画整理事業地とその周辺には矢作川を水源とする明治用水の中井筋をはじめ8用水用水路が流れ、安城、高浜、碧南市の農地へ送っているとして、次のように記載している。「以前は水の流れが見える水路でしたが、良好な水質を保つことや維持管理を行いやすくすることなどを目的にパイプライン化の整備が進められ、上部空間は自転車道や遊歩道等に利用し、地下を流れる水の一部は、せせらぎや学校のビオトープ、また消化水利等に活用され、地域社会に貢献しています」。

新幹線三河安城駅南のツインパーク

ツインパーク内の明治用水の看板

 神楽山用水路は三河安城駅前から箕輪町、高棚町を通って高浜市、碧南市に抜けている。このうち、高棚町、高浜市、碧南市の水路は約5.1kmにわたって遊歩道が整備され、川遊び水路、せせらぎ水路、休憩施設なども設けられている。さらに、高浜市のひかり幼稚園に沿った遊歩道にはホタル水路もある。高浜市清水町の神楽山ホタルの会が飼育したヘイケボタルの幼虫を放流し、飛翔するホタルの光が見られるようにしている。

高浜市の神楽山用水路遊歩道

明治用水神楽山用水路遊歩道概要の看板



 

ららぽーと安城のテナント187店舗を先行発表

  三井不動産は安城市大東町に開発中の商業施設名を「三井ショッピングパーク ららぽーと安城」に決定、来年4月に開業すると発表。同時に、全テナント約210店舗中187店舗を先行して明らかにした。敷地面積は3万1900坪で、地上4階建ての店舗棟(3階までが店舗)と3棟の地上6階建て立...