2023年1月30日月曜日

住みよさランクで安城市が70位から97、139位へ下落

 

 東洋経済は1993年から毎年「都市データパック」を発刊し、全国812市区の「住みよさランキング」を発表しているが、2022年の総合1位は東京都武蔵野市で、2位は福井市だった。愛知県では長久手市が9位、名古屋市が14位、みよし市が26位、日進市が42位、大府市が43位で、西三河では刈谷市が59位、碧南市が90位、安城市が139位、豊田市が236位、岡崎市が309位、知立市が370位、西尾市が395位、高浜市が501位となっている。

 安城市のランキングは2020年に70位だったのに2021年に97位、2022年には139位に後退したが、順位が下がった原因について昨年12月の市議会で質問があった。先ごろ発行された「あんじょう市議会だより」に掲載されたもので、神谷清隆議員が質問したという。安城市からの回答は「(住みよさランキングの)指標は安心度、利便度、快適度、富裕度の4項目で構成されており、安城市は快適度が下降している。快適度が下降した要因は、転出入人口比率が減少したことが影響したと考えられる」と記載。転出入人口比率は転入者数から転出者数を差し引いた数で、コロナ感染の影響で経済が低迷、雇用も減少し、人口が転出超過状態となっている。

 住みよさランキングは、安心度、利便度、快適度、富裕度の部門ごとの平均偏差値での順位づけを行っている。安城市の2022年ランキングは富裕度は15位と高いが、快適度は257位で、安心度は551位、利便度は573位と低い。「低位部門の底上げが必要と感じている。安心度では犯罪抑止のための防犯対策、交通事故抑止のための歩道整備、車道の拡幅工事などを着実に行っていきたい。利便度では、大東町の民間投資による大規模小売店舗の面積増大によって、今後の順位上昇が期待できる。市としては地域の繋がりづくり、交通の円滑化対策などによって街の魅力を高めていきたい」と神谷学市長。

 なお、住みよさランキングでは安城市の特徴について次のように書いている。「県のほぼ中央に位置。明治用水の完成により農業や畜産が発展、当時は農業先進都市として『日本デンマーク』と呼ばれた。市域の4割以上は耕地で、農業は稲作のほか野菜、花き、畜産などの都市近郊型の多角経営が行われている。名古屋市通勤圏として都市化が進行。近年は、豊田市と衣浦臨海工業地域に近い立地から自動車関連企業が進出し工業化も進む」。

 

2023年1月28日土曜日

家康、天下への始まりの地=安城

 安城市はNHK大河ドラマ「どうする家康」の放送に合わせて、家康ゆかりの地としての安城をPRする宣伝活動に力を入れ始めた。「家康公 天下への始まりの地 安城」のタイトルでカラー刷りPRブックを作製すると共に、JR安城駅前の市観光案内所キーポートで同タイトルのパネル展示を開始した。もちろん、三河で家康と言えば岡崎城のある生誕の地の岡崎市だが、家康の祖父に当たる清康までの安城松平家4代が安城城を居城にしていたことから、家康のルーツは安城松平家としてアピールしているもの。

 キーポートのパネル展示では、入り口にPRブックの表紙と裏表紙「家康公ゆかりの地MAP」を引き伸ばして展示。続いて安祥(安城)城址、本證寺を中心に市内18カ所の家康ゆかりの場所を写真、解説文付でパネル展示。さらに、NHKサービスセンターによる大河ドラマの番組紹介パネル、さらに家康役の松本潤、築山役の有村架純、信長役の岡田准一など登場人物4人の等身大パネルを設置、記念撮影も楽しめるようにしている。

 PRブックでは、雑誌『歴史人』2月号の「徳川家康ゆかりの安城をめぐる」という記事をピックアップして掲載。「安城松平家はもともと松平氏の分家の一つに過ぎなかったものの、松平一族の中心となり、家康公の祖父である清康公の時代には三河平定に乗り出しています」、「安城松平家が安城城に居城していた時から臣従していた家臣は安城譜代と呼ばれ、家康公からの信頼も厚く、徳川家臣団の中心として天下取りを支えたとされています」。これを読むと、家康のルーツが安城市にあることが納得できる。

大河ドラマ出演者たちの等身大パネル

安祥城址と本證寺の解説パネル

家康ゆかりの場所をずらり紹介

 しかし、大河ドラマ「どうする家康」は家康が大人に成長してからの物語であり、ルーツである安城城の出てくる余地はない。安城のゆかりの地としては三河一向一揆で知られる本證寺くらいしかドラマには登場しないような気がする。テレビ画面に登場しないなら、なかなか大河ドラマを関連づけて安城市をPRするのは厳しいと言えるだろう。安城市役所の努力には頭が下がるが、ちょっと虚しい気もしてくる。





 

2023年1月23日月曜日

愛知知事選掲示板隣にポスターのない安城市長選掲示版

 

 愛知県知事選挙が1月19日に公示され、県内の各地に設置されていた選挙ポスター掲示板にポスターが張り出された。安城市内では安城市町選挙のポスター掲示板も隣に設置されたが、こちらはまだポスターが張り出されていない。県知事選挙と市長選挙の選挙運動期間が異なるためで、運動期間は都道府県知事選挙が17日間に対して、政令指定都市の市長選挙は14日間、一般市の市長選挙はわずか7日間である。このため、投票日は愛知県知事選挙、安城市長選挙も同じ2月5日だが、安城市長選挙の告示日は1月29日と知事選挙より11日も遅い。

 安城市長選挙は5期20年務めた昭和33年6月生まれの神谷学市長が退任を表明したことから、現職対新人という従来の構図とは異なる選挙戦となる。今のところ立候補を表明しているのは、元安城市副市長の三星元人(みつぼしもとひと)氏と安城市会議員の永田敦史(ながたあつし)氏。三星氏は桜井町出身で、昭和57年に愛知大学卒業後、安城市役所に勤務、総務部次長、市民生活部部長を経て、平成31年4月から副市長に就き、昨年12月7日付で退任した。永田氏は古井町在住で、安城市会議員を6期務めているが、安城市長選挙に過去2回出馬して落選、今回で3度目の挑戦となる。

 愛知県知事選挙は、4選を目指す現職の大村秀章知事と新人の6人が出馬した。新人は共産党推薦の尾形慶子氏以外は、どの政党の推薦も受けていない無名候補。政党の支援を受けていない候補は、選挙運動も家族・知人中心という小規模態勢で行っており、名古屋市や出身地以外のポスター掲示板にはポスターもあまり張り出していないようだ。安城市の農村部では当初掲示板のポスターは大村氏と尾形氏の2枚しかなく、その後3枚に増えたが、6枚が揃うことはないような気がする。

安城市農村部で知事選の掲示板にポスター3枚

高浜市中心部では掲示板のポスター4枚

 「公職選挙法の供託金の金額及び供託金没収点」のウィキペディア資料を見ると、都道府県知事選挙は供託金が300万円で、没収点は有効投票総数の10分の1。一般市長選挙は供託金が100万円で、没収点は有効投票数の10分の1。愛知県知事選では政党の支援を受けていない場合、知名度がないと有効投票数の10分の1を達成するのはなかなか厳しい。

 


2023年1月19日木曜日

西三河でステルス布教を行う親鸞会

 
 
 高森顕徹(たかもりけんてつ)著『歎異抄をひらく』は61万部を発行したロングセラー本で、安城市内の精文館書店でも昨年レジ前に陳列されていた。本の紹介欄には富山県出身、龍谷大学卒業としか書いてないが、著者の高森顕徹は浄土真宗親鸞会の創立者で現会長。書籍の発売元の1万年堂出版は親鸞会の出版部門であり、同じ高森会長の著書や監修本を多数出版している。また、『歎異抄をひらく』をアニメ化した制作会社のチューリップ企画も親鸞会の関連会社で、アニメ映画『なぜ生きる』も制作している。

 親鸞会は新宗教ではなく浄土真宗の1宗派と主張していることから、当然とも言えるが新日本宗教団体連合会には加盟していない。このため、新宗教を紹介する書籍にはあまり取り上げられていない。新宗教研究会の『新宗教ガイドブック』にも掲載されていないし、宗教学者島田裕巳の著書『日本の10大新宗教』(幻冬社新書)、『日本の新宗教』(角川選書)にも一切出てこない。しかし、島田裕巳の『平成宗教20年史』(幻冬社新書)にはほんの少しだけだが、「平成18年摂理とキャンパスのカルト」の項目で取り上げられている。

 一部抜粋すると、「名称からすると、既成仏教教団である浄土真宗の一派ではないかと思われるかもしれない。だが、親鸞会は高森顕徹というカリスマ的な指導者を中心に、積極的な勧誘活動を展開している点で、新宗教としての特徴を示している。そもそも浄土真宗の場合には、僧侶になるために特別な修行を必要とせず、僧侶と俗人の区別が明確でない。新宗教の特徴は、俗人の組織である点に求められるが、その点で浄土真宗に近い性格をもっている」。特に大学生への勧誘での問題は、宗教団体であることを明かさず、一般のサークルであるように装って勧誘を展開していると指摘。「勧誘のためのシステムは確立されており、勧誘される側には、それが分からないようになっている」。

よく見かける高森顕徹の著書の新聞広告
1万年堂出版の雑誌「月刊なぜ生きる」も新聞広告で定期購読募集

 最近は大学での正体を隠した偽装勧誘は、大学当局の防衛手段によって少なくなってきているようだ。それに代わって、親鸞会では「公民館や市民センターなど各地で正体を隠したアニメ上映会や、仏教講師による講演会を行っている」(ウィキペディア)。正体を隠した仏教講師による歎異抄、正信偈などをテーマにした学習会は安城市、刈谷市、豊田市など西三河地区の公共施設で頻繁に開かれている。浄土真宗が浸透する地区で同宗の一派と主張する親鸞会のステルス布教が活発化しているわけだが、既存の真宗大谷派の寺院は状況を理解しているかどうか分からないが、何ら対策を打っていない。

 

2023年1月17日火曜日

謎の「街かど仏教カフェ」が西三河で浄土真宗講座

 

 先日、「正信偈に学ぶ」という浄土真宗関連の仏教講座開催の折込チラシ(上の画像)が朝日新聞朝刊に入った。主催は街かど仏教カフェとあるが、チラシのQRコードでホームページを開いてみると同カフェについて「ライフシフトを考えるべき人生折り返しにあたり、仏典等を通して生きる意味ってなんだろうと問う愛知県三河地域の社会人サークル」と記載されているだけで、どこの教団が関係しているのか分からない。また、ホームページでは講座が刈谷だけではなく、豊田市猿投コミュティセンター、同市福祉センターでも開催と記され、かなり大かがりに西三河各地で開催されているようだ。

 正信偈(しょうしんげ)は親鸞の著書『教行信証』に収録の韻文で、「きみょうむりょう」で始まる。チラシによると、講座では親鸞の生涯を描いたアニメを通しての正信偈の解説も行うという。ホームページには会場として安城市民会館も記載されており、すでに同会場でも講座が開催されたものと推測される。また、イベントなどを告知するウェブサイト「こくちーずプロ」では昨年7月16日から18日までの3日間、連続講座「“なぜ生きる”を『歎異抄』に学ぶ」が安城市民会館で開催したというデータが残っていた。主催は同じ謎の街かど仏教カフェ。

 安城市根崎町にある浄土真宗大谷派宝林寺のウェブサイトには、「危険です ! 名前を伏せて勧誘活動をおこなっている新宗教」のページがあり、エホバの証人、浄土真宗親鸞会、念仏宗無量寿寺を取り上げている。親鸞会は以前から三河地域で活動している新宗教で、宝林寺ウェブサイトによると昔は親鸞関連のビデオ教材を売り歩いていたが、最近は『親鸞聖人に学ぶ会』などの団体名で学習会を行ったり、映画の上映会を開いている。「この団体の特徴としては、親鸞会と名乗らないという姑息な手段をとっていることです。これは昔から一貫していて、先に挙げたビデオ販売や、学習会、頻繁に新聞広告を出す高森顕徹氏の著書を扱う1万年堂出版でも、『浄土真宗親鸞会』という名前を伏せているのです」。

街かど仏教カフェが安城で昨年開いた講座

 講座「正信偈に学ぶ」を主催している街かど仏教カフェも、親鸞聖人に学ぶ会と同じように正体を隠した浄土真宗親鸞会と推測される。チラシに記載されている講師の肩書きに「浄土真宗学院上席講師」とあるが、浄土真宗学院は平成31年3月に開校した親鸞会の通信教育専門学校。学長の高森光晴氏は親鸞会を創設した高森顕徹会長の子息という。なぜ正体を隠して仏教講座を開催しているのか分からないが、講師の肩書きを見る限り親鸞会が関係しているとしか考えられない。親鸞に親しみを感じている人が多い三河地区の住民は注意が必要だ。

 

2023年1月14日土曜日

干潮で地続きの西尾・前島は「うさぎ島」だった


  海で隔てられている陸地と島が干潮時に繋がることをトンボロ現象と言うが、この珍しいトンボロ現象が見られるのが西尾市東幡豆町の前島(まえしま)。東幡豆港の700メートル沖合に浮かぶ無人島であるが、かつては「うさぎ島」と呼ばれ、数百羽のウサギが放し飼いされていた観光の島だった。また、前島の南南東600メートルの海上に浮かぶ沖島は、日本モンキーセンターの支所としてかつて野生の猿が観光目的に放し飼いにされていた。

 2011年に西尾市に編入される前の幡豆郡幡豆町のPRパンフレットでは、「まだだあるぞオモシロアイランド」としてうさぎ島とさるがしま(沖島)を紹介。うさぎ島については、「周囲1kmほどのフィールドに約400羽のウサギのほか、ホロホロ鳥や、コウライキジなどが住んでいます。かわいいウサギたちとのスキップを楽しみ、しばし不思議の国のアリス気分にしたりましょう」とアピールしている。


幡豆町史から

 平成25年発刊の『幡豆町史本文編3』は、「前島と沖島の観光開発」の項目を設けて、昭和33年(1958)に島の所有者が名古屋鉄道と賃貸契約を結んで観光開発に乗り出し、前島にウサギ8種類約300羽を放し飼い、同年9月に「うさぎ島」として開園したと説明。同時に珍しい鳥も放たれ、頂上付近には小さな「うさぎの家」が作られ、展望台、休憩所、売店なども整備された。同時に沖島に野生の猿が放し飼いにされて「猿が島」が開園。東幡豆港から2島を経て西浦に至る定期船を往復運行したため、「両島は三河湾海上動物園として観光客で賑わった」。ピーク時の昭和53年(1978)には56万人の観光客を記録したという。

 この三河湾海上動物園は平成9年(1997)11月末に閉園した。観光客が14万人にまで減少、「年間6000万 円近い赤字を出すようになったため、合理化を理由に両園は閉園した。同時に名鉄海上観光による定期船も廃止となった。廃園にともない、うさぎ島にいた約100匹のうち77匹は動物ショップ業者に、ワラビー6匹のうち2匹は愛知こどもの国に、クジャク46羽のうち22羽は内海のフォレストパークに引き取られた。残りの20数匹のウサギとワラビー、クジャクは、日本モンキーセンター内で飼育されることになった」。

 うさぎ島の観光パンフレットもあるようだが、ネットオークションや古書店サイトで出品商品が見つけられなかった。先日、西尾市の斎藤五朗画伯のアトリエで見たので、何とかして手に入ればと思っている。

 

2023年1月12日木曜日

三河安城で盛り上がるカフェチェーン

 

 県道48号岡崎刈谷線三河安城南町の交差点角に昨年11月15日、「スターバックス三河安城店」がオープンした。安城市内では百石町の県道45号線沿いにある百石店、篠目町肥田の県道12号線沿いにある篠目町店に続く3番目の店舗。昨年9月30日に移転オープンした「ハードオフ・オフハウス三河安城店」の隣に新築店舗を造り出店したもので、20台くらい止められる駐車場を備えると共に、専用レーンでドライブスルー注文にも対応している。

 店内はすっきりしたデザインのカジュアルスタイで、大手キュリアの無線LANに対応、窓の外をゆっくり眺められる座席や電源を備えた座席なども用意。座席数はそれほど多くないが、ガラス張りの店舗の周りにもテーブルと椅子が置いてあり、外でも飲食ができるようにしている。車の出入り口が1カ所で、交差点に近いことから、道路が渋滞した時に出入りが難しいという声も聞いたが、平日の道路が空いている時間帯は問題がない。今のところ平日の昼間は駐車場にもゆったり止められ、店内もまだ空き席が多い気がする。


ドライブスルー注文にも対応

 県道48線沿いのすぐ近くには、大型繁盛店「さかい珈琲安城店」が2013年10月から営業している。岐阜県各務原市に本社を構えるJ・ARTがFCを中心に全国展開しているカフェチェーンで、安城店は118坪・150席の規模。さかい珈琲はパンケーキやフードメニュー、モーニングサービスが充実すると共に、ソファ席でゆったり過ごすことができるのが特徴。安城店は“愛の石庭”の名称を掲げた直営店で、50台以上止められる広い駐車場を設置、モーニング2回転、ランチ2回転、ディナー1回転と1日5回転する繁盛店という。昨年2月には、同店から12キロ離れた西尾市内にFCの西尾店を出店した。

 さらに、スターバックス三河安城店の近くの県道48号沿いには「星乃珈琲店三河安城店」も営業している。開業は2015年3月。同店はドトール・日レスホールディングが全国展開しているフードメニュー充実のカフェチェーン。三河安城店には2階にパスタ専門の「洋麺屋五右衛門」が入居しているが、同店もドトール・日レスホールディングが全国展開している飲食チェーンで、星乃珈琲店と同時に開業している。

 このほか、新幹線三河安城駅構内には、テナント店の「キーズカフェ三河安城駅店」が2020年10月から営業している。席数は40席(全席禁煙)。同店はキーコーヒーが全国展開しているカフェチェーンで、愛知県下では三河安城駅店を含めまだ4店舗しかない。コーヒーは透明感のあるまろやかな味わいが特徴の氷温熟成珈琲をネルドリップで抽出しているのが特徴。


パンケーキをアピールするさかい珈琲
星乃珈琲店三河安城店
キーズカフェ三河安城駅店







 
 

 

 

2023年1月8日日曜日

Googleで検索されずBingで検索される『安城市の不思議』

  

 Googleのbloggerを使ってブログを作っているが、「ブログ安城市の不思議」の文字を入力しても『ブログ安城市の不思議』は検索されない。アクセス数がまだ少ないのだと思っていたが、Microsoft Bing(マイクロソフト・ビング)を使って検索してみたら上のスクリーンショット画像のような結果となった。Google検索はブログの書き込みを吸い上げていないのか、Bingの検索精度が高いのか分からないが、Bingのユーザーが増大すればもっとブログ安城市の不思議のアクセス数が上がるのではないかとつい期待してしまう。頑張れマイクロソフト。

 ウィキペディアによるとMicrosoft Bingは、Microsoftが提供するポータルサイトで、「意思決定を支援する検索エンジン」というコンセプトを掲げ、他の検索エンジンとの差別化を図っている。旧名称は Bing、MSN サーチ、Windows Live サーチ、Live サーチがあり、Windows Live サーチはWindows Liveサービスの一つでもあった。Bingの検索エンジンは、Googleとは異なる独自の検索技術を採用しているため、GoogleやYahoo! JAPANとは異なる検索結果を示す。プライバシー保護を謳う検索エンジンDuckDuckGoのソースとしても使用されている。地方自治体の偽サイトが検索上位に表示されるなど、検索結果の質については問題を指摘されている。

 ちなみに、Googleで「ブログ安城市の不思議」を検索した上位の項目は次のようになった。タイトルに「安城市の不思議」を使ったウェブサイト、ブログはないようだが、タイトルに使ったこのブログは検索されなかった。



2023年1月7日土曜日

2月23日にコメダ福釜店開店、高棚町にザッカフェ

 

 安城市福釜町にあるJAあいち中央の産地直売所「でんまぁーと安城西部」の斜め前、県道47号岡崎半田線沿いに喫茶店チェーンのコメダ珈琲店福釜店がオープンする。釜ヶ渕西の交差点隣で営業していた中華料理店「桃源楼」が撤退した店舗をリノベーションして出店するもので、現在建物の外装、内装工事が進んでいる。正面に設置された立て看板には「2月23日(木曜)オープン」とあり、すでに昨年12月1日から工事は始まっていたようだ。また、看板によると正社員、アルバイト・パートの募集も行っているという。

 コメダ珈琲店は名古屋市東区に本社を構えコメダホールディングスがチェーン展開しているもので、現在全国に940店舗を数える。安城市内では朝日町の安城店、錦町の安城末広店、今本町の安城今村店の3店舗あり、福釜店は4番目の店舗になる。かつて三河安城南町に三河安城店が営業していたが、数年前に撤退した。店舗の大半はフランチャイズであり、安城市内の店舗もすべてフランチャイズ店とみられる。どこの企業または個人がフランチャイジーとなっているかウェブサイトに出ていないので、コンビニのように多数の店舗をフランチャイズ展開している業者が西三河地区にいるかどうか分からない。

開業に向けリノベーション進むコメダ福釜店

前は中華料理店の桃源楼だった店舗
斜め前にJAのでんまぁーと

 でんまぁーと安城西部のすぐ東側には、自家焙煎コーヒーの喫茶店「BUNT COFFEE(バントコーヒー)」が営業中。新規開業のコメダ珈琲店福釜店とは徒歩2 ,3分の至近距離となり、店舗コンセプトが異なるが、多少の競合は避けられないとみられる。

 このほか、高棚町の県道47号線沿いに「ザッカフェパーク」がオープン準備を進めている。セブン-イレブン高棚店の斜め前の建物をリノベーションして喫茶店を開業をする計画で、店名の入った看板も掲示された。準備状況などを公開しているインスタグラムによると、昨年年明けに開業するの予定で、バリスタ教室も2月には卒業したという。「なかなかオープンしないコーヒースタンドとして密かに話題になっています」と、インスタでは自店を紹介している。果たして今年春ごろにはオープンするのだろうか?

看板も出たが開業日未定のザッカフェパーク
準備中の店舗はセブン-イレブン高棚店斜め前



2023年1月5日木曜日

安城市内農村部神社(旧村社)の正月

 

 『新編安城市史』で住民組合(1962年から町内会)の問題点として、農村部の「地域ぐるみ」の封建的で地元主導的な慣習を指摘している。こういった慣行の代表例が地元神社の氏子費・神社費の一律徴収。地域ぐるみの体質を持つ地域では、町内会に入っている住民全員を神社の氏子としている。第2次大戦後、かつて村社、郷社、県社として地方自治体が運営していた神社は宗教法人として独立した運営に切り替わった。しかし、常駐する神主のいない規模の小さい旧村社は総括宗教法人神社本庁(下部団体に愛知県神社庁)に加盟しているものの、町内会が旧村社を運営せざるを得ない状況に陥っている。もちろん、新しい住民の増えた地域では宗教の多様化も進み、町内会が全住民を神社の氏子とすることは難しくなっている。

 全住民を氏子として神社費(氏子費)を徴収する地区では、正月期間中に氏子参拝者で少しは賑わいを取り戻せているのだろうか? 正月2日に榎前町の八剱神社と福釜町の神明社、高棚町の神明神社を訪問した。榎前八剱神社では門松が飾られている以外は普段と変わらなかったが、福釜神明社は鳥居の前の左右に紙で製作した今年の干支・ウサギの飾りを設置、正月らしい雰囲気になるよう工夫を凝らしていた。

福釜神明社の過去の干支飾り

福釜神明社では片隅で御神酒奉納者一覧掲示

 12月28日付の中日新聞西三河版では、針金の枠に紙を張り付けて、高さ1.5メートルのウサギの飾りを作業中の福釜神明社を取材、「1966年度生まれの住人14人で作る『午未(うまひつじ)会』のメンバーらが、来年のえと・ウサギの飾り付けを行った。2012年から始まった恒例の取り組みだが、えとが一巡した今回で飾り付けは最後となる」と書いている。ウサギの飾りの後ろでは、「12年間ありがとうございました」の文字を入れて、今までの飾りをカラープリントで紹介している(飾りは8日昼まで)。

 また、福釜神明社では拝殿前に「新年祭御神酒等芳名簿」として、御神酒を奉納した住民、企業を一覧表にして掲示。一覧表では1番組から10番組まで組ごとに壹升、貮升、四升を奉納した氏名、企業名を発表しているが、多い組で20人(企業含む)、少ない組で5人と地域ぐるみの慣習に差が出てきているようだ。それでもざっと合計すると御神酒は160升を超えるので、かなりの金額が神社に入ることになる。

社殿前にボード設置した高棚神明神社

ボードには御神酒やお金を奉納した住民を掲示

 一方、高棚神明神社では社殿の前に巨大なボードを立て、御神酒などの奉納者をランダムに書き出して掲示。福釜神明社よりも氏名の掲示が派手で、地域の保守性が滲み出た格好である。また、福釜神明神社と違って奉納金が極端に多いことも特徴で、2千円が17人、3千円が28人、5千円が7人で、1万円や1万5千円、2万円もあり、合計すると20万円以上となっている。これに御神酒料(150本前後)を加えると50万円以上になるとみられ、住民から一律年間2千円の氏子費を徴収する必要があるのか疑問に感じてしまう。

 2日の福釜神明社、榎前八剱神社、高棚神明神社の境内の状況報告では、散歩している住人を1人見かけただけで、いつものように閑散とした雰囲気だった。どこの旧村社も正月といっても宮司や町内会の宮係などが常駐して神事を行っているわけではないので、似たような状況かと
思われる。

奉納リスト掲示もなく静かな和泉八劍神社(榎前も同じ)








ららぽーと安城のテナント187店舗を先行発表

  三井不動産は安城市大東町に開発中の商業施設名を「三井ショッピングパーク ららぽーと安城」に決定、来年4月に開業すると発表。同時に、全テナント約210店舗中187店舗を先行して明らかにした。敷地面積は3万1900坪で、地上4階建ての店舗棟(3階までが店舗)と3棟の地上6階建て立...