2023年8月30日水曜日

JA直売店「でんまぁと安城西部」にライブカメラ5台

 

 国道23号の高棚福釜IC近くで営業するJAファーマーズマーケット「でんまぁと安城西部」は2013年5月にオープンした。一大農業地帯の周りの農家から集荷した新鮮な野菜、果物が多く、またアクセスがよいこともあって、週末は名古屋市など遠方からの来店客も多い。実は同店には5台のライブカメラが売り場内に設置され、商品の出荷状況や店内の混雑状況がスマホ、パソコンなどで確認できるようになっている。

 JAあいち中央のウェブサイトでは、ライブカメラ設置について次のように記載している。「でんまぁと安城西部では、サービス向上を目的に店内にライブカメラを設置し映像配信を行なっています。本サービスでは、店舗内カメラの映像を元に、商品の出荷状況や店舗内の混雑状況を、お客様が事前にご確認することができます。なお、店舗内カメラ映像は、主に商品棚に陳列する商品を撮影しており、これに写る個人を特定・監視することが目的ではありません。また、撮影映像は録画やデータ等の保管はいたしません」。

 ライブカメラのうちカメラ1は産直野菜・果物、カメラ2は産直野菜・果物・ギフト特産品、カメラ3は産直野菜・果物、JA共撰品・特産品、カメラ4は産直野菜・きのこ、JA特産品、カメラ5は鮮魚、精肉、菓子、惣菜をそれぞれ撮影。各カメラの映した全景のほか、ズームした画像なども見ることができる。

福釜町のでんまぁと安城西部
売り場の天井に設置のライブカメラ
ライブカメラのカメラ1ゼンケイ
カメラ1のズーム画像

 このライブカメラの案内ポスターは店舗の入り口や包装台付近の張ってあるが、気が付かない来店客も多いように思う。実際に私も今まで気が付かなかった。JAあいち中央でんまぁと西部のウェブサイトからライブカメラに即アクセスできるので、ぜひ見てみてみたい。あまり見たことのないような興味深い店内画像が目の前に飛び込んでくるのは間違いない。





2023年8月24日木曜日

安城市民ギャラリーで「セロテープアート展」開催中

 ニチバンのセロテープで作品制作する、セロテープアート作家瀬畑亮氏の個展「セロテープアート展2023 in 安城」が安城市の安城市民ギャラリーで開催されている。安城市歴史博物館に隣接する市民ギャラリーでは2018年に続く5年ぶりの開催で、安城市内にはニチバンの工場があることから開催に繋がったという。今回のアート展は市民ギャラリー開館20周年、アーティスト活動25周年記念として開催した。もちろん、協賛はニチバン。

 ニュースリリースによるとセロテープアートは瀬畑氏が考案したもので、ニチバンのセロテープだけを使用するアート作品。芯となる材料を使わず、一からすべてセロテープを巻きつけて造形することを基本とし、さまざまな独自の技法を生み出している。ニチバンでは、2004年に瀬畑氏とスポンサー契約を結び、材料の提供や展覧会の協賛などを通じて、瀬畑氏の活動をサポートしているという。

 安城市の展示会では、「Withコロナ時代」を象徴するメーン作品のほか、「セロフラワーシリーズ」「動物シリーズ」などの立体作品の人気シリーズ、「セロハン画」などの平面作品を約90点展示。また、会期中に関連イベントとして、セロテープを使った作品づくりが体験できるワークショップ「みんなのセロテープ工作」や「オンラインで作家と話そう!」など、さまざまなイベントを開催。さらに、障がい者アーティストの作品も同時に展示している。会場内の作品はセロテープで製作したと感じさせないものが多かったが、それにしてもセロテープだけでできた巨大卵は重かった。

Withコロナ時代を象徴するメーン作品

植物を造形したセロフラワーシリーズ最新作

ガラスケースに動物シリーズ
動物のセロハン画

 セロテープアート展の会期は8月5日から9月3日までで、観覧料は500円(中学生以下無料)。会場内の展示作品は、すべて来場者が誰でも自由に写真撮影できるようにしている。同展はこのあと、岐阜県大垣市(7月21日~9月2日)と横浜市(10月2日~10月28日)でも巡回展を行う予定。

重い!! 触れるセロテープでできた卵



2023年8月22日火曜日

中高年女性のアイドル演歌歌手竹島宏が高浜でミニライブ


  食品スーパーのドミーをキーテナントとする商業施設「Tぽーと」は8月19日(土)、20日(日)の2日間、館内、野外特設会場、エディオン駐車場で「ATSUフェス2023」を開催した。このうち、19日に館内1階のTぽーとホールで開かれた「音ふぇす」では、午後から2回、演歌歌手の竹島宏ミニライブが展開された。

 竹島宏と言われても知らない人も多いと思うが、実は私も春に行われていたTぽーとのパネル展示会を見るまでは知らなかった。ところが、童顔のイケメン中年歌手ということから、中高年の女性に多くのファンがいることを知った。しかも、NHK・BS時代ドラマ『大富豪同心』の主題歌を歌っていることもあって、全国的規模でファンはいるようだ。出身は福井市で、日本海側ではあるが、愛知県とは同じ中部地方である。

 19日のミニライブは、午後1時からと午後3時から30分ずつ行われ、ヒット曲から最新リリース曲まで数曲を歌った。仮設ステージ前には座席付きの優先観覧エリアが設けられ、すべて中高年ファンで埋まり、その後ろの立ち席はファンほか、立ち寄った買い物客などで賑わった。優先観覧エリアは50人分が用意され、同エリアに入場するためには竹島宏物販コーナーで商品を購入して整理券を必要があるとされていた。したがって、優先エリアに座っている50人はCDなどを購入したファンだった。

 ミニライブが始まると、竹島宏の歌の振り付けに合わせてほとんど50人全員が手や体を動かして、まさにアイドルコンサートのような雰囲気となっていた。また、ライブ終了後、優先エリアの50人は全員並んで竹島宏の待機するブースを訪れていた。そこで握手会か、サイン会が行われたとみられるが、目撃していないので実際は何を行っていたかは分からない。中には、キャスター付きキャリーバッグを引いている遠方からの来場者も見かけ、竹島宏は熱心な中高年女性ファンに支持されているアイドル演歌歌手のようだ。

ミニライブは撮影禁止なので終了後の会場




2023年8月17日木曜日

刈谷日劇でA24製作シリーズホラー『X』と『Pearl』上映

映画館に昇るエレベータの中は真っ赤

 今夏のホラー映画シーズンの最後を飾ると言えるのが刈谷日劇。8月18日から米国シリーズホラー映画『X エックス』、『Pearl パール』が上映される。 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で話題の映画スタジオA24が製作したもので、最新作『Pearl』は『X エックス』の前日譚であり、現在制作中の『MaXXXing(原題)』と合わせてA24初の3部作となるという。

 刈谷日劇ではXに名称が変わったツイッターで「夏、涼しい映画館でポップコーンが似合う映画を二本立て。エクストリームな夏の思い出作りのお手伝い、イケイケなやつご用意いたしました。『Pearl』&『X』同時上映(8/18-8/31予定)」とアピール。5階の映画館に昇るエレベーターには、A24の文字を下に貼って2作品のポスターを掲示した。

 最新作『Pearl』は、人里離れた農場で育てられた無垢な少女が抑圧から解き放たれ、無邪気さと残忍さをあわせ持つシリアルキラーに変貌する物語。マーティン・スコセッシ監督が魅了され、ベネチア国際映画祭が狂喜し、「世界中を熱狂されたシリアルキラー “パール” 。彼女の狂気に圧倒されながらも、最後には、彼女の笑顔の虜になってしまう」(チラシから)。

18日からの刈谷日劇上映スケジュール




 

2023年8月14日月曜日

『地球の歩き方』国内シリーズ10作目は愛知

ニュースリリースに掲載の安城市のページ

 今、愛知県内の書店に平積みされている旅行ガイド本がある。学研ホールディングスのグループ会社が8月10日に発売開始した『地球の歩き方 愛知2024-2025』で、累計発行55万部突破の地球の歩き方国内シリーズの第10弾だ。国内シリーズはコロナの影響で海外旅行ガイドの売り行きが大幅減となったため、2020年の東京版から国内シリーズを始めたもので、出版元によると同シリーズ購入者の大半は地元の人という。

 愛知県版の宣伝文句は「掲載件数600軒超! 歴史・文化が満載で、まだ知らない「愛知」の魅力を新&深発見できること間違いなし」で、名古屋はもちろん尾張、西三河、東三河、知多、全54市町村の見どころを網羅している。ニュースリリースでは、なぜか西三河の見本で七夕まつりの写真をあしらった安城市のページを取り上げている。西三河のエリアナビとして、「自動車関連の工業が主産業で、エリア一帯には、これを支える中小企業が多い」と記載。次の見開きページには世界の「トヨタ」の歴史を紹介している。

 安城市は、各見開き6ページで紹介している岡崎市、豊田市、西尾市に続いて、見開き4ページで紹介。冒頭で「安城松平家の拠点は農業も工業も盛ん」と書き、多角的農業を奨励する農業先進地域で、いちじくの一大産地と説明している。さんぽプランで取り上げているのは、安城城址、パンのトラ、デンパーク、丈山苑。デンパークについては1ページを使って季節ごとの見どころ、人気の食べ物、雑貨などを紹介。市外から観光客は少ないが、安城城址、丈山苑も観光スポットとは言えるだろう。しかし、パンのトラが観光スポットに取り上げられているのは驚きだ。カレーパンでギネス記録に挑戦したことが愛知県外でも話題になったのだろうか。それだけ安城市には観光する場所が少ないとも言える。

税込2200円

愛知の由来は『万葉集』
地元書店として紹介の三洋堂書店で平台陳列



2023年8月10日木曜日

シーホース三河、新アリーナ計画始動と発表

 

 プロバスケットボールチームのシーホース三河は8月10日、アイシンと共に地域の交流拠点となる「アリーナ建設プロジェクト」を始動すると発表した。 建設予定地は安城市三河安城町1丁目の新幹線三河安城駅前のアイシン安城工場跡地(2024年末に榎前工業団地に移転)で、2026年10月に竣工の予定。新アリーナの観客席数は約5000席で、新Bリーグが開幕する2026-27シーズンから三河のホームアリーナになる計画。

  シーホース三河は2019年に新ホームアリーナ建設計画を発表したが、新型コロナウイルス流行の影響で2022年竣工予定だった計画が延期されていた。今回始動した新アリーナプロジェクトでは、西三河全域の賑わい創出や、将来に渡るまちづくりに貢献していけるよう、具体的な検討と準備を進めているという。また、安城市が考える「三河安城駅周辺のまちづくり」とも連携を深めて推進していく計画。

 今回発表した新アリーナプロジェクトの概要は次のとおり。「人が動く!」=建設予定地は三河安城駅から徒歩3分、施設敷地内だけでなく、駅周辺も含めた地域を盛り上げることで新たな人流を生み出す。「地域が動く!」=自在に入れ替えが可能な外周部分は店舗、交流の場としての利用も可能、スポーツ観戦施設の枠を超えて地域の人々の手によって発展するコミュニティアリーナに。「未来が動く!」=BリーグPREMIER参入のためだけでなく、地域全体の未来のために、三河全体が動き出し、結束して新たな未来へ加速する。

発表された新アリーナ完成予想図



2023年8月9日水曜日

安城七夕まつりで自衛隊が広報イベント

 

 8月4日から6日まで「第70回安城七夕まつり」が開かれ、3日間で102万人と当初予想の100万人を上回った。この七夕まつり初日開始時間の正午前にアンフォーレ前を通りかかったら、通行止めとなっている車道に自衛隊がテントを張って広報イベントを行っていた。3日間行っていたのか分からないが、初日にはまつり準備段階の午前中から終日実施していたとみられる。もちろん、自衛官のなり手不足に対応した広報活動であり、看板には「アンケートに答えて自衛隊グッズをもらおう」と記載、しかも12歳以上32歳以下限定と但し書きが掲示されていた。

 8月1日付中日新聞朝刊1面に、「自衛隊に名簿提供7割超、募集協力巡り中部114市」という見出しの記事が掲載された。それによると、政府の要請を受けて中部6県の全114市のうち7割以上の84市が住民の個人情報を提供(予定含む)している。「住民が自衛隊への個人情報提供を望まない場合、自治体に名簿からの除外を申請できる制度があるが、制度の周知が不十分で、申請を受け付けていない自治体も多くあるなど、不透明な個人情報提供の実態が浮かぶ」。西三河では岡崎、豊田、刈谷、安城、知立、西尾、碧南、高浜の各市が名簿提供し、知立以外は除外申請の制度も設けている。ただし、記事ではほとんどホームページや広報紙での告知だけで、実際に除外申請したのは碧南市の1人くらいという。

 安城七夕まつりの自衛隊広報イベントでは、テントの前にカワサキモータース製作の大型偵察用オートバイを展示、来場者が触ったり、乗ったりできるようにしていた。テントの中にテーブルでは椅子に座ってアンケート用紙に記入してもらうようにしていたが、自衛隊グッズが無料でもらえるとあって人気を集めていた。若い女性の集団が興味深そうに自衛官の話を聞いているのも目についた。

 自衛官のなり手探しには、市から提供された個人の顔の見えない名簿を活用するより、アンケートに記入した若者の名簿の方が極めて有効と言える。それにしても、アンフォーレ前というのはあまりに場所が良すぎる。知り合いの団体はきちんと出展料払ったのに人通りの極端に少ない場所だったが、自衛隊は特別待遇だったのだろうか。

8月1日付中日新聞朝刊

七夕まつりに登場した自衛隊偵察用バイク

2023年8月7日月曜日

朝日町の岡菊苑は解体、15建てマンション建設へ

  

 安城市朝日町の初代安城町長・岡田菊次郎宅「まちのえき岡菊苑」が3月で閉苑、家屋は不動産業者の管理物件となっていたが、「安城七夕まつり」の期間中に前を通ったら後ろの住宅、塀も含めて全て取り壊されていた。正面に立っている開発事業計画のお知らせの看板によると、鉄筋コンクリート造り15階建ての分譲マンションが建設される。朝日町商店街には低層の商店や飲食店ビルが並んでいるので、完成すれば15階建て高層マンションはかなり目立つランドマークになるとみられる。

 マンション開発を手がけるのは、東京・丸の内に本社を構える不動産関連企業のオープンハウス・ディベロップメント。新築戸建て住宅開発、マンション開発などを行い、名古屋市にも支社を持つ。朝日町の立て看板によると、事業区域の面積は1186平方メートル、建築面積553平方メートル、延べ床面積6008平方メートルで、84戸が入居する予定。建築期間は今年11月1日から令和7年7月31日まで。

裏通りから見ると表札付き門柱だけ残っている

朝日町商店街から覗いた岡菊苑解体現場

 1867年に生まれ、1962年に死去した岡田菊次郎の自宅は碧海郡きっての穀屋となった父親が1917年に店舗も兼ねて建てたもの。朝日町商店街の中心通りにあり、安城市街地で唯一の古い瓦葺き木造建築物とも言われていた。閉苑前の3月1日から15日まで一般開放され、建物保存の署名も行われたが、土地、建物は予定通り売却がされて開発計画が具体化されたものとみられる。中日新聞によると、安城市議会で3月8日に岡菊苑保存についての質問があり、「取り壊しが予定されていると聞いているが、移築を含めた保存は経費、期間の面から断念せざるを得ない」という答弁があった。

 安城七夕まつりでは、飾り付けコンクールで交流都市賞を受賞した「築山さん家のたこ焼き屋さん」の装飾の中で「ありがとう~岡菊苑」の展示も実施。岡菊苑の跡地とはちょっと離れた場所だったが、同じ朝日町商店街の中で木造建築の岡菊苑の外観、室内の柱時計やかつて開かれたイベントなど、懐かしい写真やイラストが展示された。

安城七夕まつり「ありがとう~岡菊苑」展示




2023年8月2日水曜日

まるは食堂三河初出店の「三河安城店」オープン


  新幹線三河安城駅南口のガスト西隣に7月26日、ジャンボエビフライで有名な「まるは食堂」の三河安城店がオープンした。三河地区初進出で、エビフライをはじめ旬の活魚料理を提供するほか、まるは食堂としては初めて炭火で焼き上げるうなぎ料理にも挑戦している。店舗は収容人員190人の1階建てで、70人までの宴会にも対応している。店舗隣には広い駐車場があり、車が54台止められるという。

 新店舗のカウンターに置いてあった広報紙「まるは新聞」7月発行号によると、新店舗のコンセプトは「想いをカタチにする店づくり」。自分の店を持ちたいと思っていた地元出身の山下陽平店長が何度も検討しながら、役員や上司に納得してもらえる場所を見つけ、出店にこぎつけたという。「社員の地元地域に店を持ちたいという想いを、自ら物件を見つけカタチにしてくれました。まるは食堂は私の中で10店舗までと決めています。10店舗目の最後の出店に最幸な足跡を残してくれました」と坂野豊和社長のコメントも掲載。

 営業時間は午前11時から午後3時、5時から10時まで、土・日・祝日は午前11時から午後10時まで。平日限定のランチメニューには名物エビフライ1本付きのまるは定食のほか、お刺身定食、尾頭定食、うな丼とのコラボ定食がある。さらに、お子様ランチ、お子様御膳も用意。まるは定食、お刺身定食は税込1870円。

開業したまるは食堂三河安城店
店舗横には広い駐車場設置
まるは定食(自分でソースかけたエビフライ)

 まるは食堂は創業者の相川うめが魚の行商から魚屋を開業、昭和32年に食堂を始めて、旅館業にも進出して多店化を図っているレストランチェーン。本店は南知多町豊浜にある天然温泉付き旅館併設の「まるは食堂旅館」で、同じ南知多町には「マルハリゾートまるはドライブイン内海店」も展開している。このほか、名古屋市にJR名古屋駅前店、チカマチラウンジ店、ラシック店、イオンモール大高店、常滑市に中部空港店、りんくう常滑店を出店。さらに、令和4年4月には半田市に「まるは食堂ごんぎつねの湯店」もオープンしている

ららぽーと安城のテナント187店舗を先行発表

  三井不動産は安城市大東町に開発中の商業施設名を「三井ショッピングパーク ららぽーと安城」に決定、来年4月に開業すると発表。同時に、全テナント約210店舗中187店舗を先行して明らかにした。敷地面積は3万1900坪で、地上4階建ての店舗棟(3階までが店舗)と3棟の地上6階建て立...