2022年10月31日月曜日

観覧車王国で可愛いと評判の堀内公園

 

 観覧車の数は142基(9月13日時点)で全国的に減少しているが、愛知県には全国最多の13基がある。9月16日付朝日新聞で「愛知県が観覧車王国のナゾ」という見出しのコラム記事を掲載、税収の豊かな自治体や多いことや派手好きな県民性が観覧車の多い理由に挙げている。豊かな自治体が多いことから、県内にある観覧車のうち6基は市営や県営の公園などに設置され、料金も大半は500円以下で、最も安いのは100円と説明している。

 堀内公園は安城市制40周年の記念事業として平成4年にオープンした。総面積5.9haの敷地内は “花とみどりとメルヘン” をテーマに構成、豊かな自然に囲まれた中に子ども向けのさまざまな遊具も配置されている。観覧車は公園のシンボルとして設置されたもので、高さ35メートルと新幹線から眺めることもできる。4人乗りのゴンドラは24台あり、約8分で1周する。料金は100円と格安で、3歳以下は無料(小学生未満は大人の同乗必要)。

ゴンドラ下に見える公園

窓越しに見える田園地帯

 この堀内公園の観覧車は独特のタイプで、外周に24個の小さな輪っかが付いており、24個のゴンドラはその小さな輪っかにぶら下がっている。しかも、小さな輪っか、ゴンドラともイエロー、ブルー、グリーン、レッドの4色が3個ずつ連なり、ゴンドラも卵型と非常にカラフルな可愛いデザイン。ゴンドラに乗ると近くに高い建物がないため、上昇すれば遠くまで見渡せる。周りは田んぼ、住宅だが、市街地の方を向けば走っている新幹線車両も見られる。

小さな輪っかにゴンドラ


座席から見える隣のゴンドラ

 西三河地方の観覧車は、堀内公園のほか、岡崎市南公園、碧南市明石公園、刈谷市の刈谷ハイウェイオアシスにある。このうち岡崎市南公園と碧南市明石公園の観覧車は高さ30メートルでゴンドラ(6人乗り)30台で、料金100円。刈谷ハイウェイオアシスの観覧車は高さ60メートルでゴンドラ(4人乗り)36台で、料金600円。


碧南市明石公園の観覧車

 








2022年10月28日金曜日

妖精に会える? ガリバーのいる秋葉公園


 10月24日付中日新聞朝刊の三河版に、街をきれいにする謎の妖精「こきーぼー」が掲載された。上下とも白い衣装で、顔をドーランで白く塗り、サングラスとマスクで覆っている怪しい姿の男性が早朝の秋葉公園で清掃をしているという冗談のような記事である。怪しい姿は安城七夕まつりの公式キャラクター「きーぼー」(願いごとの精)をアレンジした非公認キャラクターのようで、SNSで情報発信しながら市内の会社員が個人で活動しているという。

 そこで安城市大山町の秋葉公園に行ってみた。県道48号岡崎刈谷線沿いのケンタッキー安城店の近くにあるが、ちょっと県道の奥にあるので今まで一度も行ったことがなかった。当日は個人的な飲み会の途中で立ち寄ったこともあり、秋葉公園に着いたのは夕方になってしまった。当然、早朝に掃除に現れるという「こきーぼー」には会えなかった。しかし、今まで見たこともなかったガリバーの遊具に出会った。

ガリバーの背中は滑り台

こきーぼーの活躍かゴミのない秋葉公園園内

こんもりした林のような夕方の秋葉公園
 
 ガリバーは横たわっている背中に子どもが遊べる滑り台が備え付けられるほど巨大で、近づくと小人の背丈になったような気分にさせられる。三河の住みよさを紹介するウェブサイト『こだわり』では、「秋葉公園といえば、ガリバー!と言われるほど有名。ガリバーは遊具になっているので、小人になって、物語の世界に入った気分で遊ぶことができます」とコメント。ただし、ガリバーの背中に設置されている木造りの階段は途中に黄色いロープが張られ、立ち入り禁止だった。時間が遅かったためか、古びて危険になったためか分からないが。

 こきーぼーについては、インスタグラムで「安城市のゆるくなりたいキャラ(非公認)、ゴミを食べる食いしん坊の妖精、北京本店公式宣伝大使、サルビアスタンプ会公式PR隊長」などと自己紹介している。このほか、依頼があれぱ市内の店舗のPR、エンターテイメントのデリバリー、イベント・コラボなども行っているという。ツイッターを見ると、最近のツイートで安城西中学校に講師として呼んでもらい、話しをしたと書いてある。保守的な農村地帯の母校がこんなに柔くなっているのか、信じられない。

こきーぼーのインスタグラム







2022年10月25日火曜日

石川丈山の建てた京都・詩仙堂に行く

 

 たまたま京都に行く機会があったので、碧海郡泉郷(ろ安城市和泉町)に生まれた石川丈山が江戸時代初期に建てて晩年を過ごした京都の詩仙堂を10月20日に見学した。出町柳駅から出ている叡山電鉄の一乗寺駅で降り、商店街をまっすぐ東に歩いていくと10分ほどで宮本武蔵で知られる一乗下り松に着き、その先の坂道の途中に詩仙堂はあった。建物は竹林に囲まれた石段の先にあり、料金を払って部屋に入ると読書室「詩仙の間」などがあり、広間から回遊式庭園を眺めることができる。

 詩仙堂の反対側に駐車場があり、そこに京都市が立てた史跡解説の看板がある。その看板によると、現在は六六山詩仙堂丈山寺と号する曹洞宗の寺院で、元は石川丈山が寛永18年に隠棲のために建立した山荘「凹凸窠(おうとっか)=でこぼこした土地に建てた住居」。昭和41年に寺に改められたという。

中国の詩人の肖像が掲げられた詩仙の間

回遊式庭園が一望できる広間

鯉が泳ぐ池もある広い庭園
 「詩仙堂の名は、狩野探幽らの筆による36人の中国の詩人の肖像と、丈山自らが書いた各詩人の詩が四方の壁に掲げられた『詩仙の間』に由来する。回遊式の庭園は白砂と皐月の刈り込みが美しく、藤、花菖蒲、杜若、紫陽花、萩、山茶花など、四季それぞれに美しい姿が楽しめる。東には滝が配置され、丈山が考案したといわれる僧都(ぞうず=添水、鹿おとし)の音が、静かな庭園に風情を添えている」。庭園は広間から眺めるだけではなく、備え付けのサンダルを履いて散歩することもできる。有名な観光地とは言えないが、京都ならではの風情のある回遊式庭園に惹かれるためか平日でも訪れる観光客は予想以上に多いように感じた。

 詩仙堂のリーフレットでは、天正11年に三河国に生まれ、16歳で家康に仕えて近侍となって、大坂夏の陣で功名を立てた石川丈山の紹介も行っている。33歳で徳川家を離れ、京都で文人して朱子学を学んだ。59歳で詩仙堂を造営、没するまでの30余年を聖賢の教えを自分の勤めとし、寝食を忘れてこれを楽しんだという。

庭から見た詩仙堂の建物




2022年10月24日月曜日

福釜町コスモス畑その後


  JAあいち中央の産直店舗「でんまぁと安城西部」南の福釜町コスモス畑が10月24日、薄いピンク、濃いピングの花々をぎっしり咲かせた。幹線道路から南に伸びる小道の両側に畑は広がっており、前回の訪問時にはちょっと開花が物足りなかった国道23号線寄りの畑も満開となった。畑では中の畦道に入って花を観賞したり、写真撮影する人も目についた。畑の周りには駐車場はないが、幹線道路を挟んだ隣がでんまぁと駐車場なので遠方からの見学者も多い。

 コスモス畑の前には「花と緑と人 福釜環境保全会」の看板が立っている。10月15日にコスモスまつりを開催した赤松町コスモス畑でも看板に赤松環境保全会の名前が入っており、ほぼ同様の組織で環境保全型農業の地力増進・景観形成作物としてコスモス畑に取り組んでいるとみられる。ちなみに、赤松環境保全会は営農組合を中心に構成、国からの助成金が市を通じて交付されたのを機に組織したという。

畑の畦道でコスモスを観賞する人も



小道の両側に広がるコスモス畑









2022年10月23日日曜日

高棚町コスモス畑


  安城市では環境保全型農業への取り組みを行い、町内会を中心に地力増進・景観形成作物としてコスモスの作付けを行っている。最も知られるコスモス畑は交互に場所を変えている赤松町の畑、JAあいち中央「でんまぁと安城西部」南の福釜町の畑だが、高棚町の小学校隣にもコスモス畑がある。小学児童などの自然環境教育の場として活用されているビオトープ(池)のすぐ北に広がるコスモス畑は今年の赤松と同じくらいの広さで、小学校の運動会が行われた10月22日にはピンクや白い花が綺麗に咲いていた。

 このコスモス畑の管理を中心となって行っているのは高棚町内会の高棚環境向上委員会。畑には「地域のみんなで取り組もう 農地・水・環境保全」の幟を立てているが、幟の隅には同委員会の名前も入れている。町内会が毎月発行している「たかたな町内会ニュース」では毎号、環境の保全・改善活動ニュースとして景観作物の生育状況などを報告している。8月号では「コスモスの播種実施」、9月号では「コスモスが元気に芽生え、雑草対策に大わらわ」、10月号では「群生したコスモス畑の各所に色とりどりの花が咲き始めました。散策路を設置予定です。」と記載している。

散策路の奥に見晴らし台を設置

台の上から小学校の方を見渡した

 コスモス畑には「たかたなニュース」が書いているように中央部に散策路が設けられ、行き止まりの畑の真ん中には小さな台が設置されている。上からコスモスが見渡せるようにしたもので、確かに上の登ると咲き乱れた花の群生状態が一望できる。畑が小学校横と分かりやすい場所にあり、花の鑑賞に訪れる人もよく見かける。ただし、畑の周りに駐車場がないため遠方からの見学者はそれほど多くないと思われる。

 なお、「たかたなニュース」によると、環境向上委員会では春には菜の花の育成に取り組んでいるという。4月号の景観作物ニュースでは「菜の花は暖かくなり一段と生育し、花をつけてきました。」、5月号では「菜の花は最盛期を終えて、種をつけてきました。今後は刈り取り後、コスモスの播種を予定。」と記載している。


コスモス畑全景

隣のビオトープ



2022年10月22日土曜日

ダイソー「Standard Products」が愛知県に初出店

  100円ショップを展開する大創産業(本社広島)は10月21日、良質な日用品を集めた新業態「Standard Products」を愛知県に初出店した。名古屋駅前の商業施設・近鉄パッセ6階に出店したもので、続いて10月28日にはイオンモール常滑にも出店する。名古屋の近鉄パッセ店はダイソーの入っている6階に出店、売り場面積は約75坪。東海地域初進出となった岐阜県のイオンモール土岐店(130坪)よりちょっと小さく、立地もダイソー奥とあまりよくない。店内に設置したセルフレジでは、ダイソーで販売している商品も一緒に会計処理できるようにしている。

 Standard Productsは “ちょっといいのが、ずっといい”をコンセプトに、良質で心地よい商品を長く使いたいというニーズの高まりに応えるブランドで、環境に配慮した商品開発や店づくりを目指している。2021年3月に東京・渋谷に1号店をオープン。その後、東京・新宿、銀座、吉祥寺、さらに大阪、京都、兵庫、神奈川、広島などにも次々出店、今年5月には初の海外店舗をシンガポールにオープンした。愛知県には出店が遅れていたが、10月に名古屋駅前だけではなく常滑市にもオープンすることから、今後三河地方への出店も期待される。

近鉄パッセ入口でStandard Products開店告知

食器など生活雑貨がずらり

平台にアウトドア用品

 取扱商品は300円(税抜)が中心だが、関市で製造したナイフ、包丁などのように1000円台の商品も扱っている。商品は約2,000品を揃え、今後も毎月約100品を展開していく予定。新店舗オープンを記念して、税込1,200円以上お買い上げの来店客、各店先着600人に間伐材を使用したひのきのスマホスタンドをプレゼント。近鉄パッセ店では午後5時前にはまだプレゼント商品が残っていたが、その後会社帰りのOLが次々と来場、レジも列ができてきたので、確実に1日だけで600人は超えたと推測できる。

 なお、10月28日にオープンするイオンモール常滑店はモールの1階に出店するもので、売り場面積は約113坪。11月には三重県に初進出し、11日にイオンモール鈴鹿の1階に出店する。売り場面積は約91坪。近鉄パッセ店の店内写真撮影は銀座店同様に自由で、SNSで商品紹介など行って欲しいとスタッフは語っていた。

東京・下町工場製の高級鉛筆も



  

2022年10月19日水曜日

安城町に謎の金太郎稲荷神社

 

 安城町名広の小道に沿って伸びる小さな神社があるが、同神社は「金太郎稲荷神社」と一風変わった社名が付いている。神社1万社以上のデータを公開しているウェブサイト「神社人」では、安城市内の神社として明治川神社、不乗森神社、白山比売神社、上条白山媛神社、若一王子社、古井神社の6社と一緒に掲載されている。宗教法人登録されていないため神社名鑑にも記載されていない小さな金太郎稲荷神社を、なぜ神社人サイトが掲載しているのかはっきり分からないが、おそらく社名に珍しい“金太郎”の名前が付いているためかと思われる。

 神社人サイトの勘太郎稲荷神社のページでは、「当社は幕末に天から神札(おふだ)が降ってきてそれを受け町の者が踊り狂うという『ええじゃないか』というムーブメントで受けられた神札と、東京は神楽坂に鎮座する出世稲荷神社(赤城神社の出世稲荷神社)の神札を授かり、それを一緒に祀ったことに始まるという」と記載。祭神は稲荷神(推定)で、ご利益は商売繁盛、五穀豊穣としている。

狛犬の間に祀られている小さな祠

 安城町の西側を占める西尾町内会が発刊した『西尾の歴史』は、1866年(慶應2年)、翌年の凶作の中で広がった「お札降り」の話について触れ、現存する金太郎稲荷はこれに縁のある祠と次のように記述している。「お札を拾ったのは百姓久七であり、しばらくこれを敬って、家のなかに祭っていたものであろう。のちに、名広組が社を造ることとなり、すすめる人があって、東京神楽坂の『出世稲荷』を請けてきて、稲荷の御札と『お札降り』の御札をいっしょに祭ることになった。その稲荷は『金太郎稲荷』の名で現在も祭っている」。ここでも稲荷神社がなぜ“金太郎”の名前をつけているのかは書いていない。

 西尾町内会では、地域に立地する若一王子社と毘沙門天極楽寺の奉賛会の活動を支援し、奉賛会の会長と総代を町内会長と評議員が兼務している。これは『西尾の歴史』に記載されているもので、金太郎稲荷神社は町内会の運営ではなく、町内会に所属する名広地区の有志で管理を行なっているとみられる。

小道に沿って細く伸びる境内


 

 

2022年10月17日月曜日

トヨタミャンマー工場始動で波紋


 トヨタ自動車(本社豊田市)はミャンマーの新しい組み立て工場でピックアップトラック『ハイラックス』の生産を開始、今月から販売会社が受注を開始したと報道各社が発表した。同社ウェブサイトではこの件のニュースリリースを掲載していないが、何らかの報道発表をしたものとみられる。同工場は2021年2月から稼働する計画だったが、ミャンマー国軍による軍事クーデターが起きたため延期していた。今、アウンサンスーチー氏の刑期延長など国軍の強権的姿勢が和らぐ気配のない中で、国軍への支援に繋がりかねないトヨタの経営判断について報道機関や民間団体などから疑問の声が上がっており、個人的にも強く違和感を覚える。

 トヨタ自動車は2019年5月、同社としてミャンマーで初となる車両生産会社Toyota Myanmar Co., Ltd.を設立し、2021年2月よりハイラックスを現地生産すると発表した。それによると新工場は、最大都市ヤンゴンの南部近郊に位置するティラワ経済特区に建設、投資額は約5,260万米ドルを見込んでいる。新規雇用は約130人で、2021年の稼働当初はSKD(セミノックダウン方式)でハイラックスを年間能力約2,500台で生産する計画。日本経済新聞は、トヨタが8月下旬にティワラ経済特区の管理当局に生産の開始を届け出を行い、月間生産台数数十台規模で9月から生産を開始したと報道した。

 矢野経済研究所は10月14日付けコラムで、「はたして世界の理解は得られるのか」とトヨタの経営判断に疑問を呈した。コラムによれば、国際NGOヒューマン・ライツ・ウォッチは日本がODAの一環として供与した旅客船3隻が軍事転用されていると指摘、「日本政府は人道支援以外の開発支援を停止し、深刻な人権侵害に関与した国軍に対して制裁を課すべき」と声明を出した。また、新規ODAは停止しているものの、既存のODAを継続しているのは「経済制裁に対して中途半端」と評価し、「あらゆる外交手段を駆使して国軍に圧力をかけるべき」と提言。さらに、内政不干渉を原則とするASEANですら国軍トップの出席を2年連続で拒否、暴力の即時停止を求めていると指摘。コラムでは最後に、トヨタフィロソフィー“1秒1円にこだわる”を挙げ、「しかし、“人の幸せについて深く考える”との記述もある。新たに生産されるハイラックスが後者につながるものであると願いたい」と結んでいる。

 日本経済新聞によると、ミャンマーに進出したグローバル企業では、海底ガス田を手がけていた仏トタルエナジーズ、米シェブロン、携帯通信事業者ではノルウェーのテレノール、カタールのウーレドゥーが相次いで撤退を決めた。軍の統制下にある政府当局から干渉を受けたり、軍の支配を支える収入源になる懸念が生じていたためという。日本企業では、スズキがティワラ経済特区など2カ所にミャンマー工場を持っているが、外資不足で必要な部品を購入できなくなるという経済的理由で7月から生産を一時停止している。日本企業は欧米企業とは違い、残念ながら軍政うんぬんより経済優先の経営判断でミャンマーで事業を進めている気がする。アウンサンスーチー氏が解放されていない国軍の支配するミャンマーで、トヨタなど日本の自動車メーカーが車を生産することに果たして世界の理解は得られるだろうか ?

 

 

2022年10月16日日曜日

福釜町コスモス畑


 安城市では環境保全型農業への取り組みとして、町内会を中心に地力増進・景観形成作物の作付けを行っており、その一つにコスモス畑がある。最も知られるのは交互に場所を変えて作付けている赤松町の畑であるが、JAあいち中央の産直店舗「でんまぁと安城西部」の南に広がる福釜町のコスモス畑も市内ではよく知られている。幹線道路から南に伸びる小道の両側に畑はあり、いずれの畑のコスモスも綺麗に花を咲かせている。

 安城市のホームページに掲載されている地力増進・景観形成作物作付け情報では、福釜町のコスモスは福釜新田ちびっ子広場周辺0.89ヘクタールとあるが、このデータは平成27年10月とあり、更新されずに掲載され続けているとみられる。一昨年も昨年も今年と同じ場所でコスモスが咲いていたので、数年前に作付けする畑を移動したと思われる。面積は広くなったかどうかわからないが、小道の両側に広がる畑を合わせると赤松のコスモス畑より広い感じがする。

小道からでんまぁと前のコスモス畑撮影

小道から反対側のコスモス畑を

 JAあいち中央の組合員向け冊子「碧の風」10月号は、表紙と裏表紙に福釜町のコスモス畑。冊子を広げるとパノラマ写真が現れ、花が咲き誇るコスモス畑が広がり、そのバックにでんまぁとの店舗と駐車場が写し出されている。コスモス畑はさすがスマホで撮影するとこのような迫力ある写真にはならない。なお、本文によると産直店舗の人気野菜は、秋はほうれん草、冬はきゅうり、春はトマト、夏はオクラという。 


2022年10月15日土曜日

赤松町コスモスまつり開催


 10月15日、「赤松町ふれあいコスモスまつり」が赤松町内の満開となったコスモス畑で開かれた。町内のコスモスは環境保全型農業への取り組み(地力増進・景観形成作物の作付け)を進めるため、安城市を通じて国から助成金が交付されたのをきっかけに作付けが始まり、昭和59年からコスモスまつりも開催されてきた。町内のコスモス畑は2ヶ所ある畑を1年ごとに交互に作付けているもので、昨年はリサイクルプラザの西側、今年は安城高校前交差点付近の県道45号線沿いの畑を使った。

 コスモス畑は赤松町内会と赤松環境保全会が取り組んでいるもの。実際に作業を行なっているのは営農組合を中心に構成する赤松環境保全会で、同会は助成金が交付されたのを機に組織したという。コスモスまつりでは、町内会役員が中心となって臨時駐車場の設営・誘導、来場者受け付けを行うと共に、子ども向けイベントの実施にスタッフとして協力した。子ども向けイベントでは、隣の畑に植えた枝豆のもぎ取りを自由に楽しんでもらうと共に、コスモス畑内の通路にクイズを印刷した6個の看板を立て、全問正解者にプレゼントを進呈した。


畑の通路では子ども向けクイズ

過去のコスモスまつりの写真も掲示

隣の畑で子ども向けに枝豆もぎ取り

 コスモス畑にはいくつかの楕円状の通路が設けられ、じっくり花を鑑賞できるように工夫。まつり前日の14日には、通路の中で大きなカメラを肩に下げた数人のグループが写真撮影を行なっていた。畑を見下ろせる道路沿いには過去のコスモスまつりの様子を写した写真画像を並べた看板も設置していた。その写真を見ると、かつて大村県知事や七夕祭りキャラクターの着ぐるみが来場、紙飛行機大会なども開くなど、かなり盛大な催しだったことが分かる。ひまわりは10月末までは咲いているというが、町内会役員によればピークを過ぎれば花を切って持っていく人が増えるという。


前日にアマチュアカメラマングループ




ららぽーと安城のテナント187店舗を先行発表

  三井不動産は安城市大東町に開発中の商業施設名を「三井ショッピングパーク ららぽーと安城」に決定、来年4月に開業すると発表。同時に、全テナント約210店舗中187店舗を先行して明らかにした。敷地面積は3万1900坪で、地上4階建ての店舗棟(3階までが店舗)と3棟の地上6階建て立...